牛ヶ岳(標高1962m)
桜坂駐車場からピストンルート
登山日 2022/6/18(土)
総歩行距離 12.4km/累積標高差↑1450m↓1450m
体力度★★★☆☆
危険度★★☆☆☆
絶景度★★★☆☆
※あくまで個人的な感想と計測
【コースタイム 】
桜坂駐車場登山口→ニセ巻機山→避難小屋→御機屋→巻機山山頂→牛ヶ岳山頂(ピストン)
・登りCT4:50 →結果3:15
・下りCT3:50 →結果2:20
・トータルCT8:40 →結果5:35
※トータルに昼休憩時間は含まない
【登山口と駐車場】
桜坂駐車場は第一から第四まであります。100台ぐらい停めれるみたいです。立派なトイレもあります。帰りに駐車場代500円徴収されます。
【地図等の詳細データはヤマップにて】
https://yamap.com/activities/18019592
【登山レポート】
今回はユルフワの写真撮影メインの山登りが目的。
前回の笠ヶ岳まで何故かクソハードな山行ばかり連続してしまい、流石のオッサンもいい加減疲れてきまして…。
キレイな景色に包まれながら、ニヤニヤしながら山やお花の写真をゆっくり撮りたい。そして美しい景色と初夏の陽気に包まれながらボケーっとしながら美味しいラーメンを食べてコーヒーを飲みたい。
そんな妄想をしながらセレクトしたのは新潟の魚沼にある日本百名山の巻機山。そこまで遠くもなく、こんだけ百名山ばっか登って来たのに何故か未踏。特に深い理由はないのですが、そんなに登るのは大変じゃなさそうですし、いつでも行けるだろうと思っていたから後回しにして来たのかもしれません。
巻機山は緩やかな山容で大小の池塘が沢山あり、木道を歩きながら咲き乱れるお花をのんびりと愛でながら登るイメージ。冬や残雪の巻機山もいいみたいですけど、池塘とお花を楽しみたいので行くならまずは雪が溶けてからと思っておりました。勝手な想像では苗場山みたいなとこでしょうか。
新潟エリアはそこまで遠くなくて、2000m前後のいい感じの山が揃っていて温泉も最高。実は結構好きなエリアだったりするので今回もとても楽しみ〜!
では、いよいよ癒しの登山の始まりです
・登山口に到着するやいなや、どでかい駐車場とその車の量にビビる(汗。まだ6時半すぎなのにほぼ埋まってる。こんなに人気の山だったとは
・流石は日本百名山のトイレ
・向こうに凄そうな山が。僕の想像する巻機山の雰囲気とは異なる
・AM6:50 トイレに行って準備を済ませたらではスターティン
本日は久々にのんびりとお花や池塘や景色と写真を楽しむのが趣旨〜。楽しみっす!
・いいねぇ〜、早速この感じ
・第四駐車場の更に奥が登山口。それにしても車が多い。大量に登山者がいるってことなのでしょうか
・本日のワールドマップ
・登山口にて。登山はすべて自己責任です
・今日のルートはここを右折
・当たり前だけど最初は樹林帯。あんなに車あったのに何故か全然人いない。スタートが遅過ぎたって事か
・ずっとこんな感じの、ユルめの樹林帯。しかし今日なんか暑くないかい。気のせい…?
・三合目なんだとか
・結構急な感じになって来たかも。勾配に比例して発汗量も増加中
・4.5合ってこと?
・やっぱ今日暑いよね?既にめちゃ汗ダクだし。しかも地味にキツい…汗
・やっと樹林帯が開けそうや〜
・AM7:30 五合目到着。ちょっとだけ開けたけど、でもまだあんま景色良くない。そして情けない事に結構バテ気味。まだ五合目なのに…
・その後も中途半端な樹林帯が継続。空は曇り気味でどんよりしてるのに、何故か日光が降り注ぎ無風でどうしようもなく蒸し暑い…。不快極まる
・樹林帯ナゲー。正直まだ全然楽しくない(汗
・やっとで花らしい花
・予想以上に花咲いてない上にしおれ気味だし
・花が少ないから葉っぱも撮っちゃう!
・ひたすら暑くてなんの変哲もない長い樹林帯の登り。正直に言うと既にかなりバテてる(汗
・やっとの展望〜。今朝見た険しそうな谷と山が見えた。どうやら巻機山ではなくて割引山って言うお得感溢れるネーミングの山みたいで
・じゃあその右のなだらかな感じの山がマッキーって事ですね!まだまだ遠いけど
・チクショー、蒸し風呂樹林帯ナゲ〜!って嘆いていたら
・やっと開けた〜
・でも巻機山を目の当たりにして絶句する。山頂は写真で見るより相当遠くてまだ結構上。
マジで暑いし体力もかなり消耗してしまい正直チョットしんどい。なんでオレ、地味に追い込まれてんやろ(汗
・ヘロへロになりながら登り進んでいると、下山して来たオッチャンに「この登りが一番キツいよ、後20分ぐらいかかる」と聞いてもないのに伝えられる。でも後20分で山頂ならオラ頑張り耐えます!
・振り返ると谷川岳。どんより空だけど、一応遠くの山は見えてなんかキレイ
・近くにいた人達が、あの一番高い山は苗場だよって言ってた。確かに見るからに高い。でも前に登りに行った時はこんなに立派な山に見えなかったけど
・クソ急登でキツすぎ…。さっきの人の言った通りハードだけど、とてもじゃなきけど20分で登れる気がしないのですが(汗
・来た道を振り返ると結構な高度感でいい感じ〜
・岩々急登ゾーンから階段ゾーンへ
・八合目にてもうダメ宣言。チョット休ませてください。オーバーヒートで汗グシャ状態でバテバテ(汗。
今日楽勝やと勘違いて行動食とか持って来てないし、水も少なめ。大丈夫なんかなぁ
・くそぉぉ〜、ガンバレ俺、情けなさすぎる俺、こんなはずじゃ無かった俺、もうちょいで山頂じゃ!
・あぁぁ、やっと登りきったどぉー!
・AM9:08 と思ったら、山頂じゃなくてニセ巻だった!
そう言えばコレがあった、完全にコレの存在忘れてたし、マジでやられたって感じ…(汗
・そして谷を挟んで遥か向こうにホンモンのマッキーが…。
じぇじぇじぇ、まだめちゃくちゃ距離あるやんけ(汗。さっきのオッチャンの20分発言はミラクルデマ。こっから後1時間はかかりそうな勢い
・でもここからは木道の稜線歩きみたいでかなりいい感じの雰囲気。やっとそれっぽくなって来た。しかも少しだけ風が吹いていて若干涼しくなった〜
・ガーっと下ると雪渓の上に避難小屋が。トイレもあるみたい。休憩してる人々で賑わってます
・人が多かったので休憩せずに先へ進む。前方に明らかにキツそうな登りが見えます
・と思ったらいきなりいい感じの池塘ゾーン出現!
・水芭蕉とか咲いていて結構キレイ〜。ネタバレしとくと、ここが本日一番キレイなとこになります。
・汗たらしまくりながら、水飲みたいのを我慢しながらヨチヨチ登る。まわりの人々は自分ほど辛そうに見えないのは気のせいか…?
・やっとで急登を登りきるといきなり山頂風のとこに着いてしまって拍子抜け〜。
山頂は地図によるともうちょい向こうのはずなんだけど沢山の人々で賑わっております
・ここは御機屋って言うコレもまた巻機山のダミーみたいな場所だった。ダミーのクセに巻機山の山頂標識まであるし、ニセ巻と言い、この場所といい、この山イジワルだなぁ、モウ
・休みたいけど、休まずに先へ進みます。ヘトヘトになりながら稜線をしばらく進むと
・AM9:45 本物の巻機山山頂についに到着!ていうかホンモンなのに何故か標柱も無く、狭くて中途半端なケルンしか無い。だからみんなさっきのダミーピークでマッタリしていたのですね。
・巻機山山頂の先にはまだ木道が。地図を見るとこの先には牛ヶ岳と言う山があるみたいで。まだ時間余裕ありますし、せっかくだから行っておく事にしました。本当は休憩して飯食べたいんですけどね
・今日一の素晴らしい風景!これまでの労力が救われた気が〜
・いい感じの道です。コレを登り切れば山頂かな
・登りきって稜線をしばらく進むと、休憩してる人が多数。
・AM10:04 この先は激下りなんで、どうやらここが牛ヶ岳みたいです。山頂標識もなんにもなくて、山頂って感じは無し。チョット残念
・でも割引山がとてもキレイに見える。本当は遠くにももっと色んな山見えるはずなんだけど、今日はモヤってそこまで見えない
・牛ヶ岳でメシ食べる予定だったけど狭いし、一旦戻ろう
・少し戻ると牛ヶ岳の三角点が。来る時全然気づかなかったなぁ
・巻機山と牛ヶ岳の間の稜線は本当にいい感じ〜。もうちょい涼しくて、青空だったら結構最高だったに違いない
・谷川岳方面に続く稜線が迫力あってかっこ良かったけど、何故か登山道は見当たらない謎の稜線
・実は来る途中の木道の脇に凄くいい感じのベンチがあったから、そこでゴハンタイムにする事に。本当にお疲れ腹減りモードなんで1時間は休みたいところ
・と思ったら、さっきまで誰も居なかったご飯ベンチチングポイントがまんまと占領されてるではないか(定員4名)!ショック大(涙
・仕方ないからダミーピークまで戻る事に。
もっと池塘あると思っただけど、思った程ないなぁ。稜線がキレイだからまだ許せるけど
・AM10:30 そしてダミーピークに帰還。やっとで念願の休憩と昼飯へ
・せっかくラーメン食べたかったのに、水の残量が少なくて不安過ぎてラーメンは諦めて飲み水に…。賢明な判断だったと思う。これからはどんな山でも水は多めに持つのが正解ですね。
しかもゆっくり休みたいのにブヨ的な虫がいっぱい飛んでて、結構まとわりついて来て正直メシどころでは無かったりして(汗
・下山前に少しだけお湯沸かして大好物のいつもの甘いコーヒー
・どこで登頂記念撮影をしていいのかイマイチ場所もタイミングも分からなかったけど、ここでパチリ。これで日本百名山61座目になりました〜
・AM11:00 なんか暑さと疲労と虫であんまりテンションは上がらなかったけどとりあえず下山
・もう少しクリアならかなりキレイな景色だったんだろうなぁ
・何故かここだけに桜的な花がキレイに咲いております
・ニセ巻を登り返すのめんどくせーっす
・再び癒しエリアへ〜
・水芭蕉もキレイだけど、もっとうじゃうじゃ咲いてるとこ見たかったかも
・後はグアーっとひたすら下るだけ
・予想以上に悪路で全然テンポ良く下れないのですが(汗
・可愛いミツバチを見つけて、やっとまともな写真が撮れたかと思ったらアブだったり(汗
・中途半端な岩だらけなのと、土がドロッとツルツルして全然楽じゃない下り
・この白い花良く見るしパッとみキレイだけど、何故か写真映えしないんだよなぁ
・結構下ったつもりだったのにまだ五合目だった件
・後からトレランオヤジ三人組が迫って来たので、何故か追いつかれないようにダッシュで逃げるように下山。無意味で無駄な労力
・PM12:55 汗ダクでゴール!蒸し暑過ぎる中良く頑張りました〜。サウナ好きなクセに熱に弱いのを再認識した山登りでした!
・何故か靴洗い場に今日一番癒される
・下山後のセブンのパイナッポードリンクがヤバすぎ!これまでありそで無かったドリンクなのです。暑かったから身に染みるわ〜。
・安定のすき家でお昼ご飯。せっかく魚沼まできてるんだからもっと違うもん食べればいいのに
・そして温泉も安定の千手温泉へ。この辺の山に来ると必ずいつも寄ってしまうこの温泉。源泉垂れ流しのお湯がとにかく良すぎて、気に入り過ぎてて、もうここに来るの何回目だろうか。サウナも小さいけど100℃で熱くていい感じなのです〜。(水風呂は若干ぬるめ)
もっと色んな温泉を開拓すればいいのに〜っていつも思うけど、飯も温泉も冒険せずに確実なとこを選んでしまう性分でして…。
今日は汗かきすぎたからいつも以上に温泉が最高過ぎました!
と言う感じで巻機山に行って来ましたけど、当初予定していたユルフワ写真撮りまくり登山でもなんでもなく、今回も割と過酷な灼熱のバテバテ登山になってしまいました…。お花も思ったより咲いてなかったりして。
九合目のニセ巻機以降はホントにいい感じの稜線が続くので、もうちょい良い気候で楽しみたかったかもですね〜。夏はやっぱ虫も課題。口や耳の穴に虫がガンガン飛び込んで参ります…。
後で調べたら、巻機山はこのメインルートだけでなく、谷間や岩場を登る上級者ルートもあるみたいで、そっちもチョットそそられました。また来る理由が出来たかもです。
それにしても、ハードな山でもユルめの山でも何故かいつもヘトヘトになってしまう。ジムにも行ってるしボチボチランニングもしてるのになんで全然山登りが楽にならないんだろうか…。楽にスイスイ山を登れる日なんてもう来ないのかもしれないと思えて来ました。
夏の暑さも本格的に増して来たみたいなので、そろそろ雪山感覚を忘れて夏モードに切り替えないとですね〜
ではでは
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