扇沢からの針ノ木と蓮華ピストン
登山日 2021/8/12(土)
総歩行距離 15.4km/累積標高差↑2075m↓2075m
体力度★★★★☆
危険度★★★☆☆
絶景度★★★★☆
※あくまで個人的な感想と計測
【コースタイム 】
扇沢登山口→針ノ木小屋→針ノ木岳→針ノ木小屋→蓮華岳→針ノ木小屋→扇沢登山口
・登りCT4:50 →結果4:15
・登りCT1:50 →結果1:34
・下りCT4:15 →結果4:00
・トータルCT10:55 →結果9:49
※結果のタイムは休憩時間も含む
【登山口へのアクセス】
車の場合
・長野自動車道安曇野ICから60分
無料駐車場(230台未舗装)がありますが、週末はすぐにいっぱいになります。扇沢駅前に12時間1000円の駐車場はキレイで金はかかりますが、トイレや駅が近くて便利です。
バスの場合
【今日の温泉】
湯けむり屋敷 薬師の湯 750円
扇沢に行ったらやっぱり温泉はここ!近いし施設もお湯もなかなか良いので寄ってしまいますね〜。
温泉は弱アルカリ性低張性中性高温泉の無色透明なナチュラルなお湯。サウナや水風呂ももちろんありますし、内湯も露天風呂も広くていい感じ!個人的にはここの広い露天風呂でまったりするのが好きなのです。
【地図等の詳細データはヤマップにて】
https://yamap.com/activities/12593016
【登山レポート】
お盆前に入る前にカトさんと日帰り登山をしようと言う話しをしていて、候補に上がったのが北アルプスの針ノ木岳!白馬と並んで大雪渓で有名な山です。山頂からは黒部湖や剱岳が綺麗に見えるとか。カトさんは何回も行ってるみたいなので今回は案内をお願いします(今回と言うかいつもか)。
しかし最近ずっとあいにくの天気で、予定の日もかなり天気がイマイチ。どこのエリアも基本全滅ですが、細かく天気予報をチェックしてみると、針ノ木岳近辺が昼間は曇り予報で天気がなんとかもちそう。夕方からは雨ですけどね。
行くべきか悩ましいですが、お盆もずっと悪天候みたいですし、ここを逃すと当分山に行けそうにないので思いきって決行!針ノ木岳は初なのでとりあえず登頂出来ればオッケーと言う事で〜
てな感じで、登山口のある扇沢に前日入り。無料駐車場は一杯ぽかったので、面倒臭いから駅前の有料駐車場に駐車。翌日の帰る時、駐車して12時間以上たっていたので駐車料金2000円も取られてビビりましたけど…(汗。でも快適な駐車場なのでオッケーです
・扇沢はとっても星がキレイ〜。明日が悪天候なんてワタシちょっと信じられない
・AM5:30 翌日、準備が完了したら早速出発でーす
・Webで登山届け出したのに、登山口で大山のぶ代風のおばちゃんに、ちゃんと入山届け書かなきゃダメ!と怒られて、しぶしぶ記入。声はドラえもんぽくはなかったですけど
・では針ノ木岳に向けて出発でございます〜
・狭苦しい感じの樹林帯からスタートして
・何度か車道に出る
・本日のラスト青空
・そしてひたすら樹林帯
・えっ、ここが針ノ木岳の登山口?はるか遠くに針ノ木岳らしき山が見えますけど。ちょい遠くない?
・アップで
・しばらく行くと突然の渡渉ポイント
・靴が防水じゃないから、頼むから濡れないで〜。細いロープがアリ
・そして再び第二渡渉ポイント。こっちの方が断然手強い
・ちょっと本気出して、スーパーテクで濡れずにクリア。ストック使おうよー(めんど臭くて…)
・またしばらく樹林帯を進むと大沢小屋が
・やってませんけどね〜
・小屋横になんかいい感じの石碑もアリ。結構歩いたのに針ノ木峠まで実は4kmもあるとは
・岩増加中。歩きずれぇし
・ハシゴもあるし
・樹林帯が開けるとやっと噂の大雪渓が見えた〜
・シモツケソウかな?
・ワイルドな橋
・凄い水量で、橋がぶっ壊れたら終了の予感
・川を渡って大雪渓に接近中。手前の地面は土に見えるけど実は雪渓だったりする
・振り返ると爺ヶ岳が〜
・見るからに崩壊寸前の雪渓(汗
・雪渓の上は危険ぽいので、雪渓の左端に設けられた荒れた道を進む。ピンテの誘導アリ。やはり歩き辛いです
・しばらく進むといよいよ雪渓上へ着氷。まずはチェーンスパイクもストックも無しで登ってみます〜(面倒臭くて)
・やっぱチェーンもストックも使わないとまあまあ辛い。アイテムを出すタイミングが分からずに体幹を駆使してそのまま上へ。時には四つん這いになりながら…
・なんとか何も使わずに雪渓を登りきりました〜。雪渓は割とすぐに終わりましたし。結構急なので、良い子はチェーンスパイクとストックはちゃんと使いましょう!危ないです!
・雪渓ゾーンが終わるとレンゲ沢?
・あの雪渓の方面には行きません。左手の方へ登ります
・またもや渡渉ポイント。今のところまだ靴はドライです
・あれが針ノ木岳なんかなぁ
・ピンテに見せかけて鯉のぼり。やるな!
・ガレてるとこを登っていきます。あんま道っぽくないです。あともうちょいなんでしょうか…
・振り返ると鹿島槍!また久々に行きたいけど、なかなかタイミングがなくて。ハードだし
・そしたらいきなり超急斜面の分かり易いつづら折りゾーンが出現!
・AM8:30 つづら折りゾーンをなんとかクリアするとやっと針ノ木峠に到着しました!ここまで長かったし結構疲れたわ〜
・針ノ木峠には立派な針ノ木小屋がありまっせ
・針ノ木小屋に着きましたのでカトさんと記念撮影!小屋のカメラ好きのご主人に二人の写真を撮りまくってもらいました〜。エビスビール飲みたいけどここはガマンです
・小屋から景色は結構凄い!雲の天井が非常に残念ではありますが、左のピークは七倉岳、その右隣が船窪岳。その奥の方に雲に突き刺さってるのが野口五郎ちゃんの様です
・その五郎ちゃんの隣の独特のコブみたいなやつが、急登で有名な烏帽子岳
・七倉から左奥に見えるギザギザは邪悪な香りがする餓鬼岳。正直めっちゃ楽しそうです。どの山も未踏なのでまた色々な楽しみが増えて嬉しい限り!
・小屋で結構休憩したので、とりあえず針ノ木岳を登ってしまいましょう!針ノ木岳にはすぐに登れてしまうはず〜
・かと思ったら、針ノ木岳のピークが実は見るからに結構遠くて愕然(汗。山アルアル。コースタイムで1時間ぐらいで結構距離あります。
・振り返ると反対方面に優雅な雰囲気の蓮華岳が。小屋のご主人曰く、蓮華岳のコマクサは日本一らしく、絶対見ておいた方が良いとの事でした。でも流石に疲れて多分行かないだろーなぁ。この後天気崩れそうだし…
・多分アレが針ノ木岳ですが、先っちょが見るからにガスってるやん…
・花撮影中。このレンズ結構寄れるなぁ
・天気もイマイチやし、お花がいっぱいだから写真を撮りまくっていると
・突然雷鳥出現!
・ガーガー鳴きながら、時には花を食いまくりながら登山道をどんどん登って行く
・するとそのまわりにベビー達も〜
・落石させまくりながら親の後をついて登って行くチルドレン(汗
・雷鳥ってハイマツばっか食ってるのかと思ったら、花とかも食べてるんですね。オシャレなもん食ってます
・ガス増し気味ですがとてもいいとこ
・山頂に近づけば近づく程ガスるの法則
・もはや景色は絶望的か…
・AM9:45 針ノ木岳登頂完了!真っ白です!
・剱岳どころか目の前にあるはずの黒部湖すら見えんし…。しかも寒いし
・二人ともいじけ気味に昼ご飯にする事に。このハラミのおにぎりハラミがハンパないだよなぁ。高いだけのことはあるわ
・つーか、このネギラーメンもネギの量がハンパない!ネギラーメンだけにネギまみれや〜
・白い景色を見ながらのんびり食事してると…
・おぉぉ
・突然黒部湖出現!
・おぉぉ(震え声
・スバリ岳出現!このアングルかっこええし
・みなさん、お待たせしました!お待たせさせすぎたのかも知れません!これが黒部の太陽こと、黒部湖でございます〜
・さっきまで静まり返っていたカトさんが一気に息を吹き返しました
・立山から見るより湖が近い気がする
・船着き場アップ
・黒部ダムアップ
・横に目を向けると
・こちらも立派な高瀬ダム
・こんな天気でも、ガスが晴れるとこんなに嬉しいし、こんなに元気が出ると言う事を久々に体感しました!かなり長居したので、ボチボチ帰りましょう
・針ノ木岳の横のスバリ岳。こっちからもキレイだけど、さっきのアングルの方が良かったな
・実は今日カトさんと登ってる最中に、日帰りで針ノ木から種池山荘まで尾根を回ってしまおうかと言う無責任な案も出てましたが、時間も遅いし午後から雨予報だったので今回は見送りに。賢明な判断です
・ガスってない針ノ木岳
・フワフワ感が薄れ気味のチングルマ
・ガスが晴れて二人とも息を吹き返したので、蓮華岳にコマクサ見にいっちゃう?と言う展開に
・AM11:30 間髪入れずに蓮華岳登山開始
・見た目より登り易く、そして既に針ノ木岳と全然雰囲気が異なってます
・小屋洒落てるなぁー
・最初の急坂を登りきったとこ
・庭園みたいな稜線がガスの中に続いている
・めちゃいいとこです。ガスが残念ですが
・緩やかアップダウンが続き、ひたすら気持ちいい
・なんか凄い開放的でいいとこ!針ノ木と別世界。ガスが非常に残念ではあるけど、これはこれでいい味出してます
・そして足下を見るとそこら中にコマクサが!まばらであまり密度がないですけど広範囲に大量に咲いております
・でもどれも若干終わりかけなのが残念
・ガスガスの中で稜線をどんどん登って行きます
・なんか見えたぞー
・どうやら山頂の祠に着いたっぽい。でも山頂は更にこの奥のピークの様で
・PM12:25 蓮華岳も登頂完了!針ノ木峠から1時間ぐらいで思った程大変じゃなかったかも
・神秘的なガス風景
・何も見えないからとりあえず植物を見てみたり
・おぉぉ、再びガスが
・晴れていく!
・七倉岳へのいい感じ過ぎる稜線!今日は行かんけど
・今回の奇跡は一瞬の出来事で、また真っ白に
・十分に堪能したのでじゃあ帰りましょう!ガス景色も悪くないですなぁ(負け惜しみ
・恐らくですが、剱とか黒部湖の眺望を抜きにすれば針ノ木より蓮華岳の方が良いとこでしょうね。ガス晴れたらすごそうです。隣合う山がこんなにも雰囲気が違うなんて自然の神秘
・ガスってたのは山頂の方だけ。ていうか天気予報通りに雨が降り出して来ました。
・PM13:40 早く帰りたいですが、あわてずに小屋でお土産を買わせてください〜
・今日お盆と言う事で東京の自宅にこのまま帰るので、ウチの奥さんにお土産を買ってみました〜
・さぁ、とっとと下山!
・なんか雪渓の辺りがガス溜まりに…
・下りは流石にチェーンスパイクを装備しないと怖い
・やっぱ下りの方がコエ〜!ストックも出せば良かったけど、なんとかストック無しで(面倒臭くて)
・あのトンネルは帰り道じゃないのでご注意
・雪渓終了!針ノ木は濃霧の中。そして雨
・帰りの樹林帯は岩が多くて歩くがかなり面倒だけどしゃーない
・PM16:39 無事に扇沢に帰還!大山のぶ代風のおばちゃんはもういません
と言う感じで針ノ木岳and蓮華岳セット登山完了!今回はあまりシビアに追い込まれる感じはありませんでしたが、雪渓登るのも大変でしたし、二つ山を登ったので実は結構ハードだったかも。かなり悪い天気予報でしたが、思ったより天気がもってホントに来て良かった!ガスで包まれた山も神秘的で色々な驚きがあってたまにはいいもんですよ!(たまには)。
針ノ木峠から北アルプスの新エリアを目の当たりにして、楽しみがまた増えたかも〜。と言う感じで行かなきゃいけない山はまだまだ沢山ある事を認識しました!
ではでは