勝原ルートピストン
登山日 2021/3/14(日)
総歩行距離 9.0km/累積標高差↑1250m↓1250m
体力度★★★☆☆
危険度★★★☆☆
絶景度★★★☆☆←ガスってても結構綺麗
※あくまで個人的な感想と計測
【コースタイム 】
・登りCT3:25 →結果2:37
・下りCT2:40 →結果1:55
・トータルCT6:05 →結果4:32
※結果のタイムは休憩時間も含む
【登山口へのアクセス】
今回登った勝原登山口へは
(車の場合)
車北陸自動車道福井ICから車で約1時間10分、東海北陸自動車道白鳥ICから車で約50分。40台程度。
(電車の場合)
JR越美北線勝原駅下車徒歩10分
トイレありますが、冬のせいか閉鎖されてました
【今日の温泉】
勝山温泉センター 水芭蕉 620円
やたらと恐竜推しの勝山市。この温泉も例に漏れず恐竜推しでした(笑。でも恐竜の絵やグラフィックが所々にちりばめてあるだけで、博物館や古代な雰囲気ではありません。リニューアルしたみたいでとても新しく、とてもモダンでハイセンスな建築でビックリしました。オシャレすぎです〜。(元建築学科の私)
お湯はナトリウム炭酸水素塩、塩化物泉(中性低張性低温泉)で無色透明。サウナも水風呂は在りますが、露天風呂は残念ながら閉鎖中。泡風呂やジャグジーが充実してます。中はとにかく綺麗で清潔感があり、広々してオシャレです!
【地図等の詳細データはヤマップにて】
https://yamap.com/activities/10240107
【登山レポート】
山友でお馴染みのテラさんに、今週末焼岳にリベンジ行きますけど行来ます?って聞いたらオーケー!との返答があり決定。
しかし今週の土曜は完全に天気がダメな事が判明。じゃあ日曜は言う事でリスケしましたが、やっぱなんかビミョー…。ハッキリ言ってピーカンじゃないと焼岳にリベンジする意味が無いんです!穂高が見たいから!
日曜の天気は富山から西の方はまあまあ良くて、東に行けば行く程悪化。天気が良さそうな西側の山の天気を見ているとある山が目に飛び込む。それは荒島岳。あっ、これ忘れてた奴だ…。
荒島岳は百名山なので今年登ろうとしてたものの、家から少し遠いので後回しに。登るならまずは冬だなと決めてました。テラさんに荒島岳を提案すると、少し遠いよねとか言いながらも興味はあるとの事で承諾。標高は1500mで低く、サンデー登山にもってこいかも。
私は初の福井県進出。楽しみなので土曜早めに出て前入りし、福井の東尋坊でも見てから温泉に入って車中泊する予定。完全に観光ムードで新鮮な気分〜。でしたが、結局土曜は何かとバタバタドタドタで前日の夜入りになってしまい、ギリギリで福井の日帰り温泉に入ってから「道の駅かつやま」で酒飲んで就寝しました…。ほんとにガッカリですわ。
・やたらと恐竜推しの勝山市にて、道の駅かつやまで朝を迎える。とてもモダンな道の駅です。
・謎の鳥居を抜けて荒島岳登山口に向かう
・予想外にも車だらけの駐車場。どうやら大人気の様子。続々と登山者が発進。しかし、なんか空がドンヨリしてるのはどうにかなりませんかね。晴れのはずでは
・前衛的なトイレは閉鎖中
・電話ボックスではなかった例
・本日のワールドマップ
目指すは荒島岳!
先に言っておきますと、この地図は全然ダメです。この地図のユルい雰囲気に乗せられて、荒島岳をなめてしまいました。こんなほんわかムードの山ではありません!(夏は知らんけど)
・本日はUTMFが中止になりガッカリ気味のタフなおっさんであるテラさんと二人で挑みます
・テラさんがスタート地点のこの石碑を見て、
(テラさん)えっ、この山って日本百名山なの?
(私)そりゃそうでしょ!だから来たわけですし。知らなかったんですか?
(テラさん)山の名前は知ってたけど、百名山とは知らんかった。ところでなんで百名山なの?なんか凄い山なの?
(私)なんでか…?確かに百名山の中では標高も低いし、地味な山だとの噂は聞いてますが。福井が深田久弥の出身地か何かのゆかりの地らしいので、福井にもなんとか百名山をって事なんじゃないでしょうか(適当な事ばっか言ってる)
(テラさん)なるほど!やっぱそう言う事情とかがあるだね〜。(妙に納得している)
(私)あっ、ヤバい、そう言えばハードシェルを家に忘れたかも!車にもなかったし、ザックにも入ってないし…。
(テラさん)あんま雪ある様にも見えないし、寒くないから大丈夫なんじゃない?この感じだとアイゼンとピッケルの出番もないかもね。
(私)ですよね〜。本当に寒かったらインサレーションでしのぎますわ。
とか言いながらのんびりスタート。実は急遽行先を変更したので、二人とも殆ど荒島岳の予習をしてなくて、富山の近場の里山を登る気分で来てしまいました。登ってる人も結構いたので警戒心ゼロ。
(荒島岳ファンの方、本当に失礼しました)
・のっけから結構な急な登り坂が始まる〜
・雪ありますけど、最初は横の無いとこを登っていきました。とても急です
・長く急な坂道をなんとか登りきると広場的なとこへ。休憩ポイントか
・こんだけ登らせておいて、ここが登山口とかそりゃないわ〜
・では林道に突入です
・なんか雪が無くなりましたけど…
・しばらくするとまたしっかり雪が
・ブナな林に突入
気づくと、凄く樹氷がキレイ〜
・幹の凍り方がオシャレ
・時折青空。頼むからはよ晴れて
・なんかどんどん樹氷がキレイになっていくね
・良くある看板
・ガスり気味ですが樹氷が綺麗だから結構楽しめてます〜
・この山の登り意外と急なんですね…。二人でツボ足で粘ってましたが、そろそろ限界かも
・ちょうどいい休憩ポイント。地味に結構登らされてます
・いい加減アイゼンを装着
・どう考えてもアイゼンの方が楽
・見晴らしの良さげなここは、多分白山ベンチと言う場所。まーこんな天気では何も見えませんけど
・山登ってるのになんで下るんよ…
・チョット開放的な雰囲気になって来た。ここはシャクナゲ平に違いない!
・本当に結構登るんですね〜。ハァハァ
・白山が見えるはずなんだけど、見えず
・おぉ、これってもしかして噂の「もち壁」ってとこ?核心部のそれ?
・なんかストックで壁を直登してる無謀な人がいるし(汗。流石にそりゃないわ…。本当に壁って感じなんで、私達は右から巻きまーす。
・巻いてもめちゃくちゃ急!今更これぐらいではビビりませんけど…汗
・もちかべってます!
・スゲー高度感!この尾根を登って来ました
・もちかべの後もなミラクル急登が続く。なかなかやるな
・ガス増し気味
・まさかピッケルも出す事になるとは〜!地味に急で壮絶な登り
・どうやら中荒島岳に着いたらしい。濃厚ガスで何も見えませんけど。山頂まであと400mでございます。
・山頂まで距離は短いけど、またとんでも登り。こんな山だったなんて、いったい誰が想像したのか。申し訳ないですが、荒島岳なめすぎました…。すべてはスタート地点のユルい看板のせいです(なんじゃそりゃ)
ガスが無かったらさぞ凄い景色が広がっていただろうに
・振り返るとこんな感じ。こんな急登でもこんなガスでも、どんどん人が続く
・多分山頂のはずなのだか…。何もナッシング
・お兄さん、そこの下に標柱埋まってますよーと、荒島岳フリークな親切な人が教えてくれました。
・標柱はここかぁー!
・登頂完了なテラさん!ガスり過ぎてなんか笑ってますが
・ソフトシェルだけでは流石に寒い!風も強め
・それにしてもここまでガスっとるのも珍しい…。マジでなんも見えん
・これしか撮るもんがない
・すると突然青空がー!
・おおおぉぉー!
そしてまたすぐにホワイトアウト…
・サビーから長居は無用。風も強いしハヨ安全な場所まで避難
・下りてたらガスが取れて来たアルアル
そして振り返ると
・スゲ〜!かっけー。まさかこんな場所を登っていたとは。雪庇もステキ〜
もう一回山頂行って来ようか(やっぱやめた)
・白山方面もなかなかの絶景です!
・中荒島岳に人が沢山。これは昼から晴れるパターンやね
・本当になかなかの尾根だった。荒島岳恐るべし
・やっぱ樹氷と青空の相性は良い
・綺麗過ぎてナイスです!
・荒島岳の全貌。登りの時は全く見えなかったけど、こりゃ立派だわ。山頂は遥か上。かなり急登続きなのも納得
・ブナと樹氷
・白山は広大だわ
・自然の芸術
・下の方は雪が腐って踏み抜きまくり(汗
・雪溶け水で登山道が川になってる
・予想外に結構登りごたえあったし、雰囲気もあったし、流石百名山!その辺の里山とは全然違いました!あー楽しかった〜
・やたらと恐竜推しの温泉、水芭蕉へ〜
・予想に反してスーパーオシャレ&モダン。私の知る温泉って感じではない。
・サインもステキ!
・トイレのサイン。これおじちゃんおばちゃん分かるんかね
・帰りのサービスエリアの唐揚げタルタル定食が美味すぎた!
急遽行先を変更して、そんなに大変な山ではないだろうと大した予習もせずに半分観光気分で荒島岳に行ってしまいましたが、正直結構ハードな雪山でした〜。反省です。1250mも登るわけだし決して気軽に登れるユルイ山ではありませんね…。当初行く予定だった焼岳より絶対こっちの方がハード(予想)
樹氷ロードも山頂直下の雪庇ロードも素敵過ぎて、ドデカ白山も拝めちゃう。とても登りごたえもあり楽しめて、素晴らしいお山でした。ガスってたのはチョイ残念でしたが…。今度は是非夏の荒島岳も見てみたいです!
ではでは