西朝日岳(標高1814m )
小朝日岳(標高1648m )
日暮沢小屋からの周回ルート
登山日 2021/10/10(日)
総歩行距離 20.1km/累積標高差↑2067m↓2067m
体力度★★★★★
危険度★★☆☆☆
絶景度★★★★★
※あくまで個人的な感想と計測
【コースタイム 】
・上りCT6:25 →結果4:30
大朝日岳山頂→中岳→西朝日岳→竜門山→ユーフン山→清太岩山→日暮沢登山口
・下りCT5:48 →結果5:15
・トータルCT12:13 →結果9:45
※結果のタイムは休憩時間も含む
【登山口へのアクセス】
車で日暮沢小屋へ。月山インターから30分ぐらいです。途中から未舗装路になり、増水時は直前に渡渉ポイントもあるので、車高の低い車はご注意ください。駐車場は10台程度ですが、周りの路肩に多数駐車してました。日暮沢小屋のトイレが使えるらしいのですが、改装工事をしていたみたいなので本当に使えるか不明です。
【今日の温泉】
櫛引温泉 ゆ〜Town 450円
鶴岡市にある温泉で、結論から申し上げますと、素晴らしい大当たり温泉でした!昨日の夜に寒河江で入った日帰り温泉も大変素晴らしかったのですが、こっちはその更に上。ネーミングや建物の雰囲気から想像出来ない様な濃厚な源泉がかけ流されており、結構疲れた事もあり、延々と浸かっていたい温泉でした。ナトリウム塩化物・硫酸塩温泉でほのかにしょっぱい味のお湯。鉄分でお湯や浴槽は茶色になってます。その浴槽の下からブクブクとバブルが噴き出ていて、またこれがたまりません。サウナも水風呂もちゃんとしていて、サウナ通にもウケそうです。しかもなにより凄い値段が安い。なんでこんな温泉が近所にないんだろうって素直に思えた温泉でした!
【地図等の詳細データはヤマップにて】
https://yamap.com/users/356090
【登山レポート】
私は毎年紅葉登山は必ず一度は北陸や東北に遠征する事にしています。北陸や東北の紅葉はとにかく赤くて鮮やか!毎年期待を裏切ってくれません。
まだ紅葉の時期的にちょっと早い気もしましたが、最近仕事が忙しすぎてストレスたまり気味なので、ちょっと無理してでも東北に行く事にしました。しかも土曜は天気が悪く登るなら日曜。翌日は祭日のはずが何故か仕事なのが気がかりですけど、美しい紅葉の為なら仕方ありません。
お目当ての山は、月山か、朝日連峰か、蔵王の三択。なかなか決めきれませんでした。今回はなるべく軽めの労力で、ちょっとでも綺麗な紅葉を拝んで早めに家に帰りたい思いがありましたし、そんな都合いい山があるのか不明でしたけど、とりあえず前日に早めに寒河江市に入って、温泉にゆっくりつかってから道の駅でまったりとネットでこの三つの山のどれにするか調べました〜
・前日の夜は一度行って見たかった銀山温泉を観光〜。素晴らし過ぎるとこ!
そして悩んだ挙句、翌日向かったのは朝日連峰の登山口である日暮沢小屋
・日暮沢登山口までの道は途中から未舗装路でまあまあ悪路。人気の無い登山口なのかと思ったら車でごった返してた〜。流石行楽シーズンの百名山、なんとか車停めれてセーフ(汗
・AM5:45 スタート。周回ルートなのでどっちまわりか迷いましたが、まずは通常どおり小朝日岳を目指す事にしました。しばらく林道歩きです。午前中は天気予報はイマイチなんだよなぁ
・綺麗な川でテンションアップ
・まだ紅葉あんまりしてないなぁ
・大自然って感じで気持ち良し
・まあまあ悪路で結構進みづらし。でもまだ平坦
・突然登り開始。そしていきなり急登に
・ずっとひたすら急登(汗。しかもガスってますし。汗でベトベトな私
・赤じゃなくて青い実
・おぉ、なんと、青空が出てきた〜
・視界が開けると素晴らしい御光で祝福
・AM7:26 古寺鉱泉からのルートと合流するハナヌキ分岐ってとこ。ていうか、ここまでずっと急登で本当に疲れました…
・ルートが合流してから人が増加。道も歩き易く
・樹林帯が開けて来た。紅葉もキレイ〜
・三沢清水って言う水場です。多くの方が休憩中。確かに相当疲れた
・絶景だなぁ〜。晴れて来たし
・AM8:07 一個目のピークの古寺山に到着。その先に見える立派なピークが大朝日岳かな?
・なわけなくて、手前のピークは小朝日岳。更にずっと向こうの真ん中のピークが大朝日岳(汗
・そしてその右手に続く稜線を昨日一日で歩く予定〜。長過ぎないか?
・古寺山をガーっと下りまして
・そしてひたすら登る。結構登る
・振り返ると古寺山の紅葉がいい感じ〜
・AM8:41 二個目のピークとなる小朝日岳に。立派な山です
・やっぱ大朝日岳遠いわぁ〜。予想以上にハードな道のり
・凄い雄大。ホントに今日一日で向こうの尾根を回れるのだろうか…。自信が無くなって来た
・小朝日岳をまたドバーッと下ります。ひたすら下ります
・結構下るやん(汗。古寺鉱泉からピストンする人も、帰りの登り返しは大変ですね
・そしてまた激登り開始
・振り返って小朝日岳!紅葉が凄い事になってます〜
・またひたすら登る
・森林限界突破?視界がかなり開けて景色もいい感じ!
・秋の登山サイコーモードになってきました
・だいぶ大朝日に接近
・銀玉水と言う水場があるみたいですが、水はまだまだ余裕有りです。際どいネーミングや
・あそこあるのが銀玉水ですね
・そしてまたひたすら登る。冗談抜きで私、疲弊してます。2000mアンダーの山なのにスゲーのぼらされるなぁ、ハァ
・やっと小屋が見えた!そしてその先が山頂です
・AM9:58 やっとで山頂避難小屋に到着!小屋の周りは登山者で大賑わい
・小屋で休みたいのは山々ですけど、まずはとっとと大朝日岳を登ってしまいましょう!もうひとふんばり(汗。ハァハァ
・やったー、山頂が見えた〜
・AM10:15やりました!本日三個目のピークの大朝日岳登頂完了、日本百名山56座目です!
予想以上に疲れてしまった〜。ここまで4時間半かかりました。これが普通なのか早いのかはこの時は予習不足で良くわからず。山頂で地元のおっちゃん登山者に色々聞かれたけど、方言が良く分かりませんでした(汗。ここが東北である事を実感。
・登って来た小朝日岳のルートはガスってしまって良く見えません
・来た方向とは真逆の五味沢方面。雄大過ぎる山しかない眺望が広がる!
・こっちの稜線は平岩山に続いております。素晴らしい〜
・昼メシを食べるにはちょい早いので、これから歩く予定の稜線を眺めながら休憩しながら軽く行動色を食す。お恥ずかしながら想定以上にハードで疲れたし、明日仕事でまた今日中に延々と車で帰る事を考慮すると、このままピストンした方が身のためなんだろうけど、まだ10時半だと思うと迷ってしまう。でも紅葉も十分に綺麗だったし、百名山もカウント出来たし結構満足なんだよなぁー
・とりあえず小屋まで戻って来た。まだ水も食料も結構あるし、補給は大丈夫そう
・ピストンするか迷ったけど、せっかく遥々山形まで来たんだから朝日連峰をドップリ堪能しないと損だわな
・と言う感じで第二ラウンド開始〜って感じで。ちなみ次の目的地の西朝日岳は手前に見えるピークじゃなくて、更にちっさく見えるやつ
・とりあえず気持ちのええ稜線をスタスタ歩いて中岳を登る。ていうか天気が良くなって来たせいかめちゃくちゃ暑い。なんでこんなに夏みたいに暑いんやろ(汗
・AM11:00 本日四個目のピークの中岳に到着。ピークに先に悲しげな慰霊碑を発見。後で調べたら、朝日連峰で結構有名な事故があったんですね
・奥のなだらかな方のピークが多分西朝日岳。マダラの赤いのがオシャレすぎ!
・秋っていいなぁ
・それにしても長い稜線だ。登り返しも激しいし、しかも暑過ぎて水をガンガン飲みまくってる自分がちょっと心配。想定外の展開
・池塘もあります
・あー、マジでしんどいわぁ。こんなに夏みたいに暑くて汗ダクになるんなら来なかったのに〜
・振り返るとこの景色〜。とんがってるのが大朝日岳。めちゃ歩いとるやん。そりゃしんどいわ…
・あとちょいで西朝日。奥の尖ってるやつは名もなきピークなのね
・AM11:46 本日五つ目のピークの西朝日岳到着。つーか、マジで疲れてます。エネルギー補給したいけど、暑過ぎて、のど渇き過ぎて多分昼メシは喉を通らない…。水も結構飲んだから残量が心配で、メシを食べたら水をがぶ飲みしてしまいそうで怖い。と言う事で、また昼メシ休憩せずにスルーしてしまいました…
・お次のピークは竜門山。右の方のちょうど雲がかかったピークです。距離あるなぁ…
・なんか一気に紅葉が色鮮やかになってきた!素晴らしい〜、凄い景色!
・赤と緑のコントラストって斬新な感じがする
・紅葉が一気に綺麗になってちょっと元気が出たけど、実はマジでヘバり気味で。完全に失速して全然前に進まないし、これシャリバテ起こしてない?マジで水の残量もヤバいかも…
・PM12:33 六個目のピークの竜門山へ。まあまあ限界です!もう休ませてください〜(汗。
・何も食わないと多分倒れるので、赤飯のおにぎり一個を無理矢理口に押し込み、保険で携帯していたポカリのペットボトルで流し込みました。飲み水は、多分後500ml以下の水と、ペットボトル半分のポカリ。これまでの消費スピードを考えるとやっぱ水が足りてない。
・この素晴らしすぎる稜線を15分ぐらい進んだ先に避難小屋があって、水を補給出来るみたいだけど、往復30分もかかると思うと行く気が失せてしまった…。
・かなり賭けだけど、小屋には行かずにそのまま下ることに。ガスってきてくれたおかげで、大分涼しくなった。でも、足に力が全然はいんない…。
・なんか竜門山付近は明らかに紅葉が綺麗〜
・紅葉がスゲーなぁ!
・なんじゃこりゃ〜、真っ赤な絨毯やん
・ガスが残念だけどそれでも凄い!
・元気だったら多分はしゃぎまくってる
・うわぁー、スゲー、としか言葉が出ない
・紅葉は凄くても、登り返しも凄い
・PM13:20 本日七個目のピークのユーフン山。休憩しないと歩けません。
・赤い紅葉の中をヨチヨチと下っていきます
・まだピークがあるんですね。どんだけ登り返せば気が済むのか
・こう言う状況になると得意の下りも楽じゃないんだよなぁ
・綺麗だからこの登りも耐えれるよね?しかも地図を見る限り、これが最後の登り返しのはず!
・来た道を振り返る。竜門山から先のこのエリアは本当に紅葉が凄すぎる。良く覚えておこう
・PM13:43 本日八個目のピークの清太岩山。これがこのルート最後のピーク。良く頑張ったオレ!後は本当に下るだけやん
・本当に素晴らしい山だし、素晴らしいルート、素晴らしい紅葉!想定外の暑さと、明日仕事って言うのがなければ幸せしかない登山だったはず
・またもや慰霊碑…。なんか訳ありの山なんだろうか
・後は2時間ぐらいひたすら樹林帯を下るだけか
・フラフラにらなりながら下っていると恵の水場が!
・でも水場までちょいルートを外れて下るらしく…。まだちょっとだけ水残ってるし、我慢すればなんとか下まで持つはず
・下っても下っても全然下界に近づいてる感じがしない件
・そして最後の水分を飲み干す!
・なげーなぁ、この下り、ていうかこの周回ルート数値以上に長すぎる!
・PM15:15 なんとか日暮沢に帰還!感動のゴールです。そこまで下山が遅くならなくて本当に良かった〜(涙
・そして登山口には何故か水場!ガブ飲みモードへ
・日暮沢小屋は改装中?
・来る時の悪路で車が泥まみれ。周りの車もドロドロでした。
・登山道までの道さダートな上に、渡渉するポイントもあるので車高の低いお車の方はご注意を!
・鶴岡市へ移動。町からはおおらかな月山が!今シーズン中に来たいけと来れるかなぁ
・鶴岡ラーメンめちゃ美味かった!温泉も最高すぎたし、本当に頑張って良かった〜。帰り絶対途中で寝てしまう確定
ホントは下山して1分でも早く富山に帰らないとヤバかったんですけど、登山が疲れすぎたので、諦めモードで鶴岡でまったり温泉に入って鶴岡ラーメン食べてゆっくり帰りました。
いゃー、それにしてもホントに朝日連峰は初めて登りましたが、色んな意味で凄過ぎました!景色も雄大だし、どこまでも続く稜線も素晴らしい。そしてお目当て紅葉も凄過ぎた!とても2000mアンダーの光景とは思えませんでした。
朝日連峰を登る際は大朝日岳が目的な方が多いと思いますが、紅葉の絶景ゾーンは、日暮沢から竜門山の間の稜線です。大朝日岳側も綺麗ですが、ちょっとレベルが違うので、紅葉が目的の方は竜門山方面を狙ってみはいかがでしょうか!
毎年思いますが、東北の紅葉は本当に赤くて色鮮やか。期待を裏切りません。それに温泉も最高!今年にあともう一回ぐらい東北か新潟あたりに紅葉を愛でに行けたらいんですけどね。本当に楽しかったです〜(笑
ではでは