御嶽山 飛騨頂上(標高2811m )
濁河温泉からピストンルート
登山日 2022/12/10(土)
総歩行距離 11.1km/累積標高差↑1260m↓1260m
体力度★★★★☆
危険度★★★★☆
絶景度★★★★☆
※あくまで個人的な感想と計測
【コースタイム 】
・登りCT4:10 →結果4:50
・下りCT3:10 →結果3:20
・トータルCT7:20 →結果8:10
※トータルに昼休憩時間は含まない
【登山口と駐車場】
濁河温泉の一本道を登りきったとこに無料駐車場があります。50台程駐車可能。トイレはありますけど冬期閉鎖中。少し手前の温泉旅館の横にも5台程の市営駐車場があります。
【地図等の詳細データはヤマップにて】
https://yamap.com/activities/21413111
御嶽山の冬と孤高のルーティン
テレビの音だけが淡々と流れる薄暗い部屋で、全裸のオッさんやガタイのいいニイちゃん達と並んで約100度の空気に包まれている。その息苦しいぐらいの熱気は全身の肌をジリジリと焼き、毛穴から汗を絞り出す。温められた血液は全身を巡り、疲弊しきった手足や体を芯から温め、ジワジワとその疲労を相殺していく。その瞬間がとにかくたまらない。
はぁ、熱い、そしてなんて心地いいんだろう。ギリギリまでこの熱気に耐えて、この後の水風呂に飛び込み頭のてっぺんまで浸かる事で、更なる快感が約束されている。それを期待しながらボーっとしていると、僕の頭は思考を停止してやがて無の状態に包まれていた。
こんなとこからさっさと退散して早くサウナに直行しなければ
登頂記録のセルフ撮影をなんとか終えると、まだちょっと攣り気味の両足をかばいながら岩の上に腰を下ろしてとりあえず一息ついた。クソ寒いし、誰もいないし、予想より怖かったし、なんか久しぶりにしんどかった。やっぱ雪山登山ってこうあるべきだ。
いつも山で追い込まれると、情け無いとか努力が足りてないとかって自分を責めたくなったりもしたけど、もうこういうのに慣れてしまったせいかそんな気も起きない。とりあえずまた今回も無事に登頂出来て良かったと思うだけで。
目の前には白く巨大な主峰の剣ヶ峰が佇んでいて、それを眺めようとして顔を向けると、極寒の強風で鼻の頭がキンキンに冷やされて痛くてもげそうになった。ニットの発熱手袋の上にテムレスを被せた手も、スリーシーズンのブーツにセミワンタッチアイゼンをつけた足も、指先から冷え切っていてチョット痛かった。
今回は久々いい感じに疲労感が仕上がってくれたし、手足も冷まくった。これならきっとこの後のサウナで凄い快感が訪れるはずだ。それを想像して下山への気力を奮い立たせた。
山を登って汗ダクでヘトヘトになった後、サウナに直行。体を良く清めて(洗って)、温泉に浸かって毛穴を開いた後、いつも大体サウナ室9分と水風呂2分、外気浴5分を3往復。ばっちりととのった後にオロナミンCとかデカビタとかを一気して更にととのう。それで美味いもん食べて、車で帰宅。車を運転しながら窓を開けて冷たい風を浴びるとまたととって、フワフワしながら家に帰る。
そして今日もなんていい日だったのかしらと心から満たされながら家に到着すると、荷物は車に放置したまま寝室へ直行して死んだ様に眠る。
それがここ最近の僕のルーティンだ。
山登りは楽しい。でも山を登りすぎてしまったせいか、慣れてしまったのか、登頂しても凄い絶景に包まれても、もう以前の様に感動しなくなってしまっていた。ヒマラヤでも直接見に行けば、昔みたいに興奮して感動しまくれるのだろうか。
こんな不感症気味の僕は、登頂すると下山後にどこの温泉のサウナに行くのかって事ばかり考えていて、何個かは目星をつけて来てるから、帰りにどこに寄ろうかとひたすら迷いながら下山。汗や疲労の量に比例してサウナの快感度は増すから、本当にヘトヘトになりながら登った後は、ワクワクしまくりながら下山している。
これまでほぼ一人で山を登り続けてきて、自分なりに楽しんできたし、感動もしてきた。逆に毎度辛いし、時には怖い目にも遭ったりするし、結構金もかかるのになんで毎週毎週わざわざ山なんか登らなあかんのかって、考えたり悩みもしてきた。
その理由は未だやっぱり良く分かってないんだけど、最近の山へ向かう動機としては、山登りがサウナの快感を倍増させる為の前戯みたいな物になってしまっていると言う事実。疲れてもないのにサウナ行くなんて自分的には絶対ありえなくて、最低ランニングでもして体を半強制的に疲れさせてから行っている。山登りの後のサウナはランニングなんかよりもっともっと気持ち良いから、ついついそれを期待して山を登ってしまっている自分がいたりして。
サウナの為に山を登りたいなんて言う奴は今まであんま会った事ないし、自分は相変わらず変な奴だと思うし、こんな理由は不純にも思えるけど、それでもやっぱり山登りは楽しいし、また山に行きたいなと素直に思えるから、本人が一人で楽しむ分にはそれはそれで全然アリなんじゃないかなと思っていたりする今日この頃なわけです。
・最寄りの道の駅で車中泊して、翌朝濁河温泉まで35kmの長い長い山道。途中で道が凍ってアイスバーンになってヒヤヒヤです
・AM5:45 やっと濁河温泉に着いた(汗。こんなに遠かったっけ?とりあえず朝から疲れた…
・登山口のすぐ前の駐車場は雪がが不安だったから、手前の駐車場に駐車。辺りが明るくなるまで車内で準備して待機。
・AM6:45 それではボチボチ出発。ビミョーに雪積もって凍ってる。ていうか、ミラクルさびー。これは震える寒さですわ
・登山口に到着。何台か車がいてスタンバっております。
・【図解】御嶽山
御嶽山は一応北アルプスに属しているが、巨大な独立峰であり、主に5つのピークの総称である。主峰は剣ヶ峰だが、火山活動によりほぼ立ち入り禁止となっている。継母岳(ままははだけ)にも登山道はなく登れません。(バリエーションルートで登れるとか)
岐阜や富山側から登る場合は、濁河温泉から入山して、飛騨頂上や継子岳(ままこだけ)、二番目に高い摩利支天山を登るのが一般的。
ちなみには僕は今回が二回目ですけど、メジャールートの長野側からはまだ登った事がありません。
・今回は主峰の剣ヶ峰は立ち入り禁止のはず。どこまで登ろうかしら
・登山口のトイレは予想どおり通り冬期閉鎖中でございます
・登山口はココ。橋の方へ行かないように
・このルートで登るのは二回目ですけど、相変わらず良く整備されております
・気持ち良い平坦な道が続く。車が何台かいた割には全然人がいない
・雪で道が分かり辛いですけど、ピンテを良く見て進みましょう
・ビミョーに滑る。不覚にもチェンスパを忘れて来てしまった
・本格的に登り坂開始
・お馴染みのジョーズ岩。奥の尖ったデカイやつがそれ
・地味に滑るから気を遣って疲労が倍増中
・なんか数字バグってませんか(汗
・ひたすら単調な一本道の登り。おもしろないし疲れるわぁ〜
・行動食でちょっと一息
・あれは多分御嶽山の摩利支天山。今日はあそこのてっぺんまで行けたら行きたいっす
・避難小屋もありまっせ
・こんな浅い雪でも気温が低すぎてめちゃくちゃ足が冷えて来た。やっぱスリーシーズンの靴はヤバかったかもなぁ
・ていうかこの登り長すぎ(汗。早く森林限界突破してくれい
・やっとここまできたか。この先は木がなくなるはず
・ていうか、低ミューな感じでつるつる滑るからやっぱチェンスパ無しは辛い。かと言って12本アイゼンをつける程の雪でもないしビミョー
・しつこいけど寒いなぁ。上の方は大丈夫かなぁ
・やっとで森林限界か〜
・振り返ると雲みたいな白山がナイス!
・案の定風が出て来ました。想定内です
・カリカリの極寒
・お助け太陽!僕をじゃんじゃん温めておくれ〜
・いい加減12本アイゼンを装着。これぐらいの雪ならチェンスパでも登れたよな
・獣の足跡が日の光でキラキラしとる
・飛騨頂上はあの上ですね。もうちょいっす
・なかなか素晴らしい景色と斜面
・地味に遠い飛騨頂上
・あー、やっと登りきりましたー
ビミョーな雪のおかげで予想以上に疲れてしまった。そしてひたすら寒かった。
・AM10:14 飛騨頂上の祠でございます!前回来たのは二年前の夏っすね
・飛騨頂上って楽に登れたイメージだったけど、なんか結構ハードやなぁ
・風はあるけどとりあえず素晴らしいお天気で何より!
・ていうか摩利支天山がとてもご立派な感じ。風もあるし極寒やし、登るべきかちょっと悩ましいかも
・稜線の向こうに剣ヶ峰がチラリズム
・その反対に見えるのは継子岳。摩利支天行かないなら、こっち側に行く手もある。こっち方が絶対ラクで安全だし
・一応今日の最低ノルマの飛騨頂上には登れたので、五の池小屋で休憩して次の事を考える
・最初全然人いなかったのにボチボチ増えてきた。ダブルアックスとか持ってるニイちゃんもいるけど、そんなのどこで使うんやろ
・と言う事で、僕もストックをピッケルに持ち替えて
・AM10:35 登れるか分からないけど、まだ時間はまだあるので、摩利支天山に行ってみましょー。チョット不安ですが
・お馴染みの三ノ池もカチカチやんけ!
・稜線は吹きっさらしでビュンビュン風が吹きつけております
・見た目より結構急でございます
・激烈寒い!
・トレースも見えにくくてどこ歩いていいか良く分からんけど、とりあえずずっとトラバース気味に。意外と雪は結構あるものの、固く締まってるのが救い。でもたまにズボってなって焦る(汗
・そこまで大した斜面ではないけど、もし滑落したら止めれるかなぁ
・振り返ると継子岳が素晴らしい!
・あー、結構急で正直しんどい(汗。飛騨頂上までで結構消耗してたしな。
そして風が冷たくて顔面が痛い。ゴーグル持ってくれば良かった。バラクラバでなんとかしのぐ
・なんとなく険しくてハードや。雪山登山ってこんな感じだと、思い出しました
・AM11:05 なんとか登りきった〜!疲れまくりの摩利支天乗越でございます〜
・するとなんかの撮影集団が。カメラとかドローンとか剣ヶ峰を撮ってるみたい。ていうかこの強風でドローンとか飛ばして本当に大丈夫なんかね
・素晴らしき剣ヶ峰!コレ見ると行きたくなるわぁー。冬は行った事ないしなぁ
・と言う感じで気を取り直して摩利支天山へ。もうそんなに遠くないはずだし、ここまで来れば多分行けるでしょ
・摩利支天乗越を振り返る。カッコエエっす!
・いよいよ摩利支天山への岩稜帯の分岐へ
・この半島状の岩稜の先っちょが摩利支天山の山頂。初めてではなくて、前回夏に行った時はそんに大変ではなかったと思うけど、正直あんまり記憶がない。
・今日は先に誰かが行ってるだろうと思ってたけど、どうやら誰も行ってる気配無し…。当然トレースも無し。
どこ歩いいいか分からないからゆっくり慎重に進む。こっち側からなんとか稜線の反対に行かないと進むの無理そうっすね
・雪が固かったり柔らかかったり。トラバースしながら慎重に進むけど、気を抜くと踏み抜いてしまうのです。て言うか地味に怖いんですけど…。そしてずっと先に見える継母岳が地味に気になる。
・ここから先はトラバースは危険過ぎるので、この険しい岩場の上を進む事に
・この岩場どこ通っていいか良く分からんから、ルートファインディング。
しかもアイゼンで歩き辛いし、落ちたらヤバいし(汗。そして足が遂に攣り始めた…
・横には剣ヶ峰が常にドーン
・あー、ついに両足に限界が来て攣りました。活動停止で非常にピンチです(汗。立ち止まって回復待ち中。でも山頂はもうアソコ?
・AM11:41 そこはかとなく怖かったけど、なんとか摩利支天山を登頂完了!乗越からもっとサクッと来る予定が地味に時間かかった。そして標識が地味過ぎ〜
・気力を振り絞ってわざわざ三脚立てたのに、疲労と強風とショボい標識のせいでなかなか自撮りが上手くいかない
・岩場に腰を下ろして、休憩がてら来た道を見返す。激しい登りでは無かったけど、雪やら凍りやら岩やら、これを通過するのに結構手こずった。冬の奥穂とかジャン界隈もこんな感じなんやろか。
雪山今シーズン二発目で流石にコレは過激すぎるわ(汗
・ゆっくり剣ヶ峰でも眺めてたいところだけど、とっとと退散しないと凍え死にそう(汗。早く熱々のサウナに入りてぇよぉ〜
・AM11:56 とりあえず戻ります。帰りも落ちずに慎重に
・帰りもまあまあコエーし(汗
・摩利支天山へ向かうゴッツいお姉さん二人とすれ違う。どうぞお気をつけて
・PM12:20 なんとな乗越までは無事に帰還。ここまで戻れば後はもう大丈夫か
・下りる前に、せっかくなんで展望スポットに寄っていきましょう
・展望スポットから見る摩利支天山の山頂。なんとか登頂出来て良かったわぁ。
ちなみに、次回御嶽に来る時は、摩利支天山の先に見える継母岳に登ろうとここで決意(冬期バリエーションルートで)!
・じゃあ飛騨頂上まで下りましょ
・安心してください、雪の下りはめちゃ得意です。
・三ノ池は多分夏の方がキレイな気が。なんか味気ない
・PM12:45 飛騨頂上に戻って記念撮影
・摩利支天と違って飛騨頂上はとても平和です。結構人も増えてる
・極寒のオニギリはパサパサのクソマズ
・やっぱスリーシーズンのブーツだと足が冷たくて指先がちょい痛い。やっぱもう冬靴じゃないとダメなんかも。でも重くて硬いからやなんだけどなぁ
・本当にカッチカチやで
・もう一分でも早くサウナに入りたいからゴメンけど継子岳はまた今度。本日のサウナにはかなり期待しております
・PM13:10 ここからの下りも地味に長いんですよね(汗。しかもチェンスパないから辛そうや
・案の定ツルツル体幹ゲーム(汗。しかも今朝と違って暑くて汗ダクです
・こんなの来る時あったっけ?
・ナゲーよぉ〜
・登山口にある白系の滝。まだ完全には氷瀑化してないみたい。この辺りは滝が沢山あるらしくて、滝巡りもしてみたい感じ。また今度!
・PM15:15 そしてゴール! 今日のメインは山よりも実は高山市にあるサウナだったりしますので、ここからが本番です
・山道車で下ってたらキツネを轢きそうなった(汗。野生のキツネ初めて見た〜
・帰り道から見える御嶽山がスゲ〜。あのてっぺんにいたなんて、なんか感慨深い
・乗鞍岳もこの通り〜。次雪山行くとしたらもしかしたら乗鞍岳かもなぁ。去年のリベンジをしなきゃならんし
・そしてやっと高山市の温泉の「臥龍の里」さんへ!ここのサウナがマジで凄いと、サウナ好きの山友さんからの情報を信じて
・渋い店内
温泉も天然温泉ですし、サウナは熱めの温度100度以上。オッサンもニイちゃんもサウナ目当てのガチの人ばっかで、予想以上にハード系サウナで最高でした!御嶽山登りもハードだったから疲れた体にシミまくりでサイコーです!
しいて言えば休憩場や椅子がなんとなくイマイチだったから、外気浴がビミョーにしづらかったかもなぁ
・サウナの後はその近所に見つけた食事屋の「がおろ」さんへ
・めちゃくちゃゴージャスな夕飯!そしてウマイ!女将さんもホスタビリティーに溢れていて癒されながらの最高の夕食〜。この辺りの山に来たら、このサウナとここの夕飯はセットでリピート決定です
と言う感じで今回もいい感じの週末を堪能させて頂きました!雪の御嶽山もスリリングでハードで楽しかったし、サウナも熱すぎて冷え切った体にシミまくりでした!なんて贅沢な日なんだろうか〜。冬は雪山も楽しいし、寒いからやっぱサウナがより気持ち良くなる季節ですね!(サウナサウナうるさい!)
ではでは
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