今日も山を登って来ました

山登りへの思いやレポートを写真で紹介するブログです

栗駒山と秋の長距離ドライヴ

栗駒山(標高1626m 日本ニ百名山

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いわかがみ平登山口から周回ルート

登山日 2022/10/9(日)

総歩行距離 6.2km/累積標高差↑470m↓470m

体力度★☆☆☆☆

危険度★★☆☆☆

絶景度 未計測

※あくまで個人的な感想と計測

 

【コースタイム 】

いわかがみ平登山口→中央コース→栗駒山山頂→東栗駒山→いわかがみ平

・登りCT1:40 →結果0:55

・下りCT1:59 →結果1:45

・トータルCT3:39 →結果2:30

※トータルに昼休憩時間は含まない

 

【登山口と駐車場】

いわかがみ平の駐車場には東北自動車道の若柳金成ICから約40kmで100台ぐらいとめれて、トイレもありました。が、紅葉シーズンは手前の臨時駐車場にとめてシャトルバス(往復500円)でいわかがみ平へ移動します。

 

【地図等の詳細データはヤマップにて】

https://yamap.com/activities/20108292

 

 

栗駒山へ秋の長距離ドライヴ

 

連休は東京に帰省していた事もあり、秋の行楽シーズンなので、有名な神の絨毯とやらを東北の栗駒山に拝みに行く事にした。

紅葉シーズンに機会があればいつか行きたいと思っていた場所で、宮城県ですごく遠いけど、いい感じの紅葉写真が撮れると期待して行ってみることに。

ちなみにウチの奥さんがちょうど仕事休みだったから一応声をかけたんだけど、遠すぎるからと言って来てくれなかった。

そして結論から言うと、天気予報が派手に外れてどうしようも無いぐらいガスガス。紅葉どころかまっ白でほぼ何も見えずじまい。まぁこんだけ山を登っていればこんな日もある。

一応人気のメインのルートで登ってみたけど、お散歩って感じですぐに終わってしまい山の登り感も希薄で。

普通ならまた来年にでもリベンジするぞ!ってなるところだけど、うーん、次はあるかなぁ、なんせとにかく遠かったし、こんなんじゃ仮に紅葉見えても割に合わない気がするし。

 

今回は山登りよりも、単調な高速道路をひたすら6時間以上運転し続けるのが久々にシビれた。片道500km近くあり、東京から富山のアパートに車で行くより全然遠い。

前日の夜7時頃に家を出て闇の高速道路を延々と走り、ついに力尽きて福島辺りのSAで3時間ぐらい仮眠。そして翌朝6時に栗駒山の駐車場にたどり着いた。

帰りは、夜に家族との焼肉の約束があるので昼ぐらいに宮城を出発してまたひたすら高速道路を巡航。那須辺りから渋滞にハマりつつも夜8時になんとか帰宅。ギリギリセーフって感じで。帰宅すると本当にヘトヘトで、夕ご飯を食べつつも、今にも寝てしまいそうだった。今回はウチの奥さんの軽自動車を借りて行ったけど、古くて運転支援機能とか一切なく、それもこの疲労に追い討ちをかけたのかも。

途中でガソリンを何回給油しただろう。高速代も軽で休日割があっても1万以上。恐らくこの弾丸登山で交通費だけで2万は使った。普通車だったらいくらになってたのか。

普通に考えるとこんなの無茶苦茶で、こんだけ移動に疲れさせられて、ガスガスの山を散歩して無駄に疲れた挙句、ピークハントは出来たものの特に得る物も無く、撮る被写体も無く、わざわざ宮城まで足を運んだのに速攻帰宅して2万。

 

まだそこまで山登りにハマってないけど、これから登山を本格的に趣味にしようと思ってる人は覚悟して欲しい、山登りはとにかく金がかかるし、山までの移動が大変で。

装備や道具には当然金はかかるけど、問題なのは道具代だけでなく、そこに行く為の交通費も深刻。登山にハマればハマる程近場の山だけじゃなくて色々な山に登りたくなるし、遠くの山へ旅をしたくなる。

アルプスなんて知ってしまったらどうしようもなくて、遠くても無理してでも通いたくなる。

日本百名山と言うのもなかなかクセもんで、金と時間のある大人や老人を全国を旅させて金を落とさせる為の良く出来たエコシステムなんではないかと。

ほんとに交通費なんていちいち気にしてたら、山なんて本当に行けなくなってしまう。山登り登りたいならそういうもんだと思って割り切るしかないのでは。

じゃあ車で誰かと割り勘で、って言うのが山登りを始めた頃にする良くある発想なんですけど、なかなか予定合わないし、相手に色々合わせなきゃいけなくて何かと面倒。よっぽど良いパートナーが見つからない限りそんなのまず無理。長続きしないし、人間関係のトラブルの元。誰かと登るなら現地集合がおススメ。

 

山を登れる様になる為に、筋トレしたりランニング始めたりする人もいるかも知れないけど、それと同じぐらい身につけなきゃいけないのは、睡眠時間のコントロール力と長距離移動耐性。

多少近かろうが遠かろうが、とにかく登山口に辿り着くまでの移動に時間がかかる上、登山の開始時間が早朝だったりするので前日とか夜中移動が前提になる。車だろうが公共交通機関だろうが、ご近所の山じゃない限り登山口まで平気で2、3時間はかかる。だから山を登る前日は殆ど寝れなかったりするわけで。

たまに車での移動が核心部だったとか言ってる人がいるけどそれは誇張ではなく、山登りより現地までの移動の方がしんどい時もしばしばある。今回なんてもろコレ。

 

山登りってなんとなく気軽で敷居が低くて運動にもなるし、年をとっても続ける事が出来るかもって思いながら始める人も多そうだけど、ハマろうと思ったら金も時間も労力も必要。

登山に限らず釣りでもゴルフでスキーでも、趣味ってなんでもハマればそんなもんだと思ってるけど。

こんなアホみたいな長距離運転や、登る労力や出費に見合うぐらいの感動や楽しみが山には待っている事も事実。だからハマる。

登山をこれから始める方や初心者の方は、労力やリスクをあまり悲観的にとらえず、安くラクに山に行ってやろうとかせこい事も考えず、地道に計画的にステップアップして長い目で楽しんで欲しいなと思うワケです。

にしても今回の栗駒山はあんまりだったわー、交通費返してくれ(汗

 

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・高速を降りて向かう途中にこんな看板がチラホラ

 

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・なるほど、そう言う事か


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・AM6:00 スムーズに臨時駐車場に着いたけど、ほぼ満車。やっぱ凄い人気だった


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・晴れてるのに、栗駒山にはラピュタばりに厚い雲が張り付いてるけど(汗。これってもしやダメなパターンじゃない?


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・とりあえずシャトルバス乗り場へ


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・バス代=協力金の500円を払ってバスで移動


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・10分ほどで登山口のあるいわかがみ平へ


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・沢山の人で賑わってます

 

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レストハウス的なやつはまだ閉まってるっぽい


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・では行きは最もメジャールートらしい中央コースから


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・ひたすらこんな感じの緩い登りの一本道


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・紅葉期待出来そうです〜


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・道も良く整備されていて、ずっと石畳


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・おっ、なんかいい感じになってきた


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・と思ったら案の定ガスってきたし(汗


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・多分絶景スポット


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・あかんやろこのガスは(怒


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・山も私もスーパー不機嫌


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・帰りはこっちから周回します


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・しかも風が出て寒くなってきたし


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・AM7:30 なんと、何も見る事はなく山頂に着いてしまった…(汗


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・こんな状況でも人まみれの山頂。山頂をウロウロ散策するも座る場所がない。


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・祠。ガスが消えてくれと拝んでる人がいました


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・ラーメンでも食って、ガスが飛ぶまでしばらく粘ってみる事に


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・風が強すぎてなかなか湯が湧かず。それにしてもめちゃくちゃ寒くなってきた…冷える


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・紅葉なんて1ミリも見えんのにどんどん湧き出て来る人、人、人。ちょっと異常な感じ。こんな人の多い場所の山登りは久々(汗


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・AM8:25 一時間近く粘ったけど、ガスは晴れるどころかどんどん深まるので諦めて退散。もう1分でも早く下りたい…


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・帰りは一応東栗駒コースから


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・なんか行きと違って歩きにくい(汗


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・写真撮るもんがない


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・中央コースより登山感はアリ


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・ていうかドロドロ…


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・たまにそれっぽいの見える。多分絶景


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・たぶん東栗駒山栗駒山と違って意外と岩々してる


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・多分絶景スポット


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・ガスが晴れるのを願う人々


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・願いは届かず。コレが今日の限界(汗


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・ではとっとと下山。どんどん人が登っきます


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・鐘的なやつもアリ


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・多分凄い綺麗なんだと思う(波


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・沢的なところに出た。滑りそうで怖い


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・沢を下っていく。意外と面白かった場所。


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・紅葉は多分見頃


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・沢が終わると岩と泥の狭い一本道へ


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・本当に撮るもんがなくて


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・岩滑りまくるし、泥まみれやし。泥で汚れまくった登山者が多数。本当このコースドロドロ。大人しく中央コース戻るべきだった(汗。ちなみにテレビ局の撮影らしき一団もおりましたが、一体何を撮影するやら


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・頼むから勘弁してよ…(汗。こっちはわざわざ遠方から来たのに、紅葉見れなかったんだから。なんでこんな泥の仕打ちにあわなきゃいけないのか…


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・AM10:10 泥道を抜けてスタート地点のレストハウスに帰還


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・靴の洗い場行列。こんなの待ってられないから僕は家で洗います


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・来た時より確実に天気悪化して午後も雨予報なのに、行列を成してどんどん来るバス。皆さん山登らずに帰った方が賢明だと思いますけど…。

とりあえず大渋滞に巻き込まれる前にこの場を離れなければ!


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栗駒山か少し離れたとこにある、たかもりの湯へ。ここまで来れば渋滞に巻き込まれないはず。しかもシンプルにとてもいい湯でした!

でも山登りで全然疲れてなかったから気持ち良さはいつもより半減してましたけど

 

今年はまだ紅葉らしい紅葉登山が出来てないから、次回の山登りこそはぜったいに最高の紅葉を拝んでやるでー!

 

ではでは

 

 

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