今日も山を登って来ました

山登りのレポートや写真を紹介します!

天狗岳で激風デンジャラス登山

天狗岳(標高2640m 日本二百名山

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渋の湯温泉からのピストンルート

登山日 2021/2/20(土)

総歩行距離 9.1km/累積標高差↑825m↓825m

体力度★★★☆☆

危険度★★★☆☆

絶景度★★★★☆

※あくまで個人的な感想と計測

 

【コースタイム 】

渋の湯温泉→黒百合ヒュッテ→東天狗岳 ピストン

・登りCT 3:05→結果 2:45

・下りCT 2:35→結果 2:00

・トータルCT 5:40 →結果 4:45

※結果のタイムは休憩時間も含む

 

【登山口へのアクセス】

車の場合、中央道の諏訪南ICから渋の湯まで40分。渋の湯旅館の入口で名物女将に駐車場代1000円を払って指定された場所に駐車します。

駐車場には立派な公衆トイレもあります。

渋の湯までの道は舗装されてますが、最後の方は少し急坂になりで凸凹しているので、雪が積もっている場合はスタックしない様に注意してください。スタッドレスの二駆でも行けますけど、私は昔一回スタックして焦りました。チェーンがあると安心ですね。

茅野駅からアルピコ交通渋の湯路線バスもあるみたいですが、到着時間が遅めです。

 

【今日の温泉】

米沢温泉 塩壺の湯 600円

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茅野市にある温泉で、八ヶ岳の帰りに色々な温泉に入って来ましたが、何故かここに来るのは初めてです。雰囲気的には地元の公衆浴場って感じ。中は大浴場とサウナと冷泉風呂。露天風呂はありません。

お湯はナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉。無色透明であまり匂いもないですが、浴槽は茶色に染まっています。とても温まる事が出来ました!サウナはドライサウナとミストサウナの男女入れ替え制。私の時はミストサウナでいい感じでしたが、水風呂が無いのはチョット残念。その代わりに冷ための冷泉風呂があり、ちょうどいい温度でずっと入っていられました。また八ヶ岳の温泉のレパートリーが増えました〜

https://www.city.chino.lg.jp/soshiki/chiikifukushi/1361.html

 

【地図等の詳細データはヤマップにて】

https://yamap.com/activities/9915024

 

【登山レポート】

最近ワカンでラッセルばかりの雪山登山にだんだん嫌気がさしていて、たまにアイゼンとピッケルを駆使したフツーの雪山登山がしたなり、ひらめいたのが天狗岳!そこそこの労力で登れて景色も綺麗なので行く事に決定。なんだかんだで毎年登ってる山です。

今日の八ヶ岳の天気予報は晴れながらも強風予報。しかもなんと30m/s以上!最近山に登る度に爆風の洗礼を受けているので風にはすっかり慣れっ子な今日この頃。決して強風をナメている訳ではないですが、風に煽られるのは嫌いではないので。

そして登山が始まると期待通り晴れで、久々に透き通る様な八ヶ岳ブルーを堪能!しかしこの日、史上最強の爆風にさらされる事になるとはスタートした時は思ってもいませんでした…。

 

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・凸凹雪道をクリアして、渋の湯に到着


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・名物女将はご健在!ロビーで駐車場代をPAY。女将は無愛想でチョットだけ怖い


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・準備が出来たらスタート〜。硫黄が香る


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・しばらく行くと登山口。登山届を提出


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・本日のワールドマップ

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・この苔だらけの砂防好きなんですわ


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・どっちからでもオッケー!そんなに変わらん


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・久々にアイゼンで歩いてる〜。きもええ〜

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・冬の八ヶ岳の森は素晴らしいに尽きる


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・黒百合ヒュッテ方面へ

 

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・地味に登るし、地味に長いので温存しながら


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・まだまだ続きます


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・だんだん雪がモコモコになって来た


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・雪のオブジェみたいや〜


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・雪で本当にいい感じの樹林帯


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・樹林帯を抜けた!八ヶ岳ブルーがナイスです


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・そしてみんな大好きな黒百合ヒュッテに到着

 

やっとで中間地点の黒百合ヒュッテへ!年中営業で相変わらず賑やかな場所。テン泊の方も沢山います。ここまでの道のりは穏やかな樹林地の登りですが、長いので冬は地味にバテます。でも天狗岳はここからが本番なので、温存しておかないと後が本当に辛い。


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・休憩しながら大勢を立て直しましょ

 

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インスタ映え看板

 

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・この上は天狗の奥庭。天狗岳が良く見えるの

 

そして黒百合ヒュッテにて問題発生。それは、まわりの人や小屋の人の話では、天狗岳への尾根はかなりの風が吹いていて、皆さん尾根に出て引き返しているらしく。黒百合ヒュッテにて引き返す人も続出で、天狗岳に向かう人が全然いない…。

えっ、この天気でここで引き返すなんてありえないでしょ。前回の焼岳もゴリ雪で撤退したし、撤退ニ連発なんて無い無い。山で爆風なんてしょっちゅうな訳だし。と言う感じで、この時私は行くしかないしょ!って感じでした。


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・ここからが本番。ピッケルに持ち替えます

 

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・では中山峠へGO!(本当に大丈夫か…)


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・すぐに中山峠。既に風が吹き荒れてますが


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・この急坂をピッケル使って登り切ると


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・双耳峰な天狗岳がコンニチハ〜。グレイト!


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・てか確かに風強いっす!飛ばされそう〜


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・尾根の地吹雪が芸術的。本当に風凄すぎだけど行っていいのか?山頂の方に人が二人ぐらい見えたので、なんとか行けると判断しました。


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・雪はしっかり積もってますが、締まっていて歩き易いかも


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・風がヤバすぎる!!ピッケルを地面にぶっ刺しながら強風を耐風姿勢で激風をやり過ごし、少し弱まったらすかさず上へ。その繰り返し。風下は切れ落ちているので、万が一飛ばされたら確かにヤバいかも。何度もバランスを崩して膝をつきながら進む


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・こんなに耐風姿勢が重要と思った日があっただろうか…。ゴーグルとバラクラバの隙間の皮膚に、地吹雪がバチバチと当たり痛い。正直前も良く見えないし。トレースも消えて何処を歩いていいのか分からず。しかもここは確かハイマツ地帯で、気を抜くとバンバン踏み抜きます。


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・来た道を振り返る。空が深すぎる


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・尾根後半は岩場の急登へ。相変わらず風が。しかも、風が無くてもピッケル駆使しないと登れない場所もあるのでご注意を。


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・壮絶で正に戦場!こんなの初めてや〜。でもスリルがあって楽しすぎ!と、ケラケラ笑ってる私…。どうしようないアホです。この辺りで下山してくるお二方とすれ違いました。山頂まで後もう少し


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・西天狗も風凄そうやなぁ…。今日はダメか


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・東天狗の山頂が見えた!ちなみ白いモヤは地吹雪で、レンズにこびりついた雪です。

 

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・東天狗岳登頂完了!無事に登れました〜

 

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・素晴らしい南八ヶ岳の眺望。手前に硫黄岳。奥の二つが赤岳と阿弥陀八ヶ岳ラブです

 

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・誰もいないので自撮り


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・流石にこの天候では西天狗に行くのは無謀か。体力的にはまだ全然元気なので勿体ない


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・では北八ヶ岳を眺めながら下山します〜


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・なんか来た時より風強くなってますね…。早く黒百合に逃げないとヤバいかも。この辺りで先程すれ違ったソロのお二人を追い抜きました。二人とも風が弱まるのを待っていた様で。


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・しかもトレースが綺麗サッパリ無くなって、視界も悪くて私も気づいたら凄いコースアウトしてました。踏み抜き地獄でズボズボとラッセルしながら元のルートへ。GPSが無かったらヤバかったなぁ…


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・やっと元のルートへ!ここまで来れば安心か

 

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・この吹きっさらしで油断して突風に少し飛ばされて岩で膝を強打しました(汗


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天狗岳がヤバい事になっとる!早く降りて来て大正解


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・黒百合ヒュッテに帰還しました!本当に天国みたいな場所です。


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・おっさん一人でオシャレなビーフシチューを食べてるのも絵的に寒いので、今日は帰ります〜(汗


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・あー、本当に楽しかった〜と満足感に浸りながら樹林帯をルンルンで戻る。


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・雪は綺麗だけど、なかなか良い被写体がありません

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・このスカルパのスリーシーズンの靴とBDのアイゼンの組み合わせ最高!ネパールキューブとグラベルのコンビよりお気に入りです。


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・帰りは砂防にちょっと寄り道


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・今回も無事に帰って来れました!


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・渋の湯温泉到着


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・来年もきっと来ますよ!

 

今回も予想外に凄い登山でした!最近毎回毎回色んな事が起きて、本当に良い勉強になります。

雪山はリスキーなので、安全に慎重に登る事が最重要な訳ですが、リスク回避ばかりを考えて、何もチャレンジしなければ経験も詰めず、なかなかレベルアップしない様な気がしてます。

私の様なソロ登山が多くて、独学で登山をやって来た者としては、誰も教えてくれないし、やはり色々な事を体感して学ぶのが一番。机上であーだこーだ言ってても仕方ないんです。今まで無謀な登山もしつつ、危険な目に逢いながらも、山で色々事を学んで来ました。危ない目に遭うと、逆に安全登山の大切さが身に染みる訳です。だから、自分の実力を知る事が出来て、これ以上進んだらダメだとか、今回はこの部分が未熟だったとか装備は失敗だったとか、コレが足りなかったとか、次回はこう挑もうとか色々と考え、自ら対策する訳です。

今回こんなにも冬の爆風に煽られたのは初めてですし、耐風姿勢の大切さも痛感しました。ピッケルが風にも重要と言う事が分かりました。

てな感じで、次回も安全に、スリリングに楽しみたいと思います!

 

次回の登山はもっと凄い事になりそうです…