阿弥陀岳(標高2805m )
舟山十字路ピストンルート
登山日 2022/1/8(土)
総歩行距離 10.8km/累積標高差↑1244m↓1244m
体力度★★★★☆
危険度★★★☆☆
絶景度★★★★☆
※あくまで個人的な感想と計測
【コースタイム 】
・登りCT4:00 →結果4:00
・下りCT3:00 →結果2:20
・トータルCT7:00 →結果6:20
※結果のタイムは休憩時間も含む
【登山口と駐車場】
登山口のそばの道沿いに、20台ぐらい駐車可能。八ヶ岳美術館の辺りから長い林道に入ってからは完全に雪道です。登山口付近にトイレは無し。
【地図等の詳細データはヤマップにて】
https://yamap.com/activities/15126969
阿弥陀岳で見た群青色
八ヶ岳の山はほぼ全部登ったけど、何故か冬は赤岳や天狗岳ばかり登っていて、今登っている阿弥陀岳は今回が初めてだったりする。阿弥陀岳は八ヶ岳で赤岳、横岳に続く三番目に高い山だ。赤岳の山頂や行者小屋から白くそびえ立つこの山を眺めては、いつかは登ってみたいと思っていた。
阿弥陀岳に取りつくと、ため息が出るぐらい急な尾根が始まった。ピッケルを地面に突き刺しながら、そしてアイゼンを確実に蹴り込みながら一歩一歩ゆっくりと空へ向かって上がっていく。予想以上にキツい登りで、予想以上に寒くて、一瞬不安にもなったりしたけど、この感覚がとても懐かしくて心地良かった。なんとなく今シーズンは気分が上がらなくて、もうしばらくいいかなと思っていた雪山だったけど、やっぱり楽しいし、ここに来て良かった思ってる自分がいる。
立ち止まって一息つきながら先を見上げると、遥か上方を進む登山者が点の様に見えた。そして更にその上を見上げると雲ひとつ無い青空がどこまでも広がっていた。とても奥行き感のある青く深い空。こんな空は恐らく地上では見れない。じっとその空を眺めていたらその向こうに広がる宇宙が見えた気がした。そしてなんとも言い表せない不思議な気持ちになった。
そう言えば昔にもこんな空を見た事がある。雪山を始めたばかりの頃、使い慣れてないアイゼンとピッケルを持って不安になりながら八ヶ岳を登った時も空は確かこんな青色だったような。そんな事を考えながら僕は再び歩き始めた。
・朝バタバタして遅めの到着。駐車場は満車でギリギリ停めれた
・AM8:40 おそらく最後発のスタート。久々の雪山なので、慌てずのんびり行きましょう
・ちゃんとした登山口だった。このルートは初です
・しばらくはツボ足で大丈夫そう。やっぱ雪道歩きは気持ち良い
・やたらと札みたいなのが刺さりまくってる
・まずは御小屋山を目指してどんどん登ります。静かな雪の林道がいい感じ
・AM10:00 しばらく登り続けると御小屋山到着。この山には八ヶ岳山荘からのルートと合流地点。ここから先は夏に歩いた事があるルートに。昔過ぎて良く覚えてないけど。
・御小屋山から先はしばらく平坦な道で楽ちんです〜。綺麗な雪の林道が続きます
・チラッと阿弥陀が。あまりのデカさと高さに驚愕し不安に…。まだ全然山頂に近づいてないじゃん
・しかも何故かガンガン下り出す
・AM11:00 そして不動清水分岐に来ると、いよいよアホみたいな激登りが開始されます
・ここでやっとアイゼン装着。ピッケルとメットも装着して
・今までがずっと平坦だっただけに、いきなり急登になるのでチョットビックリ
・スゲ〜、この激急登に終わりはあるのだろうか
・展望台的なとこに到着。でもそこまで見晴らしは良くないような
・やっとで樹林帯を抜けた。阿弥陀クソデカ!
・引き続き途切れる事なくずっと急登が続いております
・今日は凄い景色とお天気でラッキーとしか言いようがない。でも風もあってか実はとても寒い。足の指先が冷えてマヒし気味。チョット不安です。
・空の青さがとても深い。吸い込まれそう
・蓼科や天狗、硫黄岳も見えて来た。今日は本当に先の先まで見える
・まだまだ急登。こんなの久々。赤岳を登っている感じに近いかも
・更に上に進むとより急になりチョイ危険。ロープがあるので慎重に。もうちょいで登りきれるハズ
・うひょひょ(汗
・そしてなんとか登りきる。いや〜、久々キツかった(汗。歩いて来た御小屋尾根がくっきり見える。
・そして後は山頂に向けてこの道をウイニングランなんだけど、まあまあ危険な匂いが
・難しくはないけど、ナイフリッジっぽくなっているので気を抜かずに落ちない様にご注意を
・山頂までもうちょい。その奥には赤岳が
・やっとで到着〜。山頂には凄そうな方々が
・PM12:40 阿弥陀岳登頂完了!さすが阿弥陀、思ったよりハードだった。まぁ、しんどいのはいつものことだけど。やっと冬の阿弥陀登れました〜
・赤岳と宇宙みたいな空。これが八ヶ岳ブルー。冷静にカッコよずぎです。いつもはあっちからこっちを見ていた。
・冬の横岳と硫黄岳にも今度行きたいなぁ。とにかく綺麗
・そして何より凄いのが権現岳と富士山のコラボ!権現もカッコ良すぎるし、最近いい富士山を良く見てます。何年か前に登った雪の権現が結構キツかったのを思い出した。
・そしていつかは南陵も行かねばとは思っております…。南陵危ないんかなぁ
南陵を登って来てる人が見えるし
・こんな素晴らしい天気で久々に楽しい雪山登山をさせてくれた阿弥陀様に感謝!
昼飯食べたかったですけど、風とか寒すぎるので行動食だけ食べて退却
・PM13:00 またこの細い道を戻りまっせ。景色も空も最高すぎやー
・とにかく寒すぎ〜
・サラバ阿弥陀!やっぱかっこええわ
・またこの尾根を戻ります。落ちない様に気をつけて
・クソ急登も帰りは楽チンです。のんびりと写真でも撮りながら戻りましょう
・タイトル 日光に照らされる苔
・タイトル 日光で輝くツララ
・いやー、本当に程よい感じで楽しすぎた!
・PM15:20 下山完了。山頂にも帰り道も全然人いなかったのに、結構車残ってます。皆さんどっかに縦走に行ったのかな
・帰りはお楽しみの温泉!と言うよりも、お楽しみのサ活(サウナ活動)を実施!
原村界隈ではこの延命の湯のサウナがいい感じとの噂を聞いて、チョット楽しみにしてました。特に水風呂の水質が良くと温度が冷たくて最高!ばっちり整わせて頂きました。八ヶ岳に来た時は、温泉も源泉でサウナもいい感じのここがおススメかもですね〜。
足の指が今日の登山で冷やされ過ぎてチョット変な色になってました。すぐに治って良かっですけど。凍傷になるのは怖いので気を付けましょう(汗
ではでは