今日も山を登って来ました

山登りへの思いやレポートを写真で紹介するブログです

蓼科山のメリークリスマス

蓼科山(標高2531m  日本百名山

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女乃神茶屋からのピストンルート

登山日 2020/12/25(金)

総歩行距離 6.1km/累積標高差↑808m↓808m

活動時間4:50

体力度★★★☆☆

危険度★★☆☆☆

絶景度★★★☆☆

※あくまで個人的な感想と計測

 

【コースタイム 登り】

女乃神茶屋登山口2:50→蓼科山山頂

トータル 2:50

今回の結果  2:35

 

【コースタイム 下り】

蓼科山山頂2:20→女乃神茶屋登山口

トータル 2:20

今回の結果2:00

※結果のタイムは休憩時間も含む

 

【登山口へのアクセス】

車で中央道自動車道諏訪ICより45分
無料駐車場約50台。大きな仮設トイレあり


バスの場合JR茅野駅から蓼科高原ラウンドバスに乗車し「蓼科山登山口 」下車

 

【今日の温泉】

白樺湖温泉すずらんの湯 700円

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白樺湖畔にあり、湖を眺めながらまったり入浴。浴槽や洗場も広く、サウナと水風呂もアリ。源泉掛け流しの露天もいい感じ〜。この辺りに来たら、かなりおススメ!

https://www.city.chino.lg.jp/soshiki/kankou/276.html

 

【地図等の詳細データはヤマップにて】

https://yamap.com/activities/9182696 

 

東京帰省のついでに蓼科山に寄り道する事に

こんにちは!イモショウでーす。

私は家族とクリスマスを過ごすべく、24日で仕事納めをして、25日から正月休みを頂く事にしました。一応山装備も一式車に積んで早朝からいざ東京へ。

 

めちゃ天気悪かったのに、諏訪湖に接近するにつれて徐々に空が青くなって来ました。そして蓼科山がチラリ。先週の北横岳から見た蓼科山が素晴らしくて、ちょうど近々登りたいと思ってたところです。

どうせ登りに来るなら今登ってしまえば?普通にピストンするだけならそんなに時間かからないし、そこまでハードではないはず。自宅には最悪夕ご飯までに帰れば家族から責められる事もないだろうし。

と言う事で高速道路を諏訪で降りて蓼科山へ向かいました〜。

 

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・先週北横岳から見た蓼科山。魅力的すぎ

 

女乃神茶屋登山口から蓼科山登山スタート

蓼科山に登るのは人生二度目。前回は数年前の残雪期に登り、その時は殆ど雪もありませんでした。

そしてその時は何故か北側の七合目登山口から入り、コチラの女乃神茶屋に下りて来ました。普通はコチラの女乃神茶屋からピストンするのが一般的。と言う事で準備完了したらスタートしました!開始時間は10:30ですが、ピストンで5時間ぐらいなので、下りて来てすぐに東京に向かえば、夕ご飯に間に合うはず〜。

まずは山頂まで3時間弱の道のりです。

 

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・久々の女乃神茶屋の駐車場。車少なめ。


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・立派な仮設トイレ。入山届けのポストも有り


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・本日のワールドマップ


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・登山口はここです


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・しばらく静かな林を行く


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・突風登りが急になります


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・雪少ないけど、道氷まくりで滑りまくる


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・まだ早い気はするけど12本アイゼン装備


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・見上げると全然雪無いように見えますが、


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・見下げるとこんな感じで一面雪


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・平坦な道になりました。林がキレイ〜

 

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・なんかの巣

 

延々と続く急登開始〜エンドレスで修行モード

のんびり林を気持ち良く歩きながら、今日はこんな感じで終わるといいなーって甘い妄想を描いていると、本当にただの妄想でした…汗

そして遂に長い長い急登が…。眺望もほぼ無く、ひたすら直登の修行の様な道のりの始まりです〜。


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・雪増加中

 

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・激しいアイゼンの跡


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・延々と直登です…汗。ていうか暑いなぁ


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・冬の苔


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・青空が出たり、引っ込んだり


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・振り返るとたまに眺望


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・雪更に増加中。しかも風も


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・雪のダマ


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・ラジャ!


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・天気がいいのか悪いのか

 

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樹氷がナイスです!


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・クウウウ〜、ひたすら直登やぁ〜

 

気温が急低下!真っ白な縞枯エリアを抜けて

登り始めは暑くてシェルを脱いでフリースになったのに、高度を上げるにつれてどんどん気温低下中…。クソサビ〜。

それに伴い景色も白く変化。それは雪のせいではなく、なんか色々な物がどんどん凍って行ってる様子。縞枯地区に入ると樹氷で辺りが真っ白!色々なタイプの樹氷を拝む事が出来て楽しいっす!でもサビー

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・直登は絶賛継続中。辺りが白くなって来た


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・そして縞枯れ地区へ


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樹氷祭り

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・神秘的や〜


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・あまりの寒さにシェルとテムレスを装着


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・色んな樹氷

 

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・芸術的〜


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・極寒ワールド


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・縞枯れ樹氷

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・あー!やっと樹林帯を抜ける〜

 

森林限界を抜けるとゴロゴロの岩まみれ

森林限界を越えると岩まみれになり、植物の気配は無くなります。ひたすら岩。延々と岩。

岩の上はアイゼンで歩き辛いんです…。

岩だらけでとにかく不思議な光景。山頂にたどり着くと平らでとにかくだだっ広い。そして見渡す限り岩、岩、岩。

そして目の前にはでっかい北横岳がお見え。今回は雲が多めで北横岳ぐらいしか見えませんでしたが、天気が良ければ八ヶ岳を北から一望可能なはず!


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・ここまで来れば山頂はもうちょいか

 

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・結構歩き辛いので注意して

 

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蓼科山ってプリン型してるんですよね


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・岩場歩き続行中。山頂まだかい

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・見下げると凄い迫力〜


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・目の前には北横岳です。モヤっても綺麗


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・やっとで蓼科山頂ヒュッテに。寒すぎ〜

 

極寒爆風の山頂散策 今日一番ヤバかった〜

やっとで山頂へ〜。山頂はだだっ広いゴロゴロ岩の広場。そして凄まじい風が吹き荒れる…。体感温度も相当低い…。

う〜ん、これは長期滞在は無理や。なんか危険な匂いがする。山頂はこんなにも広いのに誰もいなくて貸し切り状態。贅沢と言えば贅沢な訳だけど。

 

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・ヒュッテから山頂までちょっとだけ登る


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・しばらく登るとこの標柱が。ココが山頂?

 

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・岩まみれの山頂。向こうまで行く必要ある?

 

この山頂、実は登りきったすぐの端にちょっとショボい標柱らしき物が立ってます。これが多分山頂。本音としては、この標柱の写真を撮って、とっとと退散したいところですが、山頂の中央に謎の鳥居があり、その鳥居を挟んで更に反対端に展望図示盤的な物が見えます。それが結構遠い…。なんで三つがこんなに離れてんのよ〜、一箇所に集めよーよーってツッコミたくなるレベル。それに岩だらけで道らしい道もないし。是非鳥居や展望図示盤まで行って見たいけど、風と冷気で身の危険も感じるし…。でも展望図示盤の方まで行った事ないから、なんか大変そうだけどせっかくだから行って見る事にしました。

地味に壮絶やった〜。楽しかったけど…

 


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・なんとか中央部の鳥居と祠へ。風が…強い…


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・祠パリパリー!

 

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・もっと向こうに展望図示盤が遠いなぁ…


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・所々の吹き溜まりで足を取られる

 

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・ズボズボしなからプチラッセルで

 

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・突風でぶっ倒れた!大ピーンチ!


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・遂に展望図示盤に到着!記念撮影ハヨ〜


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・身を張った精一杯の自撮り!決まったか?

 

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浅間山方面の眺望〜

 

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・では来た道をとっとと帰りましょ〜!

 

壮絶な山頂での撮影を終えてとっとと下山

今シーズン最強の爆風で何度もよろめきながら、時には倒されながら先へ進む。バランスの悪い岩場を進んだかと思いきや、広い吹き溜まりゾーンがありラッセル状態へ…。標柱で引き返しておくべきだったのでは〜。

でも今日はずっとのんびり登ってきたので、チョイとスパイスが効いた感じで楽しめたのかもしれません。

でもこんな広々とした不思議な山頂なら、お昼ご飯食べながらもっとゆっくりしたかったのが本音です。とりあえず満足はしたので、そそくさと下山しました。下山を開始してすぐ二、三組すれ違ったので、山頂の爆風に気をつけてくださいと伝えておきました〜。

 

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・風が無ければもっと堪能出来たのに…


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・北横を見ながら退散しましょう!


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・下りは楽だといいなぁ


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・明らかにに来た時より天候が悪化してる


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・青空が出たり隠れたり


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・サラバ蓼科山ー!また夏来るで!多分


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白樺湖を見ながらどんどん下りまっせ


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・直登は登りも辛いが下りも足にこたえる

 

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八ヶ岳連峰がチラリズム

 

下山後は温泉入りに白樺湖へ。北八ヶ岳を堪能

無事に下山完了!予定通り5時間弱の山登りでした。山頂は壮絶でしたが、なかなか静かなクリスマス登山が楽しめて良かったです!

今回もスリーシーズンの靴で登りましたが、かなり気温が低く山頂付近で一瞬つま先が冷たくて不安になりましたが、とりあえず大丈夫でした。少々の雪と寒さならなんと乗り切れそうな雰囲気です。やはり軽いのはいいですね〜。ネパール君とグリベル君の出番があればいいけど。

 

 

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・無事に下山!女乃神茶屋と記念撮影〜


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・今回もこの靴とアイゼンで平気でした!

 

帰りはあまり時間がありませんでしたが、温泉に入る為に白樺湖に寄り道。白樺湖のスキー場はどこもオープンしてました。本当にキレイな所ですよね〜。温泉であったまった後、無事に夕ご飯まで東京に帰る事が出来て良かったです!

 

2020年の登り納め登山はどうすればいいんだろうか?今回の登山がそれでも十分なんですけど〜


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ビーナスラインで帰りましょ〜


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・温泉に入りに白樺湖へ寄り道


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・湖はめちゃ氷結してます!冬っていいなぁ

 

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・なんと夕ご飯のクリスマスに間に合った