今日も山を登って来ました

山登りのレポートや写真を紹介します!

噴火して6年 はじめて御嶽山を巡る

御嶽山 剣ヶ峰(標高3067m  日本百名山

摩利支天山(標高2959m )

継子岳(標高2859m )

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濁河温泉からのピストンルート

登山日 2020/9/27(日)

総歩行距離 16.4km/累積標高↑1626m↓1617m

活動時間7:16

体力度★★★☆☆

危険度★★☆☆☆

絶景度★★★★★ 

※あくまで個人的な感想と計測

【コースタイム 】

濁河温泉登山口1:40→のぞき岩1:35→飛騨頂上五の池小屋0:20→白竜避難小屋0:35→ニノ池山荘0:30→剣ヶ峰0:25→ニノ池山荘0:35→白竜避難小屋0:20→摩利支天山0:30→飛騨頂上0:30→継子山0:25→飛騨頂上1:10→のぞき岩1:15→濁河温泉登山口

トータル9:40 

今回の結果 7:16  

※結果のタイムは休憩時間も含む

【登山口へのアクセス】

自動車で行く場合は 高山から国道361号木曽福島方面)、県道463号線、(チャオ御岳マウントリゾート方面)約100分

下呂温泉からの国道41号で来るルートは通行止めになってましたのでご注意を。

 電車のの場合 JR飛騨小坂駅下車か JR下呂駅下車でタクシーにて。バスはないそうです

【地図等の詳細データはヤマップにて】

https://yamap.com/activities/7866240 

 

9月27日に御嶽山に登って見ると言う事

凄まじい雨の中約20年ぶりに下呂温泉に到着。前回ここに来た時は就職したての頃?ある夏にレンタカーで高山に行った時に立ち寄ったのが下呂温泉

明日は御嶽山に登るので、当時が懐かしくなって下呂温泉の辺りで宿泊する事に。(結局車中泊でしたけど)チューハイを飲んだ後、地図を見ながら明日の御嶽山に備え眠りに着きました。

 

9月27日。そう、2014年9月27日は御嶽山が噴火した日。死者行方不明者63名の大惨事となりました。

私は当時登山を始めたばかりで、ニュースで御嶽山噴火を聞いた時、御嶽山の存在をまだ知らなくて、奥多摩の御岳山が噴火したのかと勘違いして驚いた記憶があります…。それにしても噴火の映像は本当に恐怖でショッキング。人って山でこんなにあっけなく死んでしまうのかと、色々と考えさせられた覚えがあります。

そしてあれから6年。10月13日まで期間限定で山頂の剣ヶ峰の入山規制が解除されているとのことで、噴火が起きた9月27日に登り、御嶽山を巡ってみようと思いました。

それにしても大雨は夜もずっと降り続け、天気が物凄く悪い。明日の天気予報は曇り時々晴れ。最近本当に山で晴れないし、なんかチョット気が重いんですよね…。

 

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・懐かしの下呂温泉に到着〜。温泉入ります

 

濁河温泉から御嶽山を目指す

御嶽山は様々なルートがあり、長野側の大滝や中の湯から登るルートかメジャーかも知れませんが、私は富山から来たので岐阜側の濁河温泉からアクセスする事にしました。この濁河温泉は岐阜の秘湯と言われているらしく、下山後に是非入って帰りたい思いまして〜。楽しみです。


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濁河温泉登山口駐車場は早朝から既に満車


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・なんとか駐車して朝6時半から登山開始

 

まずは八ヶ岳ライクな苔の森を抜けて

天気は予想通り雨混じりのガスガス。予報には曇りってなってたのに…。しかも昨晩の大雨のせいか道は水溜りだらけでドロドロ。トレランシューズはすぐにビチャビチャになりました。

それでも登山道は木道等で良く整備されており、樹林帯は苔むしていて、ガスと相まってとても良い雰囲気です〜。とても八ヶ岳ライクな場所です。


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・ガスりまくりな上、シトシトと雨が…


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・天気はイマイチだか苔がとても綺麗


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・凄くいい雰囲気です。癒されるわ〜


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・苔の森を抜けると登りが急に


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・のぞき岩到着。真っ白でなんも見えへん

 

八合目を過ぎると森林限界

天気が向上する気配はなく、水分が多めの重いガスと、小雨が私の体を濡らします。八合目まで来て、本当にここから先に進むべきなのかとだんだん疑問になって来ました…。この前森林限界を越えても恐らく何も見えないのは確定。ガスも濃厚過ぎて晴れる気配もない。はじめて来た御嶽山をこの状況で登るべきなのか…。

天気予報では昼前に少し晴れるとなってました。もう半分諦めてますが、ここで引き返すのはキリが悪いので、飛騨頂上まで行ってみる事にしました。


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・八合目着。ここから森林限界らしいです


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・樹林帯を抜けてもやはり真っ白〜


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・今日は引き返すべきなのか葛藤中

 

なんとか飛騨頂上に到着。さあどうする

真っ白なガスの中、なんとか飛騨頂上に。本当は凄くいいところらしいのですが、景色が見えないどころかとにかく寒い…。どんどんテンションが下がり、もうここで終わりかなと腹をくくっていると、意外と他の登山者の方がいらっしゃって、引き返すこともなく皆さん剣ヶ峰の方へ向かって行きます。

う〜ん、私だけここで引き返すのは如何なものか。まだそこまで疲れてないし、こんな状況はこれまでも良くあったし、剣ヶ峰もそこまで遠くなさそう。今日逃したら今年は剣ヶ峰にはもう行けないだろうし、とりあえずなんとかピークだけ踏んで、被災者の方を追悼して今日は早めに切り上げるか…。と言う判断へ変更。そして剣ヶ峰に向けて再び歩き出しました。

 

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・なんとか飛騨頂上到着


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・ていうか風もあり凄く寒い。最悪や


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・名物の五の池小屋もこの有様…。悲しい


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・さあ、これからどうしましょうか…

 

噴火の爪痕を感じながら剣ヶ峰へ…

凄い岩場的な道を登っていく。視界はとても悪く相変わらず何も見えない。レインウェアを着て手袋をつけたから寒さはなんとかしのげそう。

すると目の前に、生々しく朽ちた祠や小屋が…。剣ヶ峰に近づくと言う事はそう言う事なのかと悟る。賽の河原はガスのおかげか不気味さが増し気味。そしてニノ池に近づくと足元に砂の様な灰が…。私はこの悪天候や山登りの事を忘れ、ここで何で起きた事を静かに想像してました。


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・近年稀に見る酷いガス。通常ならやめてる


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・白竜避難小屋がある祠


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・そして賽の河原へ


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・たくさんの石積みや地蔵が。チョット怖い


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・ニノ池山荘へ到着。剣ヶ峰までもう少し


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・足元が砂地に。砂ではなく灰ですね…

 

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・灰で覆われたニノ池


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・正直不気味です…。この先に剣ヶ峰が

 

そしてその時は突然やって来た!

ニノ池山荘で少し休憩して、灰の道を剣ヶ峰に向けて再び歩き始めると薄っらと空が明るく水色に。そしてみるみるうちにガスのベールが剥がされて、あっと言う間に辺りは青空と雲海の景色に様変わりしました〜!!

なんと言うイリュージョン!凄い…、凄過ぎる。こんなサプライズand奇跡が起きるとは!昼前に少し晴れると言う天気予報はこのことだったのか〜。気力を取り戻した私は剣ヶ峰に向けて歩き出しました!

 

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・えっ、突然ガスが


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・おぉ!青空が広がって来た〜


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・この尾根を登れば剣ヶ峰なんですね!


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・あぁ〜、何という光景(涙


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・素晴らしい雲海!


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・剣ヶ峰までもう少し


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・山頂直下。綺麗な避難ブースが出来てます


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・これを登れば山頂です〜


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・剣ヶ峰の山頂へ!あの像テレビで見た


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・奇跡の天気で山頂を迎えられました〜!

 

山頂からの眺望を見て何を思う

雄大な火口、深く蒼く光る空、どこまでも広がる雲海。こんな光景はなかなか見れません…。沢山の人で賑わう山頂。みんな笑顔です。

6年前も快晴で山頂からこんな眺望が広がっていて、みんな笑顔だったはず。この後あんな事が起きるなんて誰が想像出来たでしょうか。噴火が起きたのはちょうど正午の手前ぐらいで、山頂は多くの人で賑わってはず。これが運命だとしたら悲しすぎます。

この残酷な程美しい光景を前に、山を登ると言う事がどう言う事なのか、改めて考えさせられました…。

 

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・巨大な一ノ池とどこまでも深い空


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・さっきはガスで見えなかったニノ池も


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・綺麗に復元された祠と像


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・多く人で賑わう山頂


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・テレビの中継もやってました

 

ガスが晴れて改めて御嶽山巡り〜

山頂から景色を堪能した後、私は来た道を飛騨頂上に向けて戻る事にしました。来る時はガスで真っ白で何も見えませんでしたが、帰りはまるで別世界で、素晴らし過ぎる景色が広がってました〜!

当初は悪天候で直ぐに下山するつもりでしたが、あまりに天気や景色が凄いので、ルートの途中にある摩利支天山に寄り道して戻る事に。

 

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・さあこれが本番です!


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・まずはニノ池とニノ池山荘別


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御嶽山には沢山の地蔵が

 

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・灰で埋まったニノ池


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・ニノ池と黒い像


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・こんな風景だったとは〜。再び賽の河原へ


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・晴れても不気味な賽の河原


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・ここにも幾つかお地蔵さんが


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・振り返ると剣ヶ峰


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・三ノ池が一番キレイ!記念撮影〜


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・元気になったので摩利支天山へ寄り道


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・少し岩場で楽しい摩利支天山への道のり


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摩利支天山到着!


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・ここはガスが多め。山頂はかなり狭いです


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・元来た道に戻ります。雲海スゴシ


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・飛騨頂上とその向こうの継子岳〜


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・三ノ池の青さが際立ちます


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・飛騨頂上と五の池小屋に戻って来ました


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・今朝とは別世界の五の池小屋!賑わってます


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・テラスでオニギリ。少し休憩です

 

継子岳から被災者の方に黙祷を捧げる

今日は早めに帰りたかったので、休憩後に五の池小屋からそのまま下山するつもりでしたが、継子岳まで続く道があまりに綺麗だったのでサクッと行ってみる事に〜。まだ昼前で時間もたっぷりありましたので。

継子岳までは緩やかな道のりで、激しい登り等はなく、ただただ気持ちがいい道のり。

継子岳の山頂から飛騨頂上に戻る途中の正午ごろ、6年前に噴火が起きた時間になり、黙祷の案内放送と共に被災者を追悼する鐘が御嶽山に鳴り響きました。


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・向こうに見える丘の様な場所が山頂


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・ハイマツの絨毯を進みます〜


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・かと思えば凄いガレ場


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・そして山頂。山頂で知り合いに会いました〜


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・戻る途中、被災者の方々へ黙祷を捧げました

 

そして飛騨頂上から一気に下山

一通りピーク踏む事が出来きて満足したので、御嶽山に別れを告げ下山しました。本当に今朝引き返さなくて良かったです。

もし今日も噴火が起きたらどうなっていただろう?私ならその時に何を思い、どう行動しただろう?そしてもし私に何かあったら家族はどう思うだろう?色々な想像をしなが登山口へ戻りました。


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・朝は真っ白でしたがこんな場所だったとは!


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・雲の中に入ったせいか下の方はガスり気味


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ジョーズ岩だそうです


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・再び苔の森を抜けて〜


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・そして登山口到着。今回も無事にゴール


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・朝は無かったのに献花が沢山

 

濁河温泉で疲れと汚れを落として帰宅〜

下山後のお楽しみと言えば温泉!今回は岐阜の秘湯と呼ばれる濁河温泉に入るのを楽しみにしてました〜。温泉旅館はいくつかあるのですが、日帰りで一番入り易いのは市営の露天風呂でしょうか。大きな露天風呂が一つだけの野外露天風呂で、洗い場も外ですがちゃんとシャンプーやボディーソープもあります。夜に入るのは今の時期だとチョット寒そう。昼前に木や空を見上げながらのんびり入れて、至福の時間を過ごす事が出来ました〜


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下呂濁河温泉には滝が沢山あるそうです


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・きったね〜。はよ温泉入らなければ


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・そうココ、ココ。ココに来たかったんです


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・露天風呂しかないですが、とろけます〜!


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・飛騨のつるや食堂でご飯を食べて帰りました

 

今回は休憩御嶽山へ登る事にして、朝から無慈悲なガスと雨に打たれながらのスタートでしたが、山頂直前で嬉しいサプライズとなり、サイコーの登山を満喫する事が出来ました!

6年前の噴火はとても悲しい事故ですが、今日御嶽山を登った事で、山登りを続ける限り常に死と隣合わせなんじゃないかと、改めて考えさせられました…。安全第一でこれからも山登りを楽しみたいと思います。

 

今回は本当に素晴らしい一人旅でした〜

ではでは