今日も山を登って来ました

山登りへの思いやレポートを写真で紹介するブログです

笠ヶ岳が北アルプス最後の百名山

笠ヶ岳(標高2898m 日本百名山

抜戸岳(標高2812m)

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新穂高から笠新道ピストンルート

登山日 2022/6/4(土)

総歩行距離 20.3km/累積標高差↑2250m↓2250m

体力度★★★★★

危険度★★★★☆

絶景度★★★★★

※あくまで個人的な感想と計測

 

【コースタイム 】

新穂高センター→杓子平→笠ヶ岳山頂→抜戸岳→杓子平→新穂高センター

・登りCT6:35→結果7:55

・下りCT5:20 →結果5:00

・トータルCT11:55 →結果12:55

※トータルに昼休憩時間は含まない

 

【登山口と駐車場】

登山者用の無料駐車場は新穂高センター手前のトンネルの途中から深山荘の方へ曲がるとあります。150台は停めれます。満車の場合は新穂高センターの近くに有料駐車場がいくつかあります。新穂高センターに24時間使用可能な綺麗なトイレがあります。夏季は無料駐車場の真ん中辺りに仮設トイレ有り

 

【地図等の詳細データはヤマップにて】

https://yamap.com/activities/17764614

 

 

 

笠ヶ岳北アルプス最後の百名山

 

2021年 初冬

僕は雪の笠ヶ岳に日帰りで挑み、登頂する事は出来なかった。

 

富山に来てもう何ヶ月かすれば二年になるけど、北アルプスの15座ある日本百名山をすべてを日帰りで登ろうとして来て、ついに残るは笠ヶ岳だけになった。

元々デブで運動嫌いで身体能力も高いわけではない僕が、広大な北アルプスの山々を日帰りするなんて簡単じゃない事なんて分かっているから、苦手なランニングとかも始めたりしたし、軽く筋トレもしたりして来た。

それに北アルプスの夏は意外と短い。冬は雪で閉鎖されて一部の玄人ぐらいしか登れなくなってしまう上に、夏前までずっと雪が残る。だから僕は雪が積もっていても山を登り続けられる様に色んな冬山を登りながら雪山の技術も磨いて来た。

そんな僕の悪あがきの記録を残す為の写真だって、人にカメラが趣味ですって言えるぐらい最低限の知識や技術は身に付けて来たつもり。山を確実に登り続ける為に必要な装備も厳選してそれなりに揃えて来た。

 

これまではあまり深く考えずにピークハントばかりしてきたけど、富山に来て自分なりに必死で山を登っているウチに、だんだん山に対する敬意やこだわり、山登りばかりしている自分にプライドみたいな物も芽生えて来たりして。

 

別に恥じる事はないじゃいか。笠ヶ岳は夏に日帰りしてもハードな山って事は誰だって分かってる。あんな雪の状況なら登れなくて当たり前だ。

でも僕は、これまで自分なりに努力して準備をして来たわけだし、天気も申し分もない日を選んだから絶対に登頂出来ると信じていた。例え何かが起きて泥沼化したとしても、もし歩けるなら日が暮れても意地でも前進するし、諦めて撤退して帰るなんでありえないと思っていた。それにあの日笠ヶ岳を登頂して帰って来てる人もいたわけで。

僕はあの後酷く落ち込んで、これまで高めてきた山に向かおうと言う気力が一気に無くなってしまった。あんなに必死だった山への思いがこうも一瞬で無くなってしまうなんて本当に不思議なもので。

仕事が忙しかったりプライベートとかでも色々と嫌な事や大変な事が重なり、なんとなく気持ち的にじめっとした日々が続いた。大人ってこうやって精神が病んでいくんだなと良く思ったし、自分って実はメンタルが弱いのかなと改めて思ってみたり。これまで登山にのめり込み過ぎてしまったことを反省もしたし、この弱い体に相当無理をさせて来たせいか、気持ち以上に体が凄く疲れてしまっている事にも気付いた。

この何年か何の疑問も持たずに山を登りまくって来た自分を否定しながら、山登りから逃げる為の他の代わりの楽しみや何かを必死に探していた気がする。

その後結局山登りはやめなかったものの、北アルプスとは少し距離を置きながら、低山や旅行がてら色々地域の山をのんびりと巡り、もうそろそろ部長に相談して東京に帰してもらって、また奥多摩とか山梨の低山巡りが出来たらいいなと良く考える様になっていた。登山を始めたばかりの頃の山の事なんて全然知らない自分を良く思い出して、あの頃は気が楽だったなぁとか、なんでこれまでこんなに山登りばかりして来たのかと自問自答を繰り返した。

 

その年が明けた2022年の2月のある日、どこの山でも構わないけど、この冬にもう一回ぐらい少し本気で雪山登山をしておかないと、雪山が怖くなって登れなくなってしまう気がして、僕は半ば勢いで雪の西穂高岳に向かった。

西穂を登る目的は雪山登山を忘れない様に、久々にその感覚を味わっておく事。一応厳冬期だから登頂は容易ではないのは分かってるし、ヤバそうだったら引き返せばいい。何よりまたあの時の笠ヶ岳の時にみたいに意気込みすぎて失敗して傷つきたくもない。

何ヶ月ぶりかの穂高連峰は、どこまでも広がる深い青空の下で、これまで見た事ない様な純白な山容で僕を迎え入れてくれた。

雪がびっしりとこびりついた岩稜の痩せ尾根にピッケルを突き刺しながら、そしてアイゼンを蹴り込みなから一歩一歩確実に進んでいく。目の前に広がる非現実的な光景も体に感じるスリルも、顔面に叩きつける冷気も何もかもが別格で、僕の眠っていた五感が目を覚ましていくのを感じた。凄く苦しくて凄く怖かったりするのに、何故かそれが懐かしくて心地よい。しばらく目を背けて来た北アルプスはやっぱり自分にとって特別なところなんだ、と。

そして僕は西穂高の山頂から、久しぶりに笠ヶ岳と再会した。あの時よりも白さは更に増していて真っ青な空の下で白く神々しく発光してした。相変わらずエグい山だと僕はその姿を見てただただ呆れた。そして色々な思いが込み上げて来た。こんなの見たら普通は登る気なんて失せるんだけど、この山が自分にとって北アルプスで最後の百名山なんだよなと思うとなんか少し嬉しく思えて。

 

僕は春までにもう少しだけ強くなってみせるので、もう一回チャンスをくれませんか。

少し暖かくなって、その白い衣が生え変わる頃にまたお伺いしますので。そしてその時はお手柔らかにお願いします

 

僕は笠ヶ岳にそう伝えると、なんかまた昔みたいに頑張れる気がした

 

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AM4:45 新穂高センター

 

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・久しぶりの新穂高。その背後に見える白い山が今日の目的地


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・AM4:50スタート。本日はお馴染みのリョウさんと〜。実はリョウさんも以前雪の笠ヶ岳に跳ね返されてまして。なので今日は二人して笠ヶ岳にリベンジなのです!


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・笠新道の入口までお馴染みの林道歩き。新穂高から4キロ近く歩かされる


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・AM5:40 笠新道の入口についに着いてしまった。昨年の嫌な記憶が蘇る…。笠新道の登りは本当にしんどいので


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・眺望のない樹林帯をひたすら進む。まあまあ急登。先が長くて思いやられる


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・しばらく登り続けると視界が開けて焼岳とか乗鞍が見えて少し気が楽に


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・でもだんだん疲れてきた


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・お久しブリーフな穂高連峰。もうあまり雪はないみたいですね


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・槍サマも〜。最近行けてないです


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・2000ミーター辺りからボチボチ雪


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・でもすぐに無くなって夏道に。今日はこんな展開だろうと思って、冬靴12本ではなく、トレッキングブーツにベルト式の10本爪アイゼンで来てみました


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・今度のはなかなか急。でもまたすぐに終わりそうなのでアイゼンはまだ着けずに一応ピッケルを使ってツボ足で登っていく


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・やはり再び夏道へ。雪渓とかが面倒なのはきっと笠新道の登りだけだろうし、この調子なら今日は意外と楽に登頂出来そうな気がしてきた

 

と思ったら…


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・2300m付近から夏道や斜面の凹凸が雪で全部埋まって平らになり、岩や藪は所々露出してるものの、ちょっとした雪壁みたいになってる…。しかも結構な斜度。去年来た時は一応道やルートがあったからこんな事にはなってなかった。


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・もちろん二人ともアイゼンを装着。

完全に誤算だったのは、雪がグズグズの半生だった事。しっかり蹴り込まないとアイゼンが効きにくい。判断を誤ってトレッキングブーツとベルト式の10本爪アイゼンで来てしまったせいで、蹴り込むと靴がグニャグニャしてなかなかグリップせずに予想以上に苦戦を強いられるハメに…


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・アイゼンが効かないし、蹴り込む度に足がすぐにグニャってなるからスゲーしんどくて若干攣り気味。完全に調子が狂ってしまい正直ピンチ(汗。

すると上の方からソロの若者がクライムダウンで慎重に下りて来たので話しを聞きてみると、雪があまりないと思ってチェーンスパイクで来てしまったけど、この先はもっと雪の壁みたいになるから諦めて撤退して来たとの事。そりゃそうでしょ、懸命なご判断。こんなとこチェンスパなんて絶対無理です。でも僕もある意味似た様な状況なんですけどね…


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・聞いた通りに斜度は更にエスカレート。冬靴の12本アイゼンのリョウさんはスイスイ上へ。流石です〜

僕はこんな靴のせいで足が変になってしまっている上に、おまけに保温性ないからかなり足が冷えてしまっていて。アイゼンがグリップしないから気を抜くとズルズルなって滑り落ちそうで怖いし、なんでいつものスタメンの冬靴とアイゼンコンビで来なかったのかと激しく後悔…。今回ももしかしたらダメかもしれないと思い始めてみたり

 

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・あんまりアイゼンはあてにせずに、なんとか四つん這いでピッケルぶっ刺しながらはい上がる。たまに踏み抜いて動けなくなることも。

先を進んでいた男女のペアが、コレ以上進んだらこのグズ雪がで下山するのは怖いからとの事で撤退してきた。確かに同感。今日天気いいし、昼過ぎてもっと雪がソフトになってしまったら下山は相当怖そうだ(汗。そして僕も地味に弱気


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・さらに登り続けていると途中でどこをどう登ってるのかサッパリ分からなくなってしまい。リョウさんも僕とはちょっと違うルートで雪壁を登っている事に気付く

するとやっとで雪が切れて終わりがささ見えた。でもその先は凄く急な崖みたいなってて、どう見ても登れる様な場所じゃない…。でも多分あの上が笠新道の終わりの杓子平なんで、なんとか進むしかないわけで(汗


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・何故かピッケルとアイゼンを駆使して雪の無い崖を登ると言う結構斬新な状況。クライミングみたいによじ登りながら時々下を見てゾッとする。これ完全にルートセレクトミスってる気がする。マジで下山大丈夫なんかなぁ(汗


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・おぉー、遂に終わりが見えた!この上が杓子平で大展望が開けるはず


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・と思ったらハイマツのクソ藪に放り込まれた…。なんやねんこれ!これまでの変な疲労感もあってちょっとキレ気味(汗。前全然見えんし、ハイマツがかなり強固でなかなかかき分けれないし…。とりあえず進行方向がわからんのでリョウさんを呼んでみる


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・AM9:15 リョウさんのこっちですよ〜と言う声が聞こえる方へ進むと、藪がやっと無くなって杓子平へ抜けれた。そしてデッカい笠ヶ岳がまるっとお出迎え!相変わらず凄い景色


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・次はあの上に行かなきゃいけないんですけど、この時期なのになんでこんなに雪あって真っ白なんだろうか…

これを眺めながら昨年撤退した時の苦い記憶が蘇る。あの時も雪のせいで相当疲弊してたけど、今回はなんかあの時とは全く違う疲労感。

雪の笠ヶ岳をまた舐め過ぎてしまった気がする。雪が部分的にしかないと思ってペラペラの夏用軽量トレッキングブーツで来てる僕はバカなのかって激しく後悔。


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・とりあえずおかしくなっちゃってる足を回復させつつ、アミノゼリーを飲む。素晴らしい槍サマを眺めながら休憩。ここからの展望は本当に凄い

 

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・大変そうだけど行くしかない。でももう笠新道みたいに壁みたくなってないだろうから、ここからは絶景を拝みながらのんびりと写真撮りながらで


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・相変わらず楽ではないけど景色が凄いから許せる

 

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・いい感じの岩で休憩中〜


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・杓子平を振り返ってみる。凄いとこです

 

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・結構辛いけど再びヨチヨチと前進。靴がメチャクチャ冷えて冷たいのですが…。この先ずっとこの雪の調子だとヤバい気がしてきた


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・なんか凄い登り。昨年の11月に来た時より雪多し。やっぱここ相当積もるんですね


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・あとちょっとで稜線上へ〜!稜線の手前は結構な斜度になってるから慎重に

 

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・作品のタイトル「苦しむ僕と穂高


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・AM10:50 やっとで稜線上に出ました!でもあんなにクリーンな空だったのに笠ヶ岳にモクモクと雲が〜(汗

この稜線を山頂あたりまでコースタイムで1時間らしいですが、ホントかよって感じ(汗。前回もこれ見てそう思ってました。今回はラッセル地獄なんて事は無いだろうからとりあえず多少時間かかっても進めるはず


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・一休みしたら稜線歩きスタート

夏道が出て来てくれてやっとアイゼンを外せてホッと一息。でもメチャクチャガスって来たけどこれどう言う事なん(汗


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・なんも見えんし。でもかなりガスが流れているから登頂までには無くなってて欲しいところ


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・ガスの切間から穂高。夏道のすぐ横にはどっさり雪が残る


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・再びちょっと笠が見えて来た〜


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・振り返るとさっきいた抜戸の分岐の辺りもモクモク


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・夏道から再び雪渓へ。でもなんとかツボ足でいけますし、そこまで急な登りでも無いんですけど、疲労のせいでちょいフラフラしていつもみたく調子良く歩けない。何にも食べてないからまたシャリバテ気味なのかも。休み休みゆっくりと


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・おっ、大分雲がとれてきた


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・振り返ると抜戸方面も色々見えて来た。もっと晴れれば双六とかも見えるはず

 

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笠ヶ岳の山頂を捉えました!


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笠ヶ岳までの素晴らしい稜線!二人とも、写真撮りまくりで全然前に進まなくなる。

途中何人か登頂して戻って来た人と話しましたけど、皆さん帰りの笠新道のグズ雪の雪壁下りが不安との事。僕も帰りの事を思い出して気が重くなる。


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・あぁ、この岩のワレメ良く見るやつね


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・雲がエモい。そして僕と違って元気なリョウさん。笠ヶ岳まで結構登るなぁ


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・多分もうちょいで笠ヶ岳山荘なんですけど、雪渓の登りがどんどん急になって来てしまう


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・アイゼンを再装着した方がいんだろうけど、なんとかツボ足で行く。それにしてもこの登りは結構キツい…


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・何故か突然バテて失速するリョウさん。さっきまであんなにピンピンしてたのになんでなん(笑


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・ああぁー!やっと笠ヶ岳山荘に着いた〜

予想より大変だった。ここまでコースタイム1時間なのに、1時間半ぐらいかかっとるし。なんかコースタイム間違ってる気がする。とりあえず休憩させて


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・ではいよいよ山頂へ

山頂はここから15分。誰もいないからここにザックをデポってサクッと登頂してしまうのもアリですけど、個人的な山へのこだわりとしては、装備をデポって登頂するのはタブーであって、やってはいけない事と決めつけております。これまでもどんなに苦しくても必ずザックは担いで登頂して来たので、今回もデポりません!キリッ


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・しばらくはまた雪渓登り。振り返ると雲が凄い事になってる。雷だけは勘弁してって感じ


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・中盤から雪が無くなって夏道へ。後ちょっと、めちゃくちゃ辛し(汗


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・おおぉ、祠が見えた〜!ついに山頂か〜


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・向こうに見えるのは紛れもなく山頂!ハァハァ


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・PM12:45 笠ヶ岳に遂に登頂!


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・記念すべき日本百名山60座目。そして北アルプス百名山15座全てをこれで完登!遂にやったって感じです〜

雪が無くなってもしかしたら楽勝だったらどうしようって心配したけど全然そんな事はなくて、簡単に登らせてくれなくて本当に感謝。

これまでこだわって続けて来た日帰り登山で、なんとか雪のある時に登れて本当に良かったです。昨年の撤退が本当にショックで、その後も辛かったからホントに嬉しい。地味に泣きそう。

実はリョウさんもリベンジを果たせた上に、北アルプス最後の百名山だったりする。めでたい!


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・山頂は誰もいなくて貸し切り。しかもそんなに風も無くていい気候。お湯を沸かしながらロング休憩タイム開始〜


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・この今日と言うプレミアムな日の為にかなり気合の入ったラーメンをご用意しました!麺もスープもカップ麺とは思えないクオリティなんです


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・しかもとっておきなのがこのセブンのカツバーガー。この写真だけ見たら潰れて美味しく無さそうですけど、かなり厚切りのカツが入っていてグレイトな食べ応え!コーヒーとご一緒に

 

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・なんかスゲー小さい虫がたくさん飛んでおります。でもあんま不快ではない。かわいい

 

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・とりあえず食ったら寝る。極楽。たまに晴れたりすぐガスったり。ガスると寒くなって、逆に空が出るとジリジリとスゲー暑くなるの繰り返し。サウナみたい


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・雲多めで景色は残念ながらほとんど見えないけど、かなり天国感があって心地よい。本当にいい山頂〜


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・クリア谷方面の稜線。ガスって見えないのが残念だけど、なんか凄そうなのは伝わって来る


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・杓子平方面。これをまた下らなければ…。凄い高度感。グス雪降下が恐怖なんだよなぁ

 

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・ヤバい、遅い時間に登頂した上に、調子に乗って1時間以上山頂に。景色も見えんのに居心地と気分が良くて長居し過ぎた〜もう14時過ぎてんやん(汗

 

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・最後に二人で記念撮影!チョイピンぼけ


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・PM14:00 ではとっとと下山開始します。飯も沢山食べて充分回復したはずなんで、下山は早いはずだけど。とりあえず安全第一で


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・基本的に下りだけのはずが、稜線上はアップダウンで全然楽じゃなかったりする


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・雲がとれて双六とか五郎ちゃんとか見えて来たし〜


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・笠の山頂は相変わらずガスっぽい


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・杓子平への分岐までもどって来たけど、時間ないから速攻下山する予定が、何故か抜戸に向かおうとしてる二人


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・前回撤退を決めた思い出の抜戸岳は分岐から少し離れてて、岩とか雪とかでどこを歩いていいのか不明瞭


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・抜戸のちっさい標柱発見!


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・PM15:20 去年涙した抜戸岳に再び。相変わらずの絶景ポイントでございます

 

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・双六に続く残雪の素晴らしい稜線にウットリ。

笠新道のグズ雪壁降下が気がかりだから、こっちから弓折に行って鏡平から下りる案も話してたんだけど、めちゃ距離が伸びるし時間ないから現実的じゃないと言う結論に。それに途中の大ノマ乗越辺りに厄介なトラバースもあるとの情報もあったのでやっぱ笠新道から帰るのが無難か


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・素晴らしい!この夏はテント担いであの辺に行く!


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・レベルアップしていつかは冬のホタカに行ける様になるといいなぁ


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・抜戸を堪能したんで、再び下山モードへ。時間がなくても疲れてても、抜戸に寄って良かったです〜


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笠ヶ岳って本当にカッコいい山。残雪とハイマツのコントラストも最高!穂高側から見るシマシマ笠ヶ岳よりこっちからの方が断然カッコいいと思うのは僕だけか


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・よし、またフニャ靴にアイゼンを縛りつけていざ雪山モードへ

 

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・分岐から最初のとこが急斜面で壁みたくなってて、ここが地味に一番気をつかっていたりして


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・後はいつもどおり。下りは蹴り込む必要がないからフニャ靴アイゼンでもなんとか大丈夫そう。その代わりゲイターないから靴の中にバンバン雪が入ってきてヒンヤリ(汗


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・雲もとれて本当に絶景やんか


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・何度も言ってしまうけど、笠ヶ岳本当にカッコいい


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・この時期の雪は厄介だけど、本当に雪のある時に登れて良かった。今度こそアイゼン履きおさめかな

 

笠ヶ岳よ、サラバじゃ!


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・PM16:20 と言う事であっちゅうまに杓子平


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・問題はここから。グズ雪笠新道急降下開始。

下りは良くルートを選んでから雪渓へ入る。最悪滑落しても死亡するまでの事態にはならないと思うんだけどね。とりあえず急がずに慎重に


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・かなり急で危険ではあるけど、思ったより雪がソフトになってない気がする。割といつも通りに下れる感じで良かった。冬靴ならもっと楽に下りれただろうに。ホントに今日はフニャ靴野郎にやられっぱなしや


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・でも見上げると本当に壁的。雪ってなんでも平らに慣らしちゃうのね。後で分かった事だけど、やっぱここで滑落してる方がちょいちょいいるみたいですね…


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・雪の下りって本当に楽で気持ちいいよねん

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・遂に雪が無くなって安全地帯へ〜


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・今更花に癒されてる


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・笠新道は登りも長ければ下りも長い


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・PM18:15 やったー!明るいうちに何事も無く林道に戻って来れた。

スタートしてから予想よりかなり時間かかったけど、山頂で休みまくったし、抜戸に行ったり、二人ともカメラ好きやから途中写真撮りまくりだったからこんなもんでしょ〜


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・多分もう当分来る事はないだろう。後はのんびりと林道を戻るだけ。まだゴールではないけど、時間的に平湯に間に合うといいなぁ


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・PM19:00 そしてゴール!いつもになくドラマティックな笑いあり、涙ありの楽しい登山でした〜


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新穂高センターで謎の炭酸ドリンクでカンパリ

なんやこのビタミンまみれの怪しいドリンクは…。でもウマすぎる〜(笑

 

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・そして平湯の森へ。今日みたいなハードな登山の後の平湯のお湯はマジで格別!

脱衣所で服脱いでたら店員の笠ヶ岳ファンのオバチャンに笠ヶ岳の事を色々聞かれた。

あのう、色々聞かれるのは全然構いませんが、私今服脱いで全裸なんですけど…

 

ではでは

 

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