御岳山(標高929m )
日の出山(標高902m )
つるつる温泉からピストンルート
登山日 2023/1/1(土)
総歩行距離 10.2km/累積標高差↑931m↓931m
体力度★★☆☆☆
危険度★☆☆☆☆
絶景度★★☆☆☆
※あくまで個人的な感想と計測
【コースタイム】
つるつる温泉登山口→御来光スポット→日の出山山頂→御岳山山頂御岳神社(ピストン)
登りCT 2:50→結果2:05
下りCT 2:30→結果2:00
トータルCT 5:20→結果4:05
※トータルに昼休憩時間は含まない
【登山口と駐車場】
つるつる温泉のそばにある道路を進むと登山口があります。駐車場はつるつる温泉だけではなく、つるつる温泉手前の道路沿いにも30台ぐらい駐車場があります。
【地図等の詳細データはヤマップにて】
https://yamap.com/activities/21718507
日の出山の御来光からまた
正月の早朝からこの山を登り、御来光を拝むのが恒例の行事となってからこれでもう6回目になる。
6年連続で正月が晴れて、毎年欠かさずに家族三人で御来光を拝めていると思うとなんだかとても感慨深いものがあるし、ただただ喜ばしい事だ。
僕が富山に来てから三年、同時にコロナ禍が起き、世界も、世の中も、生活も、急激に大きな変化を強いられた。
そんな変化の中でも個人的に一番影響が大きかったのは、仕事や働き方の変化かもしれない。
在宅やロケーションフリーでの業務を可能にする為に、社内インフラが瞬く間に整備され、ほとんどの人間が会社に来なくなった。つい最近まで続いていたあの日常は一体なんだったのだろうと思うしかなかった。
でも仕事で起きた事はそれだけではなかった。働き方改革と言うスローガンの元、コンプライアンスと言う不気味な呪文が詠唱された事により、昭和的な思考は徹底的に否定され、ITリテラシーが低く古き良き時代のやり方を信仰して来たオヤジ達は次々と排除され淘汰された。
逆にとりわけ能力も無ければ仕事への熱意もなく、何かあればすぐ体調を崩すかスマホに助けを求める若者達が過ごし易い環境を得て、残されたオヤジ達はそんな若者達を弱らせないように辞めさせないように、気を使いながら共存する日々も始まった。
そんな事を言ってる自分も例外ではなく、隙だらけの僕はこんな時代の罠にまんまとハメられ、何度かピンチに陥った。
そんな情け無い僕をいつも救ってくれたのは多分山だった。
富山に来て少年の様にワクワクしながら北アルプスを登っていたのは最初の一年ぐらいで、その後は、山は仕事で何か嫌な事があった時の逃げ場になっていた様な気がする。
山を必死に登ってヘトヘトになって壮大な景色を拝むと頭が空っぽになったし、一日中一人で山を歩きながら、ひたすら仕事の問題や課題を整理して、嫌な事や自分にとって都合の悪い記憶は山に廃棄した。そうする事でまた一週間仕事を乗り切る事が出来た。
今の僕にとって山登りはもはやエンターテイメントでもなんでもない。残念な例えではあるけど病院や避難所に行く感覚にも近かった。特にこの一年を振り返ると僕はずっと山に助けを求めて、山を登り続けていた気がする。
昨年の秋も深まった頃、いつもの様にゼイゼイ言いながら山を登っていたら、何故かある昔の出来事を思い出していた。
「お客さん、リストラされる人ってどんな人か知ってますか?」
「はい?」
「お客さんはまだ若いから分からないかもしれないけど、年をとるとずっと続けて来たやり方や考え方を変えろって言われてもなかなか変えれないし、何か新しく覚えろって言われてもこれが簡単に出来きなくなってしまうもんなんですよね。これまでそんなお客さんを何人も見て来たし、自分もその一人だったからタクシーの運転手をやってるんですけどね」
あの時の僕は酔っ払ってて、この運ちゃんの長話を半分聞き流していて今にも寝そうだったし、オッサンにもなるとそんなものなのかとあまり理解もしようともしてなかったけど、
実はそう言う事だったのかと、今の自分の心境に妙にしっくり来たし、ずっと晴れなかった心のモヤモヤがスッと取れた気がした。
今僕に必要な事は、ひたすら山を登って山に避難する事ではない。目の前で起きている事から目を背けずに、この急激な時代の流れに取り残されない様に、うまく身を委ねる事なんじゃないかと。
僕は仕事で自信があったし、仕事がとにかく好きだったし、人一倍苦しんで努力をして来たと言う自負もあった。だからきっと過去の栄光にいつまでもすがろうとしていたのだと思う。
でも、もうそういう思考が通用する時代じゃないんですよね。
これまでの自分を肯定も否定もしながら、身の回りで起きている出来事を素直に受け入れ、新しい価値観を持った人達を認める勇気を持とう、今自分に必要な事は変化し、様々な事に適応しながら進化する事なんじゃないのかと。
去年で富山の生活は終了する気がしていたけど、どうやら今年もこの生活は継続されそうで。
今年の自分がどうなるのか見当もつかないけど、なんだか去年よりはきっと上手くやれそうな気がしている。
この御来光の輝きを見つめていたら、仕事でもう一旗上げてやりたりと久々に思えて来た。
山は決して逃げ場なんかじゃないけど、もう少し会社で上手く立ち回れる様に頑張ってみるので、もし挫けそうになったらその時は少しだけでもいいからまた助けて欲しいし、僕が少しでも前向きなままでいれる様に背中を押し続けていてくれないかと、山に願うわけです。
AM5:40 今回もいつも通りつるつる温泉側から
・一年ぶりだケロ
・日の出山登山口。東京でも朝はとても寒い
・闇の登山道。地味にしんどい。登り納めの疲れが取れて無くて…(言い訳)
・ジワジワ明るくなるのがいい感じ
・山頂まで行かず、この先の朝日で照らされてる中腹辺りでいつも御来光を拝んでおります。
・AM6:25 いつものポイントに到着。すでにここでスタンばってる方もボチボチ
・座って日の出を待つ。所々破れて、接着剤でソールとかを補修しまくっている靴を眺める。履けなくなるまで履き潰す予定
・いい空や〜。日の出までもうちょいかな
・なんかチョイ光ってきた
・いよいよ来ました!
・AM6:52 明けましておめでとうございます!2023年の御来光です。今年も平和でいい年になりますように〜
・この山で6回目の御来光〜
・今年は娘が受験なので、この御来光のご利益でなんとか乗り切って欲しいところ。
・なんかずっと見ていられるわー
・AM7:05 御来光を拝んだらお次は山頂へ移動。そしてその後は御岳山へ初詣へ向かう予定。毎度のパターンです
・相変わらず過酷な階段地獄
・山頂はすぐそこ。写真撮ってたら二人に置いていかれた(汗
・AM7:30 日の出山山頂。とても賑わっております〜
・ここに来るの何回目?
・朝の太陽って本当にキレイ。来年もまた来れたら、今度は山頂で御来光を拝もうかな。でも人が多いしなぁ
・と言う事で朝ご飯の準備
・今年の初ヌードル
・新春初おでん
・大根がたまらん
・AM8:10 朝ご飯を食べたら、今度は御岳山へ縦走開始
・朝の散歩は気持ち良い
・照らされる葉っぱ
・登山道のすぐ横は地味に断崖絶壁。落ちたら面倒くさそう
・こんな場所でこんな落石食らったら、相当運が悪い
・いつも元気な二人
・杉林が朝日でキラキラしてる
・昨年より参道が賑やかで一安心
・ここからまた階段地獄へ
・なかなかシンドイ…
・AM9:05 やっとで山頂の神社へ〜。神頼みでよく拝ませて頂きました
・古い登山守りを返却して新しいのを購入して差し替え
・自分→吉 奥さん→吉 娘→凶
娘さん今年の受験大丈夫なんだろうか…
・AM9:15 お参りが終わったらまた来た道を戻ります
・いつもここに寄り道
・茂みから見てた
・下りはのんびりと〜
・こんなのいたっけ?
・AM11:15 下山後は毎度恒例のつるつる温泉にて初風呂!
温泉はいい感じだけど、何故か相変わらず洗い場がめちゃ寒いし、今回やっとサウナが使える様になっていたけど、狭くてヌルくて少々清潔感に欠けて正直イマイチだったかもなぁ。でも水風呂は冷たすぎでキンキンでした〜
・帰ってお雑煮とおせち料理を頂く。新年早々本当にいい正月過ぎるです
・奥さんも娘さんも今年も新年早々お疲れ様でした!そしてストーブ大好きウサギ
・正月休みはずっとライ君と一緒で幸せすぎなんです〜
と言う感じで今年も無理し過ぎない様にボチボチ頑張りますので、よろしくお願いします!健康には気をつけましょう
ではでは
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