今日も山を登って来ました

山登りのレポートや写真を紹介します!

磐梯山のオモテとウラの一周の旅

磐梯山(標高1816m  日本百名山

f:id:imosyo7:20200505154002j:image

八方台からの磐梯山からの櫛ヶ峰からの銅沼ルート

【残雪期】

登山日 2019/5/5(日)

総歩行距離 11.1km/累積標高差↑1097m↓1095m

活動時間8:37

体力度★★★☆☆

危険度★★★☆☆

絶景度★★★★☆

※あくまで個人的な感想と計測

【コースタイム 登り】

八方台登山口→中ノ湯→磐梯山山頂 2:15

今回の結果 2:20

【コースタイム 下り】

磐梯山山頂→櫛ヶ峰→銅沼→中ノ湯→八方台登山口4:30

今回の結果 4:50

※結果のタイムは休憩時間も含む

【登山口へのアクセス】

車で磐梯河東ICから八方台登山口駐車場へ。60台程度駐車可能な広い駐車場があります。大きなトイレもあります。電車でお越しの場合は磐梯町駅か、扇町駅からタクシーにて30分程度です。バスはありません。

 

福島遠征2日目は会津の宝の山、磐梯山へ〜

ゴールデンウィーク過去ログ第二弾です。

1日目の安達太良山を満喫した翌日、同じ福島県内にある磐梯山に向かいました〜。

磐梯山安達太良山と同じく日本百名山猪苗代湖の側にそびえる独立峰で、間近で見るとかなりご立派。磐梯山安達太良山と同じく活火山であり、1888年の水蒸気爆発で山が半分吹き飛んでいるワイルドな山と聞いてましたが全然そんな風には見えず、とても綺麗な山でした。

 

f:id:imosyo7:20200506091343j:image

・道の駅ばんだいで迎える朝。向こうに磐梯山が〜

 

f:id:imosyo7:20200506091550j:image

磐梯山ゴールドラインを車で行く。立派な山です

 

f:id:imosyo7:20200506091626j:image

・八方台登山口の駐車場到着!7:30で既に車だらけ

 

最初から結構雪深い林道

二日目に磐梯山に行く事にした理由は、八方台の登山口からであれば、2時間ぐらいで結構楽に山頂に行けると聞いたから。流石に二連チャン登山はキツいので。

 

f:id:imosyo7:20200506103816j:image

・今日もたかみーさんと頑張りMAX!

 

スタート地点の標高が高いのか、予想外にもまだガッツリ雪が。安達太良山は全然雪なかったのに。護身用に持って来たチェーンスパイクを最初から装着して雪の登山道を登って行きました〜。

 

f:id:imosyo7:20200506103844j:image

安達太良山とは違う雰囲気の樹林帯

 

f:id:imosyo7:20200506110120j:image

・こりゃまだアイゼンないとキツいがな

 

温泉宿の廃墟、中ノ湯温泉がノスタルジック

静かな雪の樹林帯をどんどん登り進むと、突然視界が開けて、磐梯山がお見え!しかもなんだか硫黄の香りがプンプン。おまけに地面を見ると所々から泡が吹き出ているではないですか…。なんだこの不思議な場所はと思ったら、なんとここが中ノ湯温泉の跡地でした〜

 

f:id:imosyo7:20200506104145j:image

・硫黄の香りがすると中ノ湯温泉に到着

 

f:id:imosyo7:20200506104444j:image

・地面の所々から泡が吹き出てオモロイ

 

f:id:imosyo7:20200506104408j:image

・中ノ湯温泉の廃墟。建物のまわりには温泉の池

 

f:id:imosyo7:20200506104620j:image

・ぬるい温泉が湧き出てる。これぞ源泉掛け流し!

 

雪の林道を抜けて弘法清水小屋へ

温泉から更に樹林帯が続きますが、道が狭い部分やプチトラバースゾーンもあり、歩くのが少々大変な箇所も。開放的だった安達太良山とはなんか対照的。雪が無ければもっと楽なんでしょうね。温泉から1時間程登ると弘法清水小屋に到着です。

 

f:id:imosyo7:20200506105500j:image

・どんどん山深くなって行きます

 

f:id:imosyo7:20200506110225j:image

・樹林帯を抜けると目の前にどデカい磐梯山

 

f:id:imosyo7:20200506110522j:image

・いい感じの雰囲気の弘法清水小屋に到着

 

f:id:imosyo7:20200506110558j:image

・櫛ヶ峰(右)や西吾妻山(奥)を見ながら休憩〜

 

本日の核心部、雪の急登をクリアして山頂へ

小屋で休憩したら、一気に山頂へ!山頂直下は雪渓の急登が待ってます。ここをクリアしないと山頂には行けません。12本アイゼンやピッケルがあれば楽勝でしたが、今日は二人とも軽アイゼンしか持ってなかったので、ズリ落ちない様に慎重に登って行きました…

 

f:id:imosyo7:20200506110758j:image

・結構な急登やなぁ〜。ホンマに登れるんかいな


f:id:imosyo7:20200506110754j:image

・ゆっくり登れば意外と軽アイゼンでもいける


f:id:imosyo7:20200506110805j:image

・道が徐々に狭くなり、左手が断崖絶壁に…


f:id:imosyo7:20200506110801j:image

・まさかこっち側が吹き飛んだ火口とか?

 

f:id:imosyo7:20200506111308j:image

・急登をクリアして細い藪ロードを抜けると…

 

磐梯山の山頂は360°の大パノラマ!

雪の急登を登りきると遂に山頂に到着!雪のせいか思った程楽勝ではなかった様な。山頂はたくさんの人で賑わってました。

そして何より凄いのがその眺望。東北の山々をはじめ、目の前にでっかい猪苗代湖が広がります!そして登山口から見えなかった裏磐梯エリアも出現。五色沼桧原湖が広がる雄大な自然を一望可能です〜。めちゃくちゃいいとこやん!

 

f:id:imosyo7:20200506111336j:image

・今日も二人で無事に登頂出来ました〜

 

f:id:imosyo7:20200506112212j:image

・大パノラマが広がる山頂。飯豊山がキレイ!

 

f:id:imosyo7:20200506112253j:image

猪苗代湖がデカすぎ!

 

f:id:imosyo7:20200506112321j:image

・沢山の湖や沼が点在する裏磐梯方面

 

f:id:imosyo7:20200506112552j:image

・デンジャラスな雰囲気の火口と櫛ヶ峰

 

f:id:imosyo7:20200506112515j:image

・昨日に続きこれぞ絶景昼ごはん!

 

満足して引き返すつもりが、後半戦スタート!

山頂を満喫した後は、雪の急登を慎重に下って小屋に戻ります。日本百名山と言うだけあって、どんどん人が増えてました。天気も良すぎで、このまま戻るのはちょっともったいない気がして来ました。

 

f:id:imosyo7:20200507093902j:image

・今度は雪の急登を下って小屋へ

 

小屋で美味しいフルーツポンチを頂きながら小屋のご主人とおしゃべり。

「あの厳つい感じの櫛ヶ峰には登れるですか?」と聞くと「一応登れるし、たまに登る人はいるけど危ないだけで山頂には標識も何にもないよ。」とのこと。


f:id:imosyo7:20200506112924j:image

・山奥でフルーツポンチなんてオシャレやん

 

なるほど、櫛ヶ峰を登るかどうかは置いておいて、天気もいいし時間もあるので裏磐梯方面をまわって銅沼を経由して帰る事に。こっちのルートに行くとかなり距離と時間が伸びてしまいますが、せっかくここまで来たので思い切って行ってみる事にしました〜。

 

f:id:imosyo7:20200506115036j:image

・櫛ヶ峰の誘惑が。裏磐梯方面に行ってみましょ

 

魅惑の裏磐梯方面へ。そして悲劇は起きた…

小屋から裏磐梯方面へ続くルートへはまた残雪の急坂を下る必要がありました。残雪歩きにはすっかり慣れてしまったので、私は調子に乗ってホイホイと下って行きました〜。

その時…

 

f:id:imosyo7:20200506114647j:image

・結構な急登。ここを下りないと裏磐梯には行けない

 

雪の急登を降下中、私は岩を避けようとして少しルートを逸れトレースの無い部分に踏み込んでしまい、その瞬間悲劇は起きました…。

踏み込んだ左足が勢いよく雪を踏み抜き、腿の付け根まで一気な埋まりました!私は坂の下方に向かって勢いよくぶっ倒れ、とっさに反対の右足で倒れない様に踏ん張ります、が

グアァァァァァァ!!!右足膝に激痛が走り、私は倒れたまま動けなくなりました…。股が裂けた様になり右足が変な方向へ…。右膝の感覚がない…。まさか折れた?オレ、遂にやっちゃった…。初めてレスキュー呼ぶ時が来たか…。保険入っているから大丈夫だよね?など色々な事を考えました。

 

f:id:imosyo7:20200506114742j:image

・悲劇が起きた直後の私。痛みに悶え苦しみ動けない

 

踏み抜いたまま動けず、足を抜こうとすると激痛が〜。たかみーさんと、通りがかりの二人のおじさんの三人に引っ張り上げて貰い、座りこんでしばらく放心状態になってました。

三人が爆笑していたのを今でも覚えています…。

幸いにも足は折れてませんでした〜。立ち上がる事も出来、痛みながらも膝を動かす事が出来ました。助かった〜、ストックをつきながらなんとか歩く事は出来そうです…汗

 

f:id:imosyo7:20200506115111j:image

・助かった〜、なんとか歩けそうかも

 

負傷後のどうしようもない第二の試練、それは

傷むけど、足をかばいながらなんとか歩ける。問題はこの足でヨチヨチでも登山口まで日が暮れる前に戻れるかどうかと言う事。引き返す事も考えましたが、下って歩くだけならギリギリなんとかなるかもと判断し、予定通り青く光る銅沼に向けて歩き始めました。

 

f:id:imosyo7:20200506115155j:image

・写真で見る以上に結構遠い青い銅沼(あかぬま)

 

f:id:imosyo7:20200506115505j:image

・それにしても凄い光景。さっきまでと別世界

 

f:id:imosyo7:20200506115533j:image

・火山ガスの警告。直訳すると危ないって事ですね

 

しばらく進むと櫛ヶ峰(1635m)の目の前にいました。その荒々しい山容に息を飲みます。噴火で吹っ飛んでそのまま放置です!って感じの見た目が凄い。硫黄とか火山の成分なのか自然の山とは思えない鮮やかな色。

目の前に登山口らしき物があり、入口の岩にはでっかいバツが描いてありました。登山地図で見るとルートの表示もなく、早い話この山に登るなって事なんでしょうね。

 

f:id:imosyo7:20200506115839j:image

・こんな山なかなか見れない!ゴイス〜

 

誘惑には勝てず、ちょっと危ない櫛ヶ峰を攻略

櫛ヶ峰を眺めていると、たかみーさんがどうして登ってみたいと言い出し、2、30分ぐらいで登れそうだとの事でザックをデポって櫛ヶ峰へ行ってしまいました!

えっ、マジで、俺どうすりゃいいの?待ってろってこと?実は私も登りたいんですけど、右足が…。もしかしたらこれぐらいの痛みならガマンできる…?行けるとかまで行ってみて、ヤバそうなら引き返せば…。

 

f:id:imosyo7:20200506115906j:image

・あぁぁ、たかみーさんが行ってしもーた!

 

f:id:imosyo7:20200506115943j:image

・やっぱ予想以上にヤバイ…。落石注意です

 

f:id:imosyo7:20200506120020j:image

・なんとか登れてますけど、凄い道です

 

f:id:imosyo7:20200506120528j:image

・なんだかんだで二人で無事に山頂へ〜!

 

櫛ヶ峰山頂にて、これが磐梯山のウラの顔

そしてなんとか登頂完了!普通に登った様に見えますが、危ないし、足痛いしで正直かなり辛かった…。

山頂には当然人などおらず、ただの狭い広場という感じで整備もされておらず、山頂標識もありません。火山監視システムが一台あるだけ。

 

f:id:imosyo7:20200507092852j:image

安達太良山と同じくここにも火山監視システムが

 

しかし、山頂からは磐梯山の火口と吹き飛んだウラ側が丸見えです〜。もうハッキリ言ってオモテとは別の山。この裏側は、櫛ヶ峰を登らないとここまではっきりと見れなかったかもですね!でも勧められる山ではありません。

 

f:id:imosyo7:20200506120703j:image

・ビンボっちゃまみたいにウラは別物の磐梯山

 

f:id:imosyo7:20200506222707j:image

・でっかい岩と猪苗代湖

 

f:id:imosyo7:20200506120733j:image

安達太良山もキレイに見えました〜

 

f:id:imosyo7:20200506120924j:image

・気が済んだので慎重に撤退します…汗

 

長い長い銅沼への、苦悩の道のり

櫛ヶ峰を無事に下山した後、銅沼に向けて歩き始めましたが、だんだん足の痛みが増していっている様な、ない様な…。下りがとにかく急で、下りの階段も延々と続いたりしていてとにかく足への負荷が大きい。でも銅沼は全然近づいてくれないのでありました…。

 

f:id:imosyo7:20200506122104j:image

・急な上にガレたり長い階段が。予想以上に辛い

 

f:id:imosyo7:20200506122201j:image

・さっき登った櫛ヶ峰がやっぱすげえ!

 

f:id:imosyo7:20200506122244j:image

・こんなに歩い出来たのにまだ4.8kmもあるとは〜汗

 

f:id:imosyo7:20200506122328j:image

・どっちに行っていいかよく分からないゾーン

 

f:id:imosyo7:20200506122428j:image

裏磐梯の荒野を進んでる様子。凄い景色です

 

f:id:imosyo7:20200506123228j:image

・やっとで折り返し地点の裏磐梯スキー場へ

 

f:id:imosyo7:20200506123326j:image

・看板で磐梯山について勉強しながら休憩中

 

最後の観光スポット、銅沼に到着〜

足の痛みにも慣れて来て途中から道も平坦になり、ゆっくりながらもなんとか進む事が出来ました。しかし単純に距離が長く感じる様な。スキー場を越すと登山道が雪解け水で水没しており、濡れずに歩ける場所を探してながら進むハメに。かなりの水量でなかなか前に進めません…。

 

f:id:imosyo7:20200506123527j:image 

・今度は水没登山道地帯が。道合ってんのかな?

 

そしてしばらく歩くと念願の銅沼に到着!もっと地味な沼かと思いきや、かなりデカくて湖の様。銅沼越しに見る磐梯山は大迫力で、やっぱウラ磐梯は凄すぎやなと実感したのでありました〜。辛かったけど本当に来て良かったと思えた瞬間!

 

f:id:imosyo7:20200506123604j:image

・あぁ〜!やっと銅沼に到着や〜涙目

 

f:id:imosyo7:20200506123706j:image

・銅沼越しの裏磐梯。グレイトッ!の一言

 

最後の気力を振り絞って〜

こんな足じゃなければこんなに疲れる事もなく来れたのだろうか。でもたかみーさんも若干バテ気味だし。このままのんびりと登山口に帰るのかと思いきや、最後にどえらい登りが待ち構えておりました。本当にいじわるです〜

 

f:id:imosyo7:20200506124511j:image

・近い様で全然遠い登山口。早く帰りたいっす

 

f:id:imosyo7:20200506124553j:image

・最後の最後に激しく長い登りが。あんよが限界っす!

 

f:id:imosyo7:20200507151622j:image

・延々と登り続けると中ノ湯温泉の廃墟が!

 

また中ノ湯温泉を経由して登山口へゴール

意外と急で長い樹林帯の登りきると序盤にあった中ノ湯温泉に戻って来て、最初のルートに合流します。裏磐梯方面は凄い雄大な自然を堪能する事が出来、どう考えてもオススメですが、道も若干分かり辛く、ガレ場や水没ゾーンも多く、長く感じて意外とハードでした。

負傷せず、櫛ヶ峰にも行かなければもうちょい楽だったのでしょうか?でも日没前に無事に下山出来て本当にホッとしました〜

 

f:id:imosyo7:20200506124641j:image

・懐かしの中ノ湯の廃墟へ到着!裏口から失礼します〜

 

f:id:imosyo7:20200506124707j:image

・ヌルくてもいいから温泉に飛び込んでいいっすか?

 

f:id:imosyo7:20200507151916j:image

・ブクブク湧き出る温泉。熱ければ入ってたかも!

 

f:id:imosyo7:20200506124750j:image

・日没前に帰って来れた!たかみーさんサンクスです!

 

f:id:imosyo7:20200506124838j:image

・ちょっと無謀な磐梯山一周の旅コンプリート!

 

素晴らしきかな福島登山の旅

この二日間、福島登山の旅は想像した以上に素晴らしいモノでした!天気も二日とも良くてラッキーすぎ〜。福島の山は、関東近郊や、八ヶ岳、南北アルプスとは全く異なり、独特の雰囲気でした!同じく山でも地域によって色んな個性があるんですね。火山って言うのもポイントだったのかもしれません!火山地帯だけに温泉も素晴らしいですし〜。

これからも年に二回ぐらいこっち方面にも遠征したいと思います!また来るのが楽しみじゃ!

 

f:id:imosyo7:20200506125041j:image

裏磐梯リゾートエリアにある香の湯。露天風呂です


f:id:imosyo7:20200506125038j:image

・ソースカツってどこに行っても名物化してますね

 

山登り初の負傷。靭帯損傷して全治二ヶ月

今回残念ながら、初めて山で負傷してしまいました…。良い勉強になりました。残雪期の踏み抜きは本当に怖いですね〜

なんだかんだで歩けたから大したケガではないと思ってましたが、実は靭帯を派手に損傷していて、その翌日から右膝が腫れ上がり、悪化してまともに歩けない日々が始まりました。全治二ヶ月以上で当然しばらく山にも登れなくなりましたし。負傷した直後、あの足で、何故あんなに歩きまわれたのか不思議でなりません。人体の神秘ですね〜。

皆さんも気をつけましょう!

 

f:id:imosyo7:20200507160457j:image

・早期回復に向け高尾山でリハビリに励む日々

 

ではでは