今日も山を登って来ました

山登りへの思いやレポートを写真で紹介するブログです

北穂高岳から北アルプスを望む

北穂高岳(標高3106m )

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涸沢ヒュッテからピストンルート

登山日 2021/7/17(金)

総歩行距離 19km/累積標高差↑706m↓1500m

体力度★★★☆☆

危険度★★★☆☆

絶景度★★★★★

北穂高岳のみの評価

※あくまで個人的な感想と計測

 

【コースタイム 】

涸沢ヒュッテ→北穂高岳→涸沢ヒュッテ

・登りCT3:00 →結果2:10

・下りりCT2:00 →結果1:30

 

横尾山荘→徳沢園→明神→上高地

・下りりCT4:55 →結果4:25

※結果のタイムは休憩時間も含む

 

【登山口へのアクセス】

長野側の沢渡バスターミナルか飛騨側の平湯あかんだなバスターミナルからシャトルバス(往復2400円)で上高地へ。40分ぐらい。それかタクシー(片道4600円)でも行けます。

 

【今日の温泉】

ひらゆの森 600円

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奥飛騨日帰り温泉と言えばココ!ってぐらい有名な温泉。安房トンネルを飛騨側に出たとこにあります。私も大好きでこれまで何度もお世話にらなっています。結構濃いめの硫黄泉でもちろん源泉掛け流し。ちょっと熱めです。建物もかなり味のある古い建築で歴史を感じさせ、温泉の湯とセットでとてもリラックス出来き癒されます。なんと言ってもひらゆの最大の特徴は露天風呂!大小の沢山の露天風呂があり、入ってて飽きません。唯一欠点なのは、ロッカーの100円が有料なことでしょうか。なので入浴料は600円ですが、実質700円だと思います。

 

【地図等の詳細データはヤマップにて】

https://yamap.com/activities/12139598

 

【登山レポート】

樹木の緑と岩の灰色と空の青と雪の白のコントラストが美しい季節。

そんな風景に背中を押されながら山頂を目指しているとアルプス登山の素晴らしさを改めて実感する事が出来た。急峻な岩稜帯を乗り越えて、歩き易く丁寧にカットされた雪渓帯を登りきると、目の前に北アルプスの大パノラマが広がる。

まだ登れてない山は沢山あるけど、この一年で北アルプスの大体のエリアに行く事が出来、どこにどんな山があるのか、それらの位置関係はどうなっているかなど大まかに理解出来た。少しだけだけど北アルプスの事を人に説明出来る様にもなったかもしれない。

そういえば初めて登った北アルプスの山は何処だったっけ。たぶん燕か。初めて見た槍ヶ岳はとても遠く尊い場所に見えた。あの時は北アルプスなんて未知の領域で、奥多摩の低山ハイカーをしていた自分なんかには一生縁のない場所だと思ってた。北アルプスの地図を眺めて、注意マークだらけの穂高エリアを見た時は身震いもしたし、こんな場所どうやって行けばいんだろうと見当もつかなかったことを覚えている。

そして今日、念願の北穂高岳の山頂を踏み、とりあえず奥穂、西穂、前穂、北穂で穂高ファミリーは全て登る事が出来た。地図で見たあの場所を全て登り終えたのだと思うと、とても感慨深い。北アルプスの色々な場所を見て来たけど、厳しくも凛とした佇まいをもつ穂高連峰が自分は一番好きかもしれない。

山登りは本当に辛いし苦しい。どんな山登りでも楽勝だったなんて一度も思った事はない。なんでいつもいつもこんな事を自ら進んでしてるんだろうと思うと不思議になる。今回の初めてのテント泊も荷物が予想以上に重くて苦しんだけど、こんな光景は苦しみの先にしか待ってないわけで、どんなに苦しく辛い目にあってもやはり山登りは素晴らしいと思わざるえない。

北穂高岳から大パノラマを眺めながら、このまま更に先の山々に縦走してしまいたいけど今日はここまで。次回の楽しみにとっておきますね

 

 

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・涸沢の夜明け。夜中まで寒くて良く眠れなかったかも。防寒も課題ですね


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・とりあえず山々を眺めながらモルゲン待ち


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・うぉー、来た来た〜


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・感動的!山々が紅く染まりました〜


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・そしてのんびりと朝ごはんの準備〜。なんとかして食料を減らさないと、荷物が軽くなりません。

 

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・本日のワールドマップ

本日はテントと余計な荷物は涸沢に残したまま、軽量装備でサクッと北穂高岳を目指したいと思います〜

 

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・正面の涸沢小屋の上にある尖ったピークが北穂高岳ですね


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・AM6:20 北穂高に向けて登山開始。どう考えてもちょっと遅め。朝のんびりし過ぎた


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・突然雪渓ゾーン。でも丁寧にカットされてるのでつぼ足で行けます


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・登山道は雪解け水が凄い


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・最初から最後までずっと急。空に向かってどんどん登って行く感じ。空の青が深い


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・ギザギザの前穂高と涸沢カールがかなりいい感じ!


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・逆層スラブ的なとこを登って行く


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・凄い岩場。山頂はまだまだ上


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・あの稜線が北穂高の南陵。まずはあの稜線上に出ないと


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・南陵の手前には長い梯子が


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・カトさんが登って来るの待ち

 

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・登りきると目の前に奥穂が!


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・前穂も凄い!あのギザギザを登る人達がいるとかいないとか。ちょっと楽しそう


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・南陵から山頂までまだ結構登る


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・急登はエスカレート

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・奥穂とカトさん〜


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・凄い迫力


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ハクサンイチゲが沢山


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・私、こう言う岩稜帯は大好物なのです


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・タカネヤハズハココ


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・ちょこっと危険な鎖場もアリ


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・あのピークの上に北穂高小屋が見えた!

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・小屋が見えたからと言ってもまだそこそこ距離が

 

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穂高方面の先にジャンダルムが


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・ジャンダルムをバックに疲れ気味のオッサン


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・登山道に見えて実はこの辺りは北穂高小屋のテン場。本当にここはテン場なのか…


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・常念とその向こうに雲海が〜


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・北穂高小屋と奥穂方面の分岐


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・小屋の前にまた危なげな雪渓地帯が出現


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・落ちたらひとたまりも無さそうですが


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・歩き易い様に雪がカットしてありました


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・富士山をバックにカトさん

 

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・もう一息や


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・AM8:35 ついに北穂高登頂完了!雲一つない青空の下、槍ヶ岳がお出迎え

 

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・振り返ると奥穂高とジャンダルム


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・その横には吊り尾根からの前穂高


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・反対側にはカッコいい笠ヶ岳


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・雲海の向こうに富士山も見えた!ここから見ると富士山も小さい


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・そして大キレット越しの槍ヶ岳槍ヶ岳の横には後立山や水晶や薬師岳も見えてます〜。実は昨日南岳まで行こうとしていたけど、行かなくて正解。こんな重い装備で一泊ではかなり厳しいから。今日はもう時間ないので大キレットはまた今度の楽しみに〜


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・景色を堪能したらちょっくら北穂高小屋に移動。この小屋もかなり立体構造です


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・記念撮影


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・ここのテラスからの眺望もスゲーです!


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・東稜、ゴジラの背方面


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・AM9:25 ゆっくりしたいですが結構時間がヤバいので水分補給をしたら下山〜。テント撤収してから上高地までの道のりも長いので


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・今日は無理だけど、今年こそジャンダルムに行かなねば!


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・まだテン場にはテント無し。このテン場、小屋まで結構遠いからトイレとかかなり不便そう


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・下山もかなり気を使います


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・遥か下方に小さくテントが見える


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・下山もまあまあ大変でしたが、なんとか帰って来た


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・雪解け水がナイス過ぎます!


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・AM11:05 ただいま〜


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北穂高岳もいい山でした!天気が良過ぎて本当に良かった


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・急いで撤収。帰りのバスの時間が16:30で結構ヤバめ。昼飯を食べる余裕もない。しかもあれだけ食料を消費したのに、何故か荷物が膨らんでザックに入らない現象に苦戦…。


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・サラバ涸沢!今度は紅葉の時に来てみたいですな〜


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・北穂登山で結構体力を消耗してるのに、これからが問題。また重いザック担いで上高地までかなり距離ありますし


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・やっとで横尾。めちゃ疲れた〜。ジュース休憩


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・16:30のバスに間に合うかかなり微妙…。無心で歩く。ツレ〜


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・天国みたいな徳沢。昨日よりかなりキャンプの人が増し気味です。上高地16:30には間に合わないかも…。タクシーがあるし


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・すれ違った人から、バスの最終は17:30だと知らされる!間に合うかも〜


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・明神でかなりバテ気味な方


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・PM16:30 河童橋に着いた〜!


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・バスの時間までちょっとあるので昼食べれ無かったラーメンを作り始める私。腹減ったので


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・そして憔悴気味なカトさん


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・また上高地に来たいけど、横尾までの道はテント担いであまり歩きたくないっす!

 

今回初のテント泊登山のお試しと言う事で、涸沢に行って来ましたが、最高の天気に恵まれて、涸沢までの長めの道のりがちょうどいい感じで、いい練習になりました。北穂高岳も最高!本当はもっと色々散策したかったですね。

思いついた物はザックに全部入れたので、重量も激重でザックの蓋も閉まらなくて結構大変でしたが、いい勉強になりました。遠くに歩こうと思ったら軽量化は必須です。テント泊は楽なイメージがありましたが、全然楽ではありませんでした!今回の経験で学習したので次回に活かしたいと思います〜

 

ではでは