勝山スキー場跡からピストンルート
登山日 2023/3/11(土)
総歩行距離 8.6km/累積標高差↑1224m↓1224m
体力度★★★☆☆
危険度★★★☆☆
絶景度★★★★☆
※あくまで個人的な感想と計測
【コースタイム 】
・登りCT3:50 →結果3:03
・下りCT2:50 →結果1:45
・トータルCT6:40 →結果4:48
※トータルに昼休憩時間は含まない
【登山口と駐車場】
勝原スキー場跡の無料駐車場があります。100台ぐらい駐車可能?トイレもありますけど冬期は閉鎖かも。人気のせいかすぐに満車になるみたいです。
【地図等の詳細データはヤマップにて】
https://yamap.com/activities/22905995
荒島岳から白山を眺めに
ちょうど三年前、半分山登りが目的で単身赴任を快諾して富山に来たわけだけど、山登り好きの自分にとって北陸と言う場所は想像以上に魅力的な場所だった。
最初は北アルプスばかり登るつもりだったけど、実際に蓋を開けてみると北陸には北アルプス以外にも自分の知らない未知の山域が広がっていた。
そしてそんな山域の一つが白山連峰だった。
初めて白山エリアに進出した時は、予備知識が無さすぎた事もあり本当にワクワクしたのを今でも覚えている。
白山は一つの山ではなく幾つかの山の集合体でとにかく雄大で巨大。例えるなら北陸の八ヶ岳や御嶽山の様な場所で、北アルプスを登っていると、いつも遥か遠くの地平線に大きな雲の様に白山の峰々が見えた。
白山の自体はとても人気の登山スポットで、夏には交通規制が行われる程沢山の人が登りに来るけど、その周辺にも様々な山があり、初心者を近づけない様な、玄人好みな雰囲気が漂っている。登ってみたい山は沢山あったけど、殆ど行けてないのがとても心残りで。
関東からは遠すぎて、あまり馴染みの無い人も多いかもしれないけど、白山連峰は山登りを語る上では絶対に外せない場所である事には間違いなく、毎年一度は訪れたい場所だと思う。
今回そんな白山をまた登りたくなって、というか、
ちゃんと眺めたくなってその隣にある荒島岳に登りに行く事にした。
僕はこの山についてあまり深く考えた事はないけど、標高が1500m程しかなく、なんでこんな低くて地味な山が日本百名山に選ばれたのかって言う人もいるらしい。
一説では日本百名山の著者である深田久弥の地元で、幼少期からこの荒島岳を見て育ち、親近感があると言うか、お情けで百名山に選定したのではないかと言う説もある。
二年前にそんな荒島岳を見てみたくなって登ってみたものの、あいにくの悪天候となり登頂はしたものの、真っ白で何も見えなかった。そのせいか日本百名山感はやはり僕にも感じられなかった。
荒島岳もまた夏よりも冬の印象が強い山で、本来であれば山頂からは白山や北陸の山々を一望する素晴らしい冬の大パノラマが広がるらしく、やはりどうしてもそれを拝んでおきたくてもう一度荒島岳を登ってみる事にした。
もしかしたら今回がラストチャンスかもしれないから
・やたらと恐竜推しな道の駅でトイレ休憩&スタンバイ
・やたらと恐竜推し
・やたらと恐竜推し
・では、GO TO 荒島岳
大野富士と呼ばれるだけあっていい感じに尖っているけど、その横に伸びる裾野に色気を感じるのは僕だけ?
・予想以上にいい感じの荒島岳に接近中。前回は曇ってその全貌が見えなかったから、今回はそれが見れて嬉しい限りで
・この鳥居見覚えアリ
・AM6:30 既に混み気味な登山口の駐車場。まあまあ早く来たつもりだったのに。これが百名山の恐ろしさか
・電話BOXを入山届けのポストに再利用。SDGsです
・荒島岳の全貌。妙に楽勝感が漂ようのは気のせいか
・AM7:10 ではスタート。写真では分からないかもですけど、いきなりかなりの急登。この先を突き当たったら斜め右に上がっていく(汗
・あさひ
・グズグスの残雪坂
・折り返して更に登る。雪がちゃんと乗ってきた。
・そして更に折り返すと結構急モードに(汗。ギリノーアイゼンで粘ってみる
・AM7:45 急登バトルの末、最初のチェックポイントであるリフト終点跡の広場に到着
・ここが登山口なんてなんかおかしくないか
・あぁ、しんど…。汗もスゲーかいてビシャビシャやし、休憩しがてらアイゼンを装備
・ここからはブナの樹林帯に
・ていうか、もはや冬じゃなくて残雪期。暑いし雪グズグスやし、地面露出多数でなんか不快
・これを長いととるか、短いととるか
・またドンドン急登化して来ておりまして…
・ナゲーし
・急登がますますエスカレート。スゲー登らされてます
・アンドナゲーし(汗。
汗が滴りまくって目に入りまくって痛い…。頼むからもっと風吹いてくれよん
・ダメや、魚津市民は魚津のお茶で回復するしかない!
・やっとでちょっと緩やかになってくれた
・目の前にデッカい荒島岳がいるんだけど木が邪魔でよく見えん
・どうやら樹林帯の直登は終わった模様
・横を見ると白山丸出し!コレが見たかった
・なんか見覚えのある壁みたいなとこ…。多分ここが「もちが壁」って言うとこなんだと思う。ここから先は難所の連続だった様な
・ピッケル出すか非常に迷ったけど、ストックで行ってる人もいるからストックのままイキます
・なんか上から人が降って来そうで…
・振り返ると結構な高度感!
・山頂はあの先か。二年前は真っ白で何も見えんかったけど、こう見ると実はなかなか凄いとこ
・なんか凄い坂を皆さん登ってます(汗
・連発急登チャレンジ。しんどいです(汗
・神々しい白山が常に見えていてワンダフル
・階段状に急登が続く稜線。なかなか面白いし。色んな意味でアツいです
・このとんでも急登が最後?ちなみに右手に滑り落ちると結構ヤバめなのでご注意を。ピッケル推奨
・AM9:55 急登を登りきると中荒島岳。ちなみにこれまでの壁みたいな急登ゾーンはやはり「もちが壁」って言うとこだったみたい
・1500mの山とは思えない雪山の風景が広がる〜。あの稜線の先が山頂か
・登るのしんどいけどかっこいいからユルす!
・こんなとこを登ってきてます
・山頂まですぐかと思ったら地味にまだ登らすし(汗
・そしてついに
・AM10:12 登頂完了!前回は真っ白で虚無だっけど今回は青空でリベンジでけぇた
・埋もれ気味百名山
・山頂は白山展望台!あったかくて皆さんマッタリ。今日リベンジして本当に正解。ちょっと暑すぎたけど
・しかし白山がミラクルにきれい。次に行けるのはいつだろうか、しみじみ。
まんなかの窪んでるとこの左側が白山御前峰で右側が別山なんですね
・経ヶ岳方面もなかなか見応えあり。登った事ないけど
・振り返って白山と反対側の眺望。向こうに見える白い山は能郷白山。未踏の山域で、行っておけば良かったと眺めながら少々後悔
・山頂からあった側の稜線は「新下山ルート」。ちょっとそそる
・AM10:35 大パノラマ展望にお腹いっぱいなんでボチボチ下山開始
・ワンダフルな白山を眺めつつも滑落しない様に慎重に下りまっせ
・登って来る人達の顔が死んでます(汗。なんだかんだでずっと急登な感じのルートなんでそりゃ辛いわ
・時間も余裕だし、途中で登り返して寄り道
・AM11:08 登りきるとシャクナゲ平って言う場所へ。登りは巻いてパスしたピーク。特に何かあるかって言ったら何も無いんだけど、ここは分岐で小荒島岳へのルートにも行けるんですよね
・後はまたこの急で長い稜線をドバーッと下るだけ
・残雪期ってグズグスで本当に不快(汗
・下りはあっちゅうまで楽チン
・AM12:14 ゴールです。本当に大人気な荒島岳でした
・やたらと恐竜推しな勝山市を移動して、朝寄った恐竜推しな道の駅へ帰る
・福井の名物のソースカツと越前おろし蕎麦とコラボで昼飯
・福井マップを見ながらデザートのソフト
・白山の表現がRPGのラスボスがいるとこみたいでそそる。それで荒島岳はどこ?
・やたらと恐竜推し
・帰りがてら金沢の金城温泉元湯へ。金沢で人気のサウナで、以前から行ってみたかったとこ
・ここの家族風呂の貸し切りセルフサウナがいいらしいんですけど、当然大人気で予約はずっと取れない。真面目に予約したいです
・通常は450円で、サウナな人は620円。石けんとシャンプーは無いからご注意。
デッカいバスタオルを渡されたので、サウナの人向けのバスタオルサービスかと思ったら、サウナ室で座る時に敷く用だった。こんなシステムは初。
時間が早いせいか、まだそこまで混んでなくて、4セットじっくり楽しみました。温泉もコーヒー色の茶褐色でとても良かった。金沢の温泉のお湯ってこんな感じが多いです
・サ飯はウチの近所の良く行くラーメン屋で。いつもそんに混んでないのに本当にウマイくてヘビーローテーション中
久々の晴れ予報と言う事で、どこの山に行くか迷いましたけど、ちょうど白山の事やガスりまくった荒島岳の事を思い出して本当に良かった。
白山は少々思い入れの強い山域だったので、今回は素晴らしい白山が拝めて満足!
雪の荒島岳は想像以上にいい感じでしたけど、凄く暑くて汗かきまくりで冬の終わりを感じました。もうボチボチ残雪期の始まりですね〜。
この春はどこの山に行くか悩ましいですけど、今月から来月は仕事や私生活が忙しくてバタバタしすぎて、まずそっちをなんとかしなきゃと奮闘中…。本当は山に行ってる場合じゃないんですけどね
ではでは
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