今日も山を登って来ました

山登りへの思いやレポートを写真で紹介するブログです

五竜岳を残雪期に日帰りした話

五竜岳(標高2814m 日本百名山

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地蔵の頭から遠見尾根のピストンルート

登山日 2021/4/24(土)

総歩行距離 14km/累積標高差↑1600m↓1640m

体力度★★★★★

危険度★★★★★

絶景度★★★★★

※あくまで個人的な感想と計測

 

【コースタイム 】

地蔵の頭→小遠見岳→中遠見岳→大遠見岳→西遠見岳→白岳→五竜山荘→五竜岳(ピストン)

・登りCT5:19→結果5:00

・下りCT4:31 →結果3:20

・トータルCT9:50 →結果8:20

※結果のタイムは休憩時間も含む

 

【登山口へのアクセス】

白馬五竜スキー場の無料駐車場へ。

車で長野ICから50分、安曇野ICから60分、糸魚川ICから60分

JR神城駅から1.5キロ、無料シャトルバス有り

スキー場からゴンドラとリフトに乗って登山口の地蔵の頭へ。ゴンドラは往復2000円。リフトは無理に乗る必要は無く、歩いて登ってもいいかもです。

 

【今日の温泉】

白馬八方温泉 八方の湯 800円

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白馬界隈で夜9時までやっていて、少し時間が遅くなった時にとても助かる日帰り温泉。何回かお世話になってます〜。最近は夜8時までだっりするのでご注意を。施設は新しく中はとても綺麗。お湯も強アルカリ泉の源泉でツルツルする系でサイコーに気持ちいい!内風呂と露天風呂しかありませんが、露天風呂が少し深くなっていてこの深さがなかなかグッド!じっくり浸かる事が出来ます〜。

https://hakuba-happo-onsen.jp

 

【地図等の詳細データはヤマップにて】

https://yamap.com/activities/10824902

 

【登山レポート】

この岩場に座ってからもうどれぐらい時間が流れたのだろう。とても静かな時間が

白岳以降誰にも会ってないし、見ていない。恐らく五竜岳には今自分しかいない。今から山頂を目指しても、諦めて引き返しても、もう帰りのゴンドラにはもう間に合わないだろう。

痛みは引いて呼吸も整ったものの、両足の腿や脇腹等の引きつった様な感覚は残ったままで、歩き出せばまたすぐに痙攣を起こしてつってしまうのは容易に想像出来た。私は手をグーにして引きつった腿をバンバンと殴りながらパンを口に押し込むと、パンが喉を通らずにオェっと吐きそうになり、それをお茶で無理矢理流し込んだ。

 

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どうしようもなく長く、どうしようもなく急で、クラストで銀色に鈍く光る壁。

私はこの壁を登ろうと決心したとき、突然両足が完全につって動けなくなった。急いで水をガブ飲みして薬も飲んだが、足はまたすぐに動かなくなった。まるでもう一人の自分に行くなと言われているみたいだった。

私は痛みに耐えながら近くの岩場に座り込み、目の前に立ちはだかる壁を眺めながらどうすれば良いのかずっと考えていた。これを登らないと山頂には辿り着けない。しかし少し負荷を加えるだけでつってしまうこの足で、こんな壁を登れるわけが無い。

仮に足が回復したとしても、一体自分にこれを登れる技量はあるのか。通常なら先行者が刻んだトレースやステップがあるはずなのだが、どこを見渡しても何故かそれが無い。今朝、遠見尾根を戻ってくるテン泊装備の登山者数名とすれ違っているので、流石に何人かは登頂しているはずなんだけど、どうやってこれを登ったのだろう。やはりこれを登るのは自殺行為なのか。諦めて引き返すしかないのだろうか。登頂を諦めたところで、こんな状態で今まで登って来た道のりを無傷で引き返せるのだろうか。登頂どころか帰る事すら出来ないんじゃないのか。

なんで自分はこんな状況に陥ってしまってるのか。本当にまた歩ける様になるのか。もし自分に何かあったら家族はどうなるのか。色々考えていたら少し足が震えていた。

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AM7:50 テレキャビンとおみ駅

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・雪は無くなっていててすっかり春

 

今日の目的は残雪の五竜岳を日帰りする事。五竜岳の冬期登山はとてもハードで難易度も高いと有名であり、通常はテントを担いで一泊二日で登る。私にとって五竜岳は未踏の山であり、今年はまずは夏に登ってみようと思ってました。が、可能であればなんとか雪の五竜岳を日帰り出来ないかとも思って来ました。厳冬期に日帰りなんてどう考えても不可能だけど、雪の少ない残雪期ならもしかしたら行けるかもしれない。行くなら今かな、と。

遠見尾根を経由して五竜岳へ。距離や標高差の数値だけ見るとそこまで大した事は無さそうに見える。でも日帰りの難易度を上げている一番の問題はゴンドラの時間でした。ゴンドラの始発は8:15で、帰りの最終は16:30。仮に9:00に登山口からスタートしたら、7時間チョットで帰って来なければならい。ペース的にはコースタイムの0.6〜0.7で進まなければならず、かなり早く歩く必要がありました。

リミットは13時に五竜岳登頂完了。二月の厳冬期に遠見尾根を歩いた時は、中間地点の西遠見山で13時でした。それでも結構ハードでクタクタに。しかも西遠見以降が五竜岳登山の本番であり結構エグいとの噂。そう考えると雪が少なかったとしても0.7以内のペースを保ちながら登頂するなんてどう考えても不可能。じゃどうすればいいのか…

 

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・初めて買った片道キップ

 

私が出した結論。それは帰りのゴンドラは諦めて、ゲレンデを歩いて下る。なんとか間に合う様にベスト尽くすものの、ダメだったら自力で歩いて下山すれば良いだけ。ゲレンデの下山なら最悪日が暮れててもそんなに怖くはない。そう考えると残雪の五竜岳を日帰りで行ける様な気がして来ました。(本当はスキー場の営業時間外に歩いたらダメみたいです)


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・スキー場にはもうすかっり雪はないけど


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・しかしゴンドラを下りると銀世界


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・今度はリフトで地蔵の頭へ。歩いて登っているグループを見て、楽してる自分に罪悪感


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・リフトから五竜を見て少し緊張(汗

 

AM9:00 地蔵の頭

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・地蔵の頭に到着。前回はこの標識も全部雪で埋まってましたが、今回は全然雪がありません。


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・こんなに雪が無ければ意外と楽に五竜に行けてしまうかもしれない。と淡い期待をする私


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・でもすぐにガッツリと雪道となりアイゼンを装着。チェーンと迷ったけど、最初から12本アイゼンで。スタートしてから何組かテン泊装備を背負ったパーティが。きっと五竜を目指す人達ですね。


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・八方尾根も結構雪が溶けて見えます


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・地味にハードな小遠見山への道のり。軽装で結構なペースで歩く登山者が何人かいたので、もしかしたら自分の様に五竜を目指してるのかなと思って、少し安心感が

 

AM9:42 小遠見山

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・まずは第一チェックポイントの小遠見山

歩き初めて思った事。やはり荷物が重すぎる。当初は極力軽量化して夏装備に近づける予定が、全然そうはならず。何が起きる分からない事から、いざと言う時の為の防寒着一式や、いつもより多めの食料や行動食、そして十分な水を携行。そうしたらいつもの雪山装備より重くなってました…。まーしゃーないです。


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・本当にあのてっぺんまで行けるのだろうか…


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・今のところ快調に

 

AM10:00 中遠見山

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・中遠見山にはわりとすぐに着いた。この時点で、ゴンドラ始発スタート組の先頭に。私の前には誰もいない。別にお腹は空いてないけど、行動食として赤飯のおにぎりを一つ食べておきました。


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・残雪の鹿島槍ヶ岳がいい感じ!


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・大遠見へ向かう。だんだん疲れて来たし(汗

 

AM10:30 大遠見山

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・大遠見山に到着すると標識は無かった。元々無いのか、それとも雪に埋もれたままなのか。少し休もうと思いましたが、休憩は西遠見でする事にします。

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・もうちょいで西遠見山へ。五竜岳がどんどん大きくなって来た。雪が減ったせいか武田菱のマークが前回程ハッキリとは見えなかった。西遠見山に向かう途中、3組程帰って来る登山者とすれ違う。五竜登れましたか?と上の様子を聞きたかったけど結局聞けなかった。

 

AM11:02 西遠見山

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・やっとで西遠見山に到着。決して楽ではなく、流石に疲れた…。

 

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・ここまで2時間チョット。ペース的にちょうどコースタイム×0.7。早くは無いけど結構いい感じで来てる。まだ体力は温存しているし、この感じで行けばもしかしたら13時には五竜の山頂にいるかもしれない〜

 

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・ここからは未知の領域で、いよいよ本番。行動食を食べながら少し休憩。ストックをしまってピッケルに持ち替える

 

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・準備が済んだら白岳登山開始。緊張感が…


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・一枚板の様な斜面を延々とトラバース しながら登って行く。とんでもない傾斜です

 

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・足を滑らせたら何処までも滑って行けそう


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・終わりの見えない途切れない急登をひたすら登る。とにかくキツい…。しかもボチボチ踏み抜くので神経を使うし

 

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・高度が一気に上がっていく。横に五竜岳が見えて来た


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・キリが無いし、めちゃくちゃ辛い〜(汗。しかもかなり急なので少し緊張


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・あの奥の白いが五竜の山頂?スゲー遠いけど本当に今日あそこに行けるの?


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・振り返ると凄いとこを登って来た事に気づく。しかも中腹辺りに登って来てる人がいる!登ってるのが自分だけじゃない事が分かり少し安心感。一緒に五竜まで行ってもらえると凄く心強いのですが

 

PM12:05 白岳

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・そしてやっとで白岳山頂へ

白岳は凄まじかった。白岳を登るだけで1時間もかかってしまうとは。もうヘロヘロです。しかもなかなかスリリングだったし。眺望も凄いし、ここが山頂と言っても全然おかしくないレベル。


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唐松岳への道のりを一望。こっちに歩いてる人はいなさそう


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・白岳を少し下って五竜山荘に移動。富山方面の景色が凄すぎです。ちなみに山荘への道には雪は全然ありませんでした。


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・本当に五竜岳まで行くべきなのだろうか。迷い始めている


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・ウワぁ…。五竜岳までの道のりを一望して絶句。山頂は物凄い遠い。後一時間であの白い山頂に行くなんて無理じゃないのか…?でも結構雪無さそうに見えるし、夏山の感じで進めれば意外と早く山頂に着いちゃうかも?と、淡い期待を抱く

 

PM12:15 五竜山荘

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五竜山荘にて。山荘には誰もいない。とても静か。今は完全に閉店中だがボチボチオープンするのだろうか。かなりペースを気にして登って来たせいか、正直相当疲れてしまった。白岳の登りはほんとに疲れた。ペース的にはまだ×0.7を少しオーバーしたぐらいを保っており、まだ下山でタイムを挽回出来るレベル。頑張れば帰りのゴンドラにも間に合うかもしれない。


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・いざ五竜岳へ!ハッキリ言って遠い。13:00までに登頂は無理でもせめて13:30には登頂したい


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・何故か登山道だけにびっしりと雪が…。トラバース しながら進むルート


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・予想以上に足場が細く、その下はかなり急な谷。落ちたらヤバいやつ


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・危ないし神経使うし、予想以上にハードな道のり。完全に失速してしまい遂に牛歩になってしまった私。しかも足がつりそうになり、危険を感じたので、安全な場所でコムラケアを急いで飲みました…。ボチボチ足や体に限界が来ているって事か。


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・ちょうど武田菱の裏辺り。G2と言われるピークの付近。トラバース はどんどん急になり危険な状況になって行く…。雪が凍ってピッケルが刺さらないし。掴めそうな岩を探しながら慎重に。落ちたらまず助からない。2、3箇所の雪壁登りがゾーンもあり、全く気が抜けません。ここってもしかして核心部なの?


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・夏道の鎖場が。鎖を掴めるとチョット安心。ていうか、また足がつりそうなんですが…。危険過ぎて休める場所はありません。


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・トラバース からなんとか最後の雪壁を登ると目の前に五竜岳の山頂直下の雪壁が出現

 

PM13:10 五竜岳山頂直下のコル

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・どうやらこの壁が本当の核心部らしい…。壁があるとは聞いてたけど、まさかこんな凄いのが待ってるなんて…。


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・そして完全に両足がつってしまった。脇腹や腹筋もつった…。完全活動停止。もうどうやら限界らしい。再び2個目の薬を飲んだ。少しおさまったけど、少し歩くとまたすぐにつってしまう。本当に動けなくなってしまった。もう薬もないし…。

 

何度も立ち上がり、歩いてみるがやはりダメだった。ザックをデポして雪壁へ向かってみたが、やはりすぐに足がつった。完全に詰んでしまっている。もうこれ以上進む事も出来ないし、帰る事も出来ないので、岩場に腰を下ろして昼食を食べた。でも疲労で全く食欲が湧かない…

 

PM13:45

足に違和感は残るものの、なんとか再び歩ける様になった。相当悩んだが、やはり山頂を目指したい。どちみち帰りのゴンドラにはもう間に合わないし。さっきまでこの状況に絶望していたが、嘆いても仕方ない。この壁を登っている最中に今度つったら人生が終わってしまうかもしれない。でもやっとの思いでここまで来て、この壁に挑まないで引き返したら、後で後悔してしまいそうだし。もし今度つってしまったら、なんとしてでも下りて来て絶対下山しよう…。


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・慎重にゆっくりと雪壁を登る。斜面はカリカリで硬い。ザックをデポしようと思ったけど、ザックには延命グッズが満載なので、滑落した時の事を考えると怖くなってデポるのはやめました。


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・足にあまり急激な負荷をかけない様にゆっくりと上昇。ピッケルとアイゼンの爪を確実に突き刺しながら。途中で登れる場所が無くなり、何度か少し戻ってルートを探した。トレースも見えないし、もしかして登ってるとこを間違ってるんだろうか。


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・なんとか核心部を抜けたっぽい!山頂はまだ先だけど、これなら行けるかも


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・怖かったし、生きた心地がしなかった…


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・そして遂に山頂が目前!

 

実はこの雪の道は踏み抜きゾーンで、何度も股下まで踏み抜き、その衝撃でまた足や体がつってしばらく動けなくなる…。もう本当に泣きそう…。なんでこんな目に

 

PM14:05 五竜岳山頂

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・着いた…。日本百名山50座目

これで後立山の主要な山は全て登れました。無事に登れて本当に良かったし、諦めなくて良かったけど放心状態に。正直辛い…。周りには凄い絶景が広がっていましたが、今の私に景色を楽しむ余裕はありませんでした。当然山頂に私以外は誰もいません。

とりあえず何とか記念撮影をしないと。どうせ誰もいないんだし。帰りも急ぐ必要ないんだし、空元気で変なポーズをしてみたり、適当に踊ってみたり。プレミアム感のある記念撮影をしたいのだが、正直いっぱいいっぱいで良いアイデアがまったく思いつけず


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剱岳立山。相変わらず素晴らしい


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鹿島槍ヶ岳への道のり。この夏は歩いてみたいですね


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・登って来た道のりを見ても誰もいない。もっと人いるかと思ったのになぁ

 

PM14:30 下山開始

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・足の調子はまだイマイチだけど、じゃあボチボチ帰りますか。踏み抜かない場所を探しながら慎重に進む


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・帰りもかなり怖そうです…


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・雪壁を慎重に下り


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・このトラバース もやっぱ相当怖い


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・ホントにカチカチ


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・下がどうなってるかは見えない


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・安全な場所まで帰ってこれた

 

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五竜岳を振り返って。壮絶だった…


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・白馬方面を見ながら下山

 

PM15:15 五竜岳山荘

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・山荘まで帰って来た。山荘には集団が。白岳の山頂にも、何人か人が見える。久々の人を見てちょっもホッとした


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・白岳をショートカットして西遠見に戻る人達が…。あんなところ歩いて滑落したら止まりそうにないし、何より雪崩が起きてしまいそうで怖い…


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・男は黙ってまた白岳を登ります


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五竜を眺めてしみじみ


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・あの尾根の先のピークは餓鬼山?チョット行きたい山


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・白岳の急登を一気に下りましょう。大分足が回復して来てるっぽい!


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五竜に雲が上がって来た


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・相変わらず凄い斜面


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・下りでもなかなか先に進まず。長いし踏み抜くし


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・とにかく迫力がある景色


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・ダイヤモンド五竜

 

PM15:55 西遠見山

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・無事に西遠見まで戻って来れた!


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・ホントは私もテン泊して酒でも飲みたいところ


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・遠見尾根は長くアップダウンはあるものの、白岳から先に比べたら、天国の様〜。


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・凄い試練をありがとう!

 

PM17:30 登山口へ

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・無事に登山口に戻って来れた!ゴンドラの最終の16:30から1時間オーバー。足がトラブって無かったら、ギリギリ間に合っただろうか。イヤイヤ、どっちにしても足がつっていたに違い無い。


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・歩いて下りる為、誰もいないゲレンデをトボトボと歩いていると


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・すると圧雪車のスキー場の方に危ないからゲレンデを歩かないでと注意される…。圧雪車が沢山走っていて、圧雪車のケーブルと人が過去に接触事故等もあったらしく。営業時間外に歩くと怒られます。スミマセン…。

とりあえずログはここまで。

追加料金払ってゴンドラに乗って欲しいと言われましたが、結局スキー場の人手が足りなくてゴンドラを動かせないとのこと。ゲレンデの安全な場所に誘導されて、歩いて下山しました。


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・暗くなる前に下まで行けるかな。途中から雪の無い林道になります


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・下界は草原。どうやら無事に帰って来れたっぽい!ホッとしました〜


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・お花に癒される〜


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・主人を待つ犬の様


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・酎ハイより最高にウマし!

 

今回の登山は久々に追い込まれてしまいました(汗。予想以上に辛い展開となってしまいましたが、念願の雪の五竜岳を登れて本当に良かったです!何年かに一回こういう壮絶登山があるんですよね…。もっと頑張らないとと思いますが、今回の登山が私の限界なのかもしれません…。でも本気で山と向かい合う感覚を久々に味わえて良かったかも。しばらくはゆるい山登りがしたいです〜

チャレンジな登山をする時は準備は万全で!

 

ではでは