西遠見山(標高2268m )
大遠見山(標高2106m )
中遠見山(標高2037m )
小遠見山(標高2007m )
地蔵の頭からのピストンルート
登山日 2021/2/6(土)
総歩行距離 9.4km/累積標高差↑890m↓890m
体力度★★★☆☆
危険度★★★☆☆
絶景度★★★★★
※あくまで個人的な感想と計測
【コースタイム 】
地蔵の頭→小遠見岳→中遠見岳→大遠見岳→西遠見岳
・登りCT3:20→結果3:15
・下りCT2:40 →結果2:00
・トータルCT6:00 →結果5:15
※結果のタイムは休憩時間も含む
【登山口へのアクセス】
白馬五竜スキー場の無料駐車場へ。
車で長野ICから50分、安曇野ICから60分、糸魚川ICから60分
JR神城駅から1.5キロ、無料シャトルバス有り
スキー場からゴンドラとリフトに乗って登山口の地蔵の頭へ。ゴンドラは往復2000円。リフトは無理に乗る必要は無く、歩いて登ってもいいかもです。
【今日の温泉】
ひすいの湯 650円(16:00以降の料金)
白馬から糸魚川インターに向かう途中にある日帰り温泉。昼は900円でチョイ高めですが、夜は安いです。この温泉の魅力は何と言っても泉質!黄土色の濃い塩泉で独特の香りがします。露天風呂は源泉掛け流し。個人的にはここのお湯がかなり好み〜。サウナも乾式でいい汗がかける上、その後の広めの水風呂も魅力!私は完全にリピーター化しております〜
https://www.google.co.jp/amp/s/sp.jorudan.co.jp/onsen/details/170/amp
【地図等の詳細データはヤマップにて】
https://yamap.com/activities/9700719
【登山レポート】
AM8:00前、八方尾根スキー場のゴンドラアダムの切符売り場には、登山やバックカントリーの客の長い行列が出来てました。今日は待ちに待った快晴で、八方尾根から唐松岳を登るのにはこの上ない天気!いゃー、待った甲斐がありましたね。
・切符売り場に大行列
今シーズン厳冬期の唐松岳を登りたくて予定を立てて来ましたが、毎回天気がイマイチで見送り続けて来ました。なのでやっと唐松に登れる日が来た!と、テンション高めで意気込んでいると突然切符売り場の店員さんより悲報が…。
・今日はこの上ないピーカンなんですが…
現在、八方尾根に風速20m以上の強風が吹いており、ゴンドラの運転は見送りになります。との事。えっ、どう言う事?風が弱まれば動くの?とか困惑しながら、オープンの8:00から30分が経過。この時期の山なんかどこでも普通に強風だし、そもそも風ってそんな簡単に止んだりするのだろうか。なわけないし。それでも列に並んだ人々は帰る事も動く様子もなく、皆じっと列に並んでゴンドラの運転開始を祈ってました。
今日一緒に山を登るテラさんが、シビれを切らして、他のリフトを駆使してなんとか八方池山荘まで上がれないか模索中、私は唐松は既に諦めてプランBの事を考えてました。それは遠見尾根から小遠見山を登り、雪の五竜岳を眺める事。前からやりたかったやつです。五竜スキー場はここから近いし、調べたら五竜スキー場のゴンドラは何故か普通に運転しているみたいで。私はテラさんにプランBの事を話し、列を離脱してさっさと車で五竜スキー場へ移動しました〜
・五竜を眺めに行くプランに変更です!
・白馬五竜スキー場に移動。こっちも賑やかですね〜
・いざゴンドラへ
・上のゲレンデに到着!
・リフトに乗り換えて更に上へ。楽しいです
・今日登る予定だった八方尾根。風凄そう〜
・八方池山荘が見えます。リフトは動いて無い
・五竜もデッカクお出迎え〜
・地蔵の頭に到着!めちゃ風強いし〜汗
・今日はアスリートなテラさんと登ります
唐松から急遽行き先を変更した事も有り、またスタート時間がまた10時になってしまいました…。遠見尾根に行くなら大遠見山まで歩いてみたかったのですが、この時点で私的には諦めモード。とりあえずこの青空の下で、素晴らしい五竜が拝めればそれでいいかと。地蔵の頭に着くと意外にも登山者の方が結構いてビックリです!なんか安心
・遠見尾根にはこの急な感じの丘からアクセス
・丘を登り切るとケルンと尾根がお出迎え
・唐松のソレに似てます
・めっちゃくちゃ気持ちイイ天気や〜
・早速結構急です。まだアイゼンでOK
・小遠見までまだ30分もかかるんですね
・ひたすら登りです。気持ちイイからOK
・背後も凄い景色!
・やっと小遠見山(左端)が見えた!尾根上のモヤは雲ではなく、地吹雪っす
・尾根は結構とんがってます
・お待たせしました!凄まじい絶景!
・風がハンパない!耐風態勢でカメラを構える
・無事に小遠見山到着!結構人います
・テラさんと五竜と記念撮影
・雪の五竜が真面目にナイスです!
とりあえず小遠見には来れて、素晴らしい五竜も拝めてミラクル満足ですが、まだ時間的にも体力的にも余裕あるので当然中遠見までは行ってみようと言う事に。
しかし、風がかなり強いのがネックなのと、ここから先は更に雪が深まり、登山者も激減しました。
・では遠見尾根の更に先へ。五竜岳と鹿島槍ヶ岳のツーショットが美し過ぎます
・雪庇がいい感じ。まだアイゼンのみで。でも風は止んで来て一安心です。
・鹿島槍のアップ。この角度からは北峰のみで南峰は見えまへん
・下って、また登って、結構疲れる…
・そしてなんとか中遠見山に到着〜
・八方尾根が神々しい
中遠見山に到着したのが11:30。結構長く歩いた感じがするのに、まだ開始して1時間半しかたってないとは。このペースならなんとか大遠見まで行けそうな気もするけど、この先は激下りが待っていて、そこからまた大遠見に向けて凄く登らなければならず…。ていうか大遠見まで行く人は殆どおらず、トレース上の雪も柔らかめで結構ズボズボ。
・向こうに見える平らなところが大遠見山
・凄く下って、またひたすら登る〜汗
・新潟方面の山々が素晴らしい!雨飾、火打、高妻、妙高などなど全部見えとる
・先にいる小さく見える人がテラさん。めっちゃ元気です
・来た道を振り返る。所々滑落しそうな場所もあるので注意ですね
・やっぱワカン無いと辛い。山頂間近なのでもう着けずに行きますけど
・やっとで大遠見に到着したで〜!ワーイ
ここまで来れるとは思ってなかったのですが、なんとか大遠見に到着!久々に疲れました。雪ズボズボなのにテラさんがアイゼンのままグイグイ進むからワカンを着ける間も無く…。山頂には何名か人がいて、皆さんお昼ご飯を食べておりました。
じゃあ私も休憩と思っていると、テラさんが更に先の西遠見山まで行こうと言い出しました。この調子なら行けるでしょ!とか言って。
エェ〜、正直辛い…。時間は12:30。西遠見山まで更に一時間。帰りのゴンドラの最終が16:30なので行けなくも無さそうですけど、結構ギリで帰りがチョイ心配では。
・西遠見に行く気満々なテラさん
・ではワカンを着けさせてください…
・再び出発。右端のピークが西遠見山。遠い
・テラさんは相変わらず早いです〜
・振り返って、帰りが心配になる
・なんか絵みたい
・ここまで来ると鹿島槍ヶ岳の双耳峰が見えて来ました
・予想以上に遠い西遠見山。山頂はアレです
・久々に頑張って気がする。辛い登り…
・あとチョイ…(汗
・西遠見山に着きましたー!疲れた〜
・目の前の五竜と記念撮影!
・相変わらず元気なテラさん
・五竜の武田菱のアップ。スゲー迫力
昔、冬の五竜岳をいつか日帰り出来ないかと考えた事がありましたが、五竜を目の当たりにして、それはとてつもなく不可能と言う事が良く理解出来ました。
まず、この西遠見山まで来るだけで結構大変。(でも三時間ぐらいで来れてしまうんですけどね)
もう一つの理由はこの白岳の斜面。右の雪庇になってるエッジを登り、上の稜線に沿ってトラバース しながら左手の五竜方面へ。かなり怖そうだしどんだけ時間かかるんだろう…。しかも白岳から五竜山頂への道のりもかなり危険だとか…。なるほど。こりゃすげーわ。無理
・よく見たら五竜に向かっている人が…。頑張ってください!僕は撤退しますんで!
・鹿島槍ヶ岳も大迫力
・鹿島槍ヶ岳山頂。今年はな行きたいなぁ
気が済んだのでボチボチ帰る事に。帰りも結構長いんですよね。時間は13:30。遅くなるのは構わないですが、16:30のゴンドラにはなんとか間に合いたいです。疲労と寒さで殆ど水も飲まず、食料も少ししか口にしてなかったのですが、それで帰りに大変な事に…
・この尾根を戻らなければ
・なんか足の調子が。失速中。攣り気味?
・唐松岳が見えた〜。左端
・激しい登り返しがあり帰りもハード。足がやはり攣り気味で水分と食料をあわててとりましたがもう手遅れ。こんな状況久しぶり。久しぶり過ぎてコムラケアも持ってない。私はもうダメなんでテラさんお先にどうぞ…。
・小遠見山まで戻ると槍ヶ岳が!
・もつ登り返しはないはず。ここをひたすら下るだけ〜。足もなんとか持ち直したかも。時間大丈夫かな
・先でテラさんとバックカントリーのチェコ人の人が盛り上がってました
・凄い場所だなぁ。本当に絶景
・足をかばいながらなんとか帰って来れました
・何故かリフトを使わずにゲレンデをゴンドラまで歩く事に
・北アルプスまみれの素晴らしい日でした!
・八方尾根を眺めながら、今シーズンに唐松に登れるんだろかと不安になる私
遠見尾根に初めて来ましたが、今日は五竜岳と鹿島槍ヶ岳の素晴らしい絶景に圧倒されまくりでした!今朝、八方尾根のゴンドラが動かなかった時にはどうなるかと思いましたが、すぐにこちらに行き先を変えて大正解。ピーカンの日がおススメです!
なんだかんだでまだ五竜岳に登れてないので、まず夏に唐松と絡めて登りに来たいと思います!楽しみがまた一つ増えました〜
ではでは